他の犬と遊ばせるのもいいけれど、
”一緒に散歩に行く”効果って、大きいと思うんです。
犬同士だけではなく、家の中では警戒してしまう人でも、一緒に散歩に出掛ければ、仲間意識も芽生えて、その後も受け入れやすくなるというか。
と言うわけで、一緒に散歩してくれる犬大募集中のマイ。
今週のお相手は、ご近所に住む大先輩BB君。
飼い主さんとは少し前から知り合いだった相方ですが、WhatsApp(日本で言うLINEみたいなもの)のプロフィール写真を私に持ってきて、
「この犬なら、マイに合うんじゃない?」というのが始まり。
私もだけど、ペットの写真を使っている人が多いから、こんなことで繋がりが出来てくることも面白い。
霧雨&霧の中、13歳のBB君と近所をゆっくり2時間ほど散歩。
これくらいどっしりした犬さんとの散歩はまた味があっていいなぁと、犬だけじゃなくて私も癒されモードでした。
その前の週は、プレイグループと犬ペンションでお馴染みの仲間との散歩。
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おんなボス。宜しくっす! |
ところが、散歩の最初の段階で、おんなボスが消え、それに続いておとこボスも消え、、、
みんな一度そっちに走って行ってしまうけど、大体の犬がすぐに戻って来た。
犬に集合をかけて(総勢8匹)暫く待っていると、おんなボスが何かを咥えて戻って来た。
湯たんぽくらいの大きさのものに、ぶらぶらと長い棒がぶら下がっている。
あああ、蹄(ひづめ)が見える~
鹿の腿だったんです。
トレーナーでもある飼い主さんなので、どうされるのかしら、、と思っているうちに、
「みんな先に行って!」と。
仕様がなく、残りのメンバーで散歩を続け、家に戻ってもまだ帰ってきていない。
散歩の後のお茶会の準備が整っていたので、取り敢えずコーヒーだけでも飲むことにしたんですが、20分経ち、40分経ち、、、。
もう外が真っ暗になった頃に、これは懐中電灯を持って、探しにいかなければと立ち上がった時に、やっと帰ってきた。
「あー寒かった~。」と、飼い主さん。何があったんだろうとドキドキしていた私は、ちょっと拍子抜け。
何でもなかったかのように、「食べ終わるまで待ってたんだけど、その後も次々に鹿の死骸が見つかってね。だから長くかかったのよ。」と。
確かこの犬たちも、ポーランドから来た野犬で、普段見ている限り、落ち着いていて、家庭犬以上の聞き分けの良い犬たちですが、そんな新鮮で豪華な獲物を取り上げるというのは、無意味な行為のようです。どの道、絶対渡さないし。
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お疲れの様子。マイが毛を逆立てる度に、なになに?ってキョロキョロしていた。若い子に付き合うのは疲れるぜ。 |
私がおもしろいなと思ったのは、他の犬には分け与えなかったこと。
そして、マイも含め、殆どの犬が直ぐにそれを悟って、あっさりと戻ってきたこと。
一匹だけ、いつまでも欲しそうに付き纏っている犬が居ましたが、結局最後まで貰えなかったそうです。
気持ち良いくらいはっきりしている。
小さな職場なんかで、ちょっとした立場の差を大げさに正当化したり、不平等にやたらと敏感になったりしている人間社会に比べると、スカッとした気分になるのは私だけでしょうか(笑)。
そんな不条理のような、それでいて筋が通っているような世界に想いを馳せられるのも、散歩の醍醐味かな。