Sunday 20 July 2014

発情期のメス犬の行動








ヒート中(発情期)のアカ。


毎週、猟犬学校に通っているので、休ませたほうが良いと思い、先生に相談したところ、

「試験の時に、ヒート中のメス犬が居ることだってあるから、オス犬にとっては、良い練習になるわね。
気にしないで連れて来てください。」と。

うーん、この若い女の先生、度胸があって好き。

でも、オス犬たちは大変なことになっているわけで…


オス犬の飼い主の皆さん、ごめんなさい。

そして、オス犬たちよ、耐えろ!



そして、うちの近所だけではなく、小さな村全体が騒がしくなっており(メス犬の数が少ないみたい)

オス犬たちの脱走が後を断たない。


このニューファンドランドの仲間、ランドシーア犬もその一匹。
アカ、マイの遊びスペースにひたすらマーキング。



前にある一輪車が子供用なのではなく、犬が巨大。犬の頭部が私の肩くらいある。



体は大きいが、気立ては良い?

この犬のお家を拝見したことがあるけど、それはそれは立派な柵があるのに、そんなものも意味がないようで、連日来ておりました。

その度に、電話をして、飼い主が車で迎えに来る、という飼い主さんもヘトヘト。

その他、うちの前を通る散歩中の犬も、執拗にマーキングするので、うちの石垣の一部だけが変色していたり。。。


まぁ、そんなことは仕方ないのだろうと思うのですが、

3歳半になったアカの様子が今までと違うことが、気になっています。

今までは年に一回だった発情期が2回に。

そして、マイにマウントを繰り返す、そしてなぜかマイもアカにマウントするんです。

故意にお尻を向けて、匂いを嗅がせようとしている。

あんた達、一体何やってるの??と始めは驚いたんですが、

調べてみると、メス同士が擬似行為をするのは、よくある行動のようで、

ヒート中でなければ、マウント行為は犬の問題行為として注意するべきですが、発情期の場合は意味が違うと。

ホルモンの影響で現れる行動なので、どちらかの犬がストレスを感じたりしていなければ、
問題ないという意見が多いみたいです。

2頭飼い初心者の私は、ちょっと、不自然なんじゃないか?と口走り、

相方に、不自然ってどういうこと? と、きっぱり言われて、

あっ!と、どこかの大統領とか、どこかの経典みたいなことを口走った自分が恥ずかしくなったものです。




解決法としては、去勢させる方法がより効果的らしいですが、マイはまだ小さいし、

アカはお見合いのお話がちょくちょくあるんですよねー。

しかも良家から。(歴代猟犬の犬とか)

今通っている猟犬学校でも、ある飼い主からお誘いの依頼もあるんですが、なんかその犬、気が荒そうで、もうちょっとスマートな感じのオス犬がいいなぁーと、私が考えていたり、、

子犬を生ませるのも良い経験だと思うし、、、でも、そんな良家の子犬は、将来への期待が大きすぎやしないか、、、とか、

母としては、普通の家庭に貰われていくのが幸せなんじゃないのか、、、とか、

自分のことの様に考えている私。(大きなお世話だ!それより自分の人生を考えろ!とアカは睨む。)


まぁ、そんな計画もあるので、避妊手術は今まで考えてなかったのですが、今後の様子を見ながら考えるしかないと思っています。


一難去って、また一難、と、なかなか思春期の二頭飼いは大変だ。







Thursday 17 July 2014

暑いです、ドイツ。





es ist zu warm...


寒いのが嫌いで、南国に憧れていますが、

気温25℃が限界。



それに、年々湿度が高くなっている北ドイツ。

まぁ、日本に比べれば、なんじゃそりゃ?という程度なんですが、地元民には厳しそうで、、

典型的な北ドイツのおじいが、ハンチング帽を被って(それがそもそも暑いのでは?)、顔を真っ赤にして大きな自転車を漕いでいるのをよく見かけます。

そんな地元のおじい達が語るには、年々夫婦喧嘩が多くなったと。

いや、それは、暑さのせいではない。。




いや、こんなことを書きたかった訳ではないんだけれど、

もうヤル気が低迷しているのです。



keine Lust zu arbeiten.


