Saturday 31 August 2013

秋は、ヨーロピアンパーチ Flussbarsche im Frühherbst






秋は、夕暮れ。




に、ヨーロピアンパーチ。




夕日のさして、



ヨーロピアンパーチ。



いとをかし。









この2年間の釣り経験から、同じ川でも場所によって魚が餌にしているものが随分違うことが分かってきました。

ある所では、まったくルアーには掛からず、餌釣りしてみると釣れたり、

ご飯時↑になんですが、お腹を開けてみて納得することが多い。

ルアーに掛かってくるタイプは大体ザリガニや小魚を丸飲みしていて、餌釣りで釣れたタイプは

虫というか”これゴミか?”という物がお腹から出てくる。

そして味がいいのは、やはりカニや魚を食べているタイプ。 当たり前かー


今熱い、この大きな木が目印のポイント。夕暮れ時の1時間くらいが勝負。

今年の夏はやたらと晴れの高温が続いたり、大雨が続いたりと安定した”北ヨーロッパの夏”では

なかったので、ここに来てやっと”秋のパーチ”の活性が良くなってきた。


今日は3回もバラした。。
久しぶりにベイトリールに切り替えたから、早く巻けない。







Thursday 29 August 2013

Igel ハリネズミに出会ったら…







ハリネズミに出会ったら、


そっとして置きましょう。

あか犬には重々に躾けました。

でも、これは庭での話。

道路で出会ったら、道路脇に避けてあげましょう。

ハリネズミは驚いてしまうと、20分くらい丸くなって動かなくなってしまうので、次に来た車に

ひかれてしまうことが多いそうです。

その他、怪我をしていたり、病気にかかっていたり、巣から離れた赤ちゃん、冬眠の季節にうろうろ

しているハリネズミには、助けが必要です。

こちらのサイトに詳しい処置法が載っています。(ドイツ語、英語)
Pro Igel

もしくは、お近くのTierarzt か Tierrettungに連絡してみましょう。



今日も散歩の途中で交通事故に遭った野うさぎを見かけたんですよね。

うさぎは目が側面に付いているので、車のライトがどこから来るか読めないみたいです。

私も何度もうさぎに横切られてドキッとしたことがあります。

避けたと思っても、次の瞬間また飛び込んでくることが多く、完全に居なくなるのを待つのが無難。

鹿の場合は一頭目が横切ったと思っても、二頭目が続いて出てきたりすることが多いです。


どれも、スピードさえ抑えていれば避けられる事故。


ここに来て、教えられたのは、ハンドル切るな、ハンドル握り締めて突っ込め、です。

避けられない様なスピードを出していた自分が悪い、十分悪夢でも見なさい、

下手にハンドルを切って自分が事故に遭いたくないでしょ? と。



夕暮れ時の田舎道、畑に挟まれた道、森に挟まれた道、速度を落としましょう!!

Fahr langsam, bitte!








Tuesday 27 August 2013

家畜というかペットのフリーマーケット








最近行ってきた家畜フリマ。



この辺は馬が有名らしいので、馬がズラリと。

即買いする人なんかいるのかと思っていましたが、あらかじめ馬用のトランスポーターで来ていたり、

サドル持参で来ていたりと。本気で買うんだ。。



私はポニーやロバに惹かれる。子供に混ざって観察。



こんな子も居たり、


もこもこ感が堪らない、



おお、お前は一人か、、、連れて帰りたい。。


その他、子犬やウサギやハムスターなんかが続き、持ち帰りたい気分が上昇するばかり。

でも実は鶏を見に来たんだった。

日本の鶏がドイツで流行っているという噂を聞いたので、今後の為に偵察に行ったんです。

この辺が日本種だと言われて見てみて気づいた。

私、鶏に関する知識ゼロ。。 区別がつかない。

相方に”名古屋コーチンってどれよ?”って聞かれても、”確か、、茶色だったと思う。”

って、ほとんど鶏って茶色やん。

もう、、、出直してきます。





近所にいる馬。

この辺の物件見てると、”馬牧場付き”というのが多いんですね。馬を自分で飼わなくとも、牧場

のみを貸したりも出来るみたい。ということは、借りられるのか。。




羊はこれくらいたくさん居るのがいいなぁ。


夢は膨らむばかりです。







Saturday 24 August 2013

Hagebutte ローズヒップの季節









ローズヒップ、ドイツ語でハーゲブッテ(Hagebutte)

