Saturday 5 July 2014

犬プールから、犬の喧嘩まで







犬と生活していると、毎日いろんなことが起きて(起きすぎて)、季節に構わず、何かといえば
外を走り回っている感じですね。



アカ&マイの初めての共同作業で掘った穴。

結局、何にも使われず、そのままになっていました。

はて、何かいい方法がないかと、暑くなった午後に雨水タンクの水を張ってみました。



即、犬プールに。

泥プール



こんな犬、飼ってたっけ?最後にはこげ茶色の犬が完成。


こんなのんびりした一時から、事態は急展開します。

始めは楽しく戯れていたのに、次の瞬間、唸り声を上げながらの喧嘩。

少し前から気にはなっていたのですが、遊びが長くなりすぎると(人間が側にいると、二頭とも何かしら遊びを見つけては、お互いの感心を引こうとします。犬のみだと、好きなところで寝転がっているのですが。)

どんどんエスカレートして、最後には喧嘩になることが多くなってきたんです。

二頭飼いの危機かなと、心配が募るのみで、最悪の事態に陥る前に専門家に相談することに。


アカの猟犬学校の先生、もう一人女性の先生がいるのですが、動物行動学を学んだ人でもあり、
事情を話したら、一度見てみるから連れておいでと言ってくれました。


まったく人間は関与せずに、10分ほど先生の犬(ジャーマンショートヘアード)と一緒にさせて、
観察、観察、観察。



アカが二匹?!

心配で落ち込んでいた私に、肩をポンと叩くように

ふっ、大丈夫よ!

と、理由を説明してくれました。

まだ子犬とも言えるマイは、遊びたい盛り。それに性格が度胸があるタイプだから、どんな犬にでも
アタックしていく。でも、遊び方をまだ良く知らないから、行き過ぎることが多い。

一方アカは、そんなマイの挑発に、ついつい乗ってしまうお転婆娘。そして、遊びがエスカレートしても、やんわりと嫌と言えず、イザコザになってしまう。

ま、どっちも単なる経験不足ね!

ということで、毎週学校の始まる前に、先生の犬と遊ばせて、アカはNOと言える練習を、マイは遊びたくない犬には近づかない練習をさせてもらうことになりました。




元野良犬のマイ、普通の家庭犬として育った犬とは違う行動が多々見られることに関しては
全く触れられず、犬同士の関係のみを見て、判断したこの先生の姿勢には、感銘を受けましたね。

犬同士って、ホント大きさや犬種に関係なく、鼻でクンクンするだけで、世界を解明してしまう能力を持っている。

私もそんな鼻が欲しいもんだ。



夏毛に変わったマイ。

ちょっと成犬らしくなったかな。

うちに来たときは、冬毛でモコモコしてはいたけど、体はほとんど骨と皮だった。

アカ姉さんの女子プロ講座で、肩の筋肉が付いてきた。


確かに、その先生の話しでも、ロシアや東欧から来た犬の飼い主が、ドッグスクールに来て、
嘆いているようです。

なかなか普通の家庭犬に成りえないって。
リードなしで歩けないって。

マイもフリーにするとすぐに逃げてしまう(見るからに逃避という感じで)ので、まだリードは外せません。
飼い主、私との繋がりも、まったく消えてしまったと思える場面も、ちょくちょくあります。


それでも今はそれでいいかなーと思っています。

少しづつ、少しづつ、私達なりの関係を築いていければ。







4 comments:

  1. 我が家の先代犬達もよく一緒に穴掘りしてました、 懐かしいです。

    2頭の関係は先住犬のパッチー(雄)がボスであると解ったのは 2頭でオモチャの引っ張り合いをして遊んでいる最中、パッチーが唸り始めるとエイミーはすぐ諦め パッチーをボスと認めたからです。
    犬社会においてはパッチーの方が気弱で臆病な犬だったのですがね。

    通常 母犬や兄弟犬達と過ごす期間で犬達は犬社会の掟を学ぶと言われてますから、早くから母犬や兄弟達を分かれてしまった犬は その加減が解らず不器用なのでしょうね。
    かと言って、保護犬達を一食たんにして 決め付けるのも間違っています。


    ですから保護犬、トラウマ云々には触れず、 犬社会の中の犬達を同等に見て話をするトレーナーさんの言葉は胸にしみることでしょう。

    訪問犬トレーニンググループの中に保護犬がいます。 ただ私とは別のグループなので詳しい事(保護された過程など)は解りません。

    そうですね、少しづつ焦らずマイちゃんとの絆を築いてくださいね。
    人間の焦りやイライラ感って 犬にすぐ伝わってしまいますよね。

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    1. いつもアドバイスをありがとうございます!

      散歩中に短時間だけ遊ばせるのと違い、24時間ずっと一緒に生活させると、色々なことが起こるんだと学ばされています。
      人間から見て、この犬同士は性格が合いそうだというのも、決めつけられないものですね。
      今回は、もしかしたらこの二頭はお互い認め合うことができないのでは?と本当に心配になりました。

      保護したのがロシアの個人的な団体だったので、保護された状況が明らかではないのですが、子犬のときに保護され、未認可の施設だったため、近所に気づかれないよう、オムツをされて隔離されていたことだけは分かっています。
      少し慣れたら、遊びグループとかにも参加しようと思っています。

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  2. 読んでいてどこかで聞いた話と思ったら、マイ嬢はうちの次女に似ています!

    彼女は昔からあまり手がかからず、親としてはひたすら長女に手こずった記憶が強いんですが、最近気づいたのは、彼女と私(母)の関係が実は非常に弱いこと。妹は姉(この場合アカ姫?)に対してはけんかもするし、悩みも打ち明けるし、とにかく結びついてる感じなのですが、私に対してはどう接したらいいのか分からない感じです。そして私も、なんというか、彼女のスイッチがどこにあるのか分からない…。

    というわけで、私も次女と少しづつ、私たちなりの関係を築いていけたらと思っています。akaさんも、頑張ってください〜。

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    1. あら、私も二人姉妹、そして次女であります。
      性格も育ち(回りにいた友達、学校)も全く違う姉妹で、思春期など話もしないサバサバとした関係でしたが、それでも深く繋がっている感覚が常にあり、それは母が居たからだと思っています。常に心配の種があるというか、、、母のことになると、そんな姉妹でも意見一致して、それぞれ違う関係(母と娘)を築いてきた割には、同じところを見てたんだなと可笑しくなります。
      そうですね、時間をかけて頑張りたいと思いますー。

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