何もかもを投げ出して、海にでも行きたいーという図。









Sunday 13 July 2014

オランダへ








行っていました。

が、



北ドイツとの違いがわからん!


そりゃそうだ。ここからだと、フランクフルトに行くより、アムステルダムに行くほうが近い。

南ドイツは外国だけど、エンシェーデは単なる隣り町に過ぎないと言う人が多い。




国道沿いで唯一目に止まった変わった建物。

干し草を貯めておく小屋なんだとか。これは、それを改造したもの。

屋根ごとすっぽり持ち上げ可能なんだって。



あとはなんだろ?

人がドイツより、オープンな感じ。

大らか、愛想がいい、明るい。 
(って、ドイツの悪口言ってるみたいだなー。言ってるんだけど!)


ユーモアのセンスもある。

あと、オランダに限らないのかもしれないけど、ロータリーと言うのか、信号代わりにぐるぐる回る交差点、あれの二車線タイプのシステムがいまいち分からない。

ロータリーから抜けたい時は、あの短距離で二回指示機を出すくらい注意が必要なのが、怖すぎる。

スペインでは、3車線道路から2車線ロータリーに接続してるタイプがよくあるらしく、

スペイン人にどうやって機能するのか聞くと、”なんとかなるのよ!”

陸続きだけど、ヨーロッパ連合だけど、それぞれがそれぞれのやり方を通してて、島国日本人はびっくりさ。


これからちょくちょく通うことになるので、もっと真面目に観察したいと思います。


それにしても、ゴーダチーズ食べ過ぎたー。







Tuesday 8 July 2014

生理痛に効くハーブティー








今日は南米のハーブの紹介を。


私のハーブ園、やっと3年目。



今年は、いや、今年も雨が多い北ドイツなので、
特に乾燥した暖かい土壌を好むハーブの成長が常に心配。

砂を混ぜて水はけを良くしたり、大きな石を回りに並べて、太陽熱の保存を試みたり、

大事に大事に育てていても、 先日のような大嵐、5セント大の雹が降ってきたら、茎ごと倒れてしまって、かなりショックです。

もう移植ゴテを投げて、ふてくされて、キューバに移住してやる!と固く誓うのであります。




それでも、健気に立ち上がる植物たち。

これは、Salvia elegans

Honey Melon, Melon sage 、メロンセージ、ハニーメロンセージ と呼ばれる

メキシコ、グァテマラ原産のハーブです。

セージではありますが、セージのような特徴のある味はなく、名前のとおり甘い香りが特徴。

この小さな赤い花を蜂と一緒に吸ってるだけで、幸せになります。

フルーツサラダに散らすのも定番。





こちらは、lemon verbena (Aloysia citrodora)

レモンバーベナ。和名は香水木、防臭木。ペルー原産。

名前のとおり、香りの良いハーブです。

効用も、 鎮静、緩和、消化管機能調整、解熱、殺菌、殺虫、とあり、色々な場面で活躍してくれそうだったので、去年から栽培を始めました。

普段は、ヒソップなど、香りの控えめなハーブと合わせて、お茶にして飲んでいたんですが、

なんとなく私の体に合いそうだったので、生理痛の時に試してみました。

小さじ一杯のレモンバーベナと、薄切りにしたショウガを数枚、(好みでハチミツ)を、
5分以上浸してから、一口ずつゆっくりと服します。

冷や汗、悪寒を伴うような、ひどい生理痛の時に効果がありました。

こういう時って、自分が好きな香りや味のものしか受け付けなくなるので、レモンと生姜の香りなら普段から慣れているので採りやすいと思います。



どちらのハーブも、鉢植えでも簡単に育てられますが、ドイツの冬は残念ながら越せませんでした。

冬は暖房の入っていない明るい部屋で冬越しさせます。

刺し木でどんどん増やせるので、一株もあれば十分活用できますよ。




最後は私の野菜畑。

今年のモットーは欲張らないこと!