日本語に置き換えると、いろんな可笑しな意味を想像してしまう響きで、

これがローズヒップのことだと気づくまで随分と時間を要しました。


道沿いや森の脇、庭の片隅、あちらこちらで簡単に見つけられるこの植物。



赤い実を見つけると食べてみたくなるけど、食べられないものも多いし、加熱や乾燥しないと

食べられないものもあったり、赤い実には慎重でして。




この大きな実のタイプも活用できると知ったのは、随分経ってから。

水につけて煮込んでジャムにしたり、

半分に切って、種を取り除き、乾燥させてお茶にしたりします。

この種が曲者で、素手で触れると痒みを引き起こすので、作業中は手袋を着用。

ドイツの子供たちは、この作用を使って、種を友達の首元に突っ込んだり、お父さんのお風呂場用の

スリッパに擦りつけたりして遊んでいたそう。 ←真似しちゃダメですよ。





ウチの前の道沿いにも何百本と自生している。

なんで誰も採らないのー?と思ってましたが、

こんな面倒くさいこと、今時、誰もやりたくないでしょ。 という近所のおばさんは正解。


でも、せっかくこの時期たわわに実っているから活用したい。

真っ赤に熟した実だけを採りましょう。

薔薇なので刺にも注意。

wau wau









Friday 23 August 2013

マッチョなアングラー と、Tauwurm.





*こちらでマッチョとは筋肉もりもりという意味ではなく、男っぽい、悪く言えば男尊女卑的な人を指します。

*文章中にミミズに関する具体的な描写があります。苦手な方は絶対に読まないで下さい。




友達のF君とは、大学の同じ学科で、同じWG(ルームシェア)に住んでいたこともあり、かれこれ

長い付き合いになります。 私が釣り免許を取ってからは、一緒に釣りに出かけるように。


彼はどちらかといえば、優しく穏やかなタイプ。女の子の小さな相談事にも耳を傾けてくれるので

学校では女の子にも人気でした。

そんな優しさが災いをもたらすことも度々見かけ、私なんかは面倒だな、と思いつつも

かなり年下の弟みたいで、頑張れよ、とアパートの階段で肩を撫でてあげたことも。


さて、そんな可愛い弟との毎年恒例の釣り合宿。


ドイツでは Tauwurm (Lumbricus terrestris) と呼ばれる、15ー30cmの長さのミミズが

釣り用に販売されています。 長いだけではなく、太くてかなりグロテスク。

余段ですが、ヨーロッパ生まれのこのミミズ、ドイツでは近年減少している傍ら、外来種として

移り住んだ先のカナダで繁殖し始め、ドイツで販売されているこのミミズの殆どがカナダ産なんだとか。


F君お気に入りもこのミミズ。

一本だけでも大きいのに、彼はこれを3本使用。

まずミミズを針に付けるのではなく、専用の通し針を使ってミミズを釣り糸に通す。

二つ目のミミズは針にグルグル巻きつけるようにして、ミミズ団子の出来上がり。

三つ目のミミズは針にダラーンと引っ掛けて、巨大ミミズ完成。

この自然界ではありえない巨大ミミズをぶらぶら揺らしながら、こっちはもうゲーッとなってるのに

嬉しそうに笑ってるF君。


魚の居そうな場所に投げ込み、ぶっといジョイントでも楽しみながら、後はデカい魚が喰いつくのを

待つばかりだ。と、デーンと股を広げて座っている。


浮きがピクピクしているから、おいF、お前さんの浮き!と言ってやっても

ケッ、小魚の野郎が!俺様のミミズで遊びやがって。

アタリを感じたら、後ろに仰け反るように竿を上げる。(おーい、そんな大きい魚ここには居ないよー)


もう、あんた誰?状態ですよ。

車に乗ると人が変わるという人は見たことあるけど、釣りでも人が変わるんですね。


で、成果のほどは、確かに大きめの魚は上げているが、数が少ない。。

そんな巨大ミミズ、魚も怖いって。




くわばらくわばら。



私はその横でスピナーベイト。



一昨日の川に写り込む満月。

そろそろ夜釣の季節も終わりに近づいてきました。夏も終わりだなぁ。










Friday 16 August 2013

湿地帯 (Moor) で子供と遊ぶ






我らがニーダーザクセン州には湿地帯がたくさんあります。

湿地帯に興味がない人も、この地に足を踏み入れるとどこかで沼に足を突っ込むことになります。

調べてみると、他の州で20足らずのところ、ニーダーザクセンには269ヶ所の湿地帯があるとか。

凄くないですか?沼だらけ。。道理でローマ軍さえ攻めて来られなかったのか。





こんな感じの風景。

木も生えず、枯れ木が横たわる沼の風景に、始めは恐ろしくも感じたものです。

前にも書きましたが、冬になるとここに鶴が冬越しにやって来ます。


さぁ、夏は何があるかな?