なのに、既に詰め詰めになってきた7月であります。



というわけで、今日は南米の風がどう吹くのか。
一人+二匹で自宅観戦。








Saturday 5 July 2014

犬プールから、犬の喧嘩まで







犬と生活していると、毎日いろんなことが起きて(起きすぎて)、季節に構わず、何かといえば
外を走り回っている感じですね。



アカ&マイの初めての共同作業で掘った穴。

結局、何にも使われず、そのままになっていました。

はて、何かいい方法がないかと、暑くなった午後に雨水タンクの水を張ってみました。



即、犬プールに。

泥プール



こんな犬、飼ってたっけ?最後にはこげ茶色の犬が完成。


こんなのんびりした一時から、事態は急展開します。

始めは楽しく戯れていたのに、次の瞬間、唸り声を上げながらの喧嘩。

少し前から気にはなっていたのですが、遊びが長くなりすぎると(人間が側にいると、二頭とも何かしら遊びを見つけては、お互いの感心を引こうとします。犬のみだと、好きなところで寝転がっているのですが。)

どんどんエスカレートして、最後には喧嘩になることが多くなってきたんです。

二頭飼いの危機かなと、心配が募るのみで、最悪の事態に陥る前に専門家に相談することに。


アカの猟犬学校の先生、もう一人女性の先生がいるのですが、動物行動学を学んだ人でもあり、
事情を話したら、一度見てみるから連れておいでと言ってくれました。


まったく人間は関与せずに、10分ほど先生の犬(ジャーマンショートヘアード)と一緒にさせて、
観察、観察、観察。



アカが二匹?!

心配で落ち込んでいた私に、肩をポンと叩くように

ふっ、大丈夫よ!

と、理由を説明してくれました。

まだ子犬とも言えるマイは、遊びたい盛り。それに性格が度胸があるタイプだから、どんな犬にでも
アタックしていく。でも、遊び方をまだ良く知らないから、行き過ぎることが多い。

一方アカは、そんなマイの挑発に、ついつい乗ってしまうお転婆娘。そして、遊びがエスカレートしても、やんわりと嫌と言えず、イザコザになってしまう。

ま、どっちも単なる経験不足ね!

ということで、毎週学校の始まる前に、先生の犬と遊ばせて、アカはNOと言える練習を、マイは遊びたくない犬には近づかない練習をさせてもらうことになりました。




元野良犬のマイ、普通の家庭犬として育った犬とは違う行動が多々見られることに関しては
全く触れられず、犬同士の関係のみを見て、判断したこの先生の姿勢には、感銘を受けましたね。

犬同士って、ホント大きさや犬種に関係なく、鼻でクンクンするだけで、世界を解明してしまう能力を持っている。

私もそんな鼻が欲しいもんだ。



夏毛に変わったマイ。

ちょっと成犬らしくなったかな。

うちに来たときは、冬毛でモコモコしてはいたけど、体はほとんど骨と皮だった。

アカ姉さんの女子プロ講座で、肩の筋肉が付いてきた。


確かに、その先生の話しでも、ロシアや東欧から来た犬の飼い主が、ドッグスクールに来て、
嘆いているようです。

なかなか普通の家庭犬に成りえないって。
リードなしで歩けないって。

マイもフリーにするとすぐに逃げてしまう(見るからに逃避という感じで)ので、まだリードは外せません。
飼い主、私との繋がりも、まったく消えてしまったと思える場面も、ちょくちょくあります。


それでも今はそれでいいかなーと思っています。

少しづつ、少しづつ、私達なりの関係を築いていければ。