ベリー類!

ラズベリーに、ブラックベリーに、ブルーベリー。

なぜ湿地帯にベリー類が繁殖し易いのかはよくわかりませんが、泥炭、ピート(ドイツ語でTorf)

100%の土地なので、普段見るものとは違った植物や動物に出会えます。




うちの庭にもあるけど、実の大きさが全然違う。

ブルーベリーは刺がないので、子供と一緒に摘むのはとても簡単。

若い実はなかなか採れ辛く、熟しているものはすぐに採れるところも、子供でも簡単に見分けられて

自分でホイホイ採れてしまう。虫がほとんど付いていないのも良いところかな。



湿地帯を廻る観光用のトロッコ列車みたいなものもあるけど、

これじゃ、木の実は探せない。

がんばって歩こう。



ドロドロ体験も出来るよ。

泥土浴療法という言葉もあるくらいだから、体にもいいのかもしれない。



ドイツの湿地帯:http://de.wikipedia.org/wiki/Kategorie:Moor_in_Deutschland

ニーダーザクセンの湿地帯:
http://de.wikipedia.org/wiki/Kategorie:Moor_in_Niedersachsen




追伸:
夏の湿地帯に半ズボンで挑んだ私達。見事に足が水玉模様になりましたとさ。

日中でも蚊が凄いです。 誰か、虫に注意なんて書いてなかったっけ?







Wednesday 14 August 2013

森の中で子供と遊ぶ






訪問客が帰ってしまい、一気にガラーンともぬけの殻のようになってしまった我が家。

とにかく朝から就寝まで子供パワーに圧倒されていましたからね。

今日からまた訪問客が続くので、束の間の休憩だと思って、この寂しさを乗り越えようと思いますが

この夏の賑わいに比べて冬の誰も訪ねてこない沈黙の日々を考えるとちょっと恐ろしくも。。



この一週間、子供たちと遊び回っていたので子供シリーズを綴ってみます。


一応前日にどこに行こうかと計画みたいなものは立てておいても、”せっかく庭で楽しく遊んでいる

から、”と、結局特別なところにはどこにも行かなかった私達。

周りの人から、色々と助言も貰っていたんですが、結果的に大人達(私達)が乗り気じゃなかったん

ですね。。人混みに出かけるよりも、近くの森や川で十分じゃないと。

午前中は庭で遊び、午後は近くの森へというコース。


さて、ドイツには森がたくさんあるイメージですが、殆どが人の手の入ったもの。

私も思いつくところでは南ドイツの黒い森くらいしか出てこない。

でも、探してみるとポツポツと小規模ではあるけれど、原生林が残っているんです。

地図を広げて、"Urwald" となっているところを探します。





まずは、森の入り口や道沿いでよく見かける Springkraut (Impatiens)

種の房の部分を手で触ると、パチッと弾けて房の部分がクルッと丸まります。

大人の手でもびっくりするくらい弾けるので、子供には楽しくってしょうがない。自らより大きな房を

探してはキャッキャと喜んでました。そして忘れた頃にまた見つけては遊び出す。どこの森でも自生

しているので、まさに子供の”どこでもおもちゃ”。

庭に雑草化すると、この弾けて飛ぶ種が困りものなんですがね。。



これも同じ仲間で、ヒマラヤ辺りからやって来た Drüsige Springkraut (Impatiens glandulifera)



2m近くの背丈。


花がとても可憐。もともと園芸用に輸入されたのが、自生し始めたそうです。

みんなで種を集めてきました。



原生林ならではの、樹齢何百年?の巨木。

みんなで手を繋いで木に抱きつく。絶対やるよね、これ。


あら、キノコもそろそろ出始めた。



どちらも食用の Dickröhrlinge (Boletus)


そろそろお腹も空いたし、晩ご飯はキノコパスタにしよう!








Friday 9 August 2013

小さな訪問者







只今ベルギーから友達家族が来ていて、バタバタ。





4歳の双子ちゃん、かなりパワフルです。。

子供のいる御家族って毎日がこんな感じなんでしょうね。一日過ぎるのが早い早い。

ご飯食べて遊んで遊んでご飯食べて遊んで遊んでご飯食べたらもう夜。

エネルギーを貰いつつも、吸い取られている気もする。

でも、こんなかわいいプレゼントしてくれたりすると



花と私の髪の毛で人形を作ってくれた。

疲れもどこかに飛んでいく。

双子ちゃんのお母さんは薬草学療法の学者さんで、仕事をしながらこんな毎日を送っているなんて

私には想像も出来ません。

夜はゆっくり話が出来るので、色々なプロジェクトや薬草に関する話をしてくれる。

話の内容もおもしろいんですが、こんな女性パワーを見せてもらって、こちらもフツフツと力が沸いてきております。








Monday 5 August 2013

ドイツの新聞に掲載されました。







先月の”日本人が村にやって来た!”件で、盛り上がりをみせた北ドイツの小さな村。

色々な人の策略や、伝言ゲームが行われた末、先日私のもとに新聞社の方が来られました。






この人紹介、みたいなコーナーだったので、私の経歴紹介が半分以上になってしまいましたが、

日本は釣りが盛んなこと、こうやって”ドイツの釣りを我が村から世界に発信しているブログ”(恥っ)

を通して、日本の釣り雑誌ライターが訪れたこと、なんかに触れられています。


まさか釣りブログでこんなことになるとは思っても見なかった展開ですが、

少しでも日独釣り交流のきっかけになってくれればと、そして日本人が一人こんな田舎で

面白いことやってるんだな、と受け止めてもらえればと思います。


個人的には、亡き父との釣りの思い出が言及されていて、ちょっと嬉しかったです。 
もうすぐお盆ですからね。

そんなことも釣り話以外ではなかなか取り上げてくれないものなので、これも釣り繋がりのおかげ。



どんな人が訪れてるの?という質問で、

ドイツもしくは海外に住んでいる日本人や、またその土地で釣りをしている人達とコメントを通して

交流していることも挙げられ、インタヴューに来られた方も”誰がこんな小さな川の釣りに興味が

あるのか?と不思議そうでした。


いや、私だって初めは誰が読んでくれるのか分からないし、ネットには不慣れだし、、、と消極的

でしたが、コメントを下さる皆様のおかげでなんとか続けて来られたので、

ここで改めてお礼させていただきます。


いつもありがとうございます! そしてこれからも宜しく!!









Thursday 1 August 2013

夏のレジャー ドイツの噛む虫に注意







このところの夏日和と午後の夕立で、暖かくて程よい湿り気を保っているせいか、

虫が増殖、活発になっている気がします。



例えば、この虫。



Pferdebremse (Tabanus sudeticus)

アブの仲間。

日本のアブより体が小さく、ハエを細長くした感じ。

家畜の血を餌にすることから、熱を持った動くものに反応します。

よくあるのが、川辺や森へ車で乗り入れた瞬間に襲ってくることがあり、そんな時は数分車の中で

待機すると自然に離れて行きます。



そして、都市部でも見られる

Echte Wespen, Erdwespen (Vespinae)

ハチミツを作らない蜂なんて言われたりもしています。

Erde(土)という名前から、地面に巣を作ることもあり、知らずに踏んでしまうと攻撃に合うことが

あります。


どちらも刺されると、かなり痛く、後に不愉快な痒みに襲われます。

特にお子様連れの方は注意が必要で、もし大群に遭遇してしまったら、上着を頭から被せて

子供の目と口を手でしっかり押さえてください。

動くものに反応するので、慌てて逃げ惑うよりも、肌の露出を避けゆっくりと避難することをお勧めします。



その他、嵐の前のムッとした頃に現れる

Gewitterfliege
Fransenflügler (Thysanoptera) 日本語ではアザミウマと言うそうです。

体長1mm以下の小さな虫。噛まれても痛いと言う訳ではないけれど、非常に不愉快な存在。



後は、有名なZecken (Ixodida) マダニも湿った草むらが大好き。

出来れば長靴をお勧めしますが、なければ靴下にズボンの裾を突っ込んで対応できます。

ダサいなんて気にしない。



そんな虫だらけの自然の中に行くのは嫌だーなんて言わず、存在さえ知っていれば落ち着いて

対処できるもの。

荷物が多くなっても、ウインドウブレーカーや合羽、靴下を持ち歩くことをお勧めします。


 快適な夏のレジャーを楽しみましょう!




木登り犬
子供と犬は真の挑戦者だ。

ウチの犬も一度蜂の巣を突ついて以来、慎重になりました。。