Sunday 16 February 2014

ドイツで犬探し






犬は犬と遊びたい。

人間もいいけど、やっぱり犬と遊びたい。




この3匹、Rudel 群れを作らないで、それぞれが好きなことをしているようにも見える。

それでも、やっぱり楽しそう。



ここに越してくるまでは、都市部の郊外付近を転々としていたので、散歩に行けば必ず遊んでくれる犬に出会える環境でした。

しかし、ここまで田舎に来ると、散歩しても誰にも会わない。鹿と雉にしか会わない。

田舎だから犬を飼っている所は多いけど、ことごとくお断りされた。

飼い主に”うちのは他の犬とは遊ばないから”って言われたり、

犬からは”ガルルルルー”と警告されたり。

この辺は家と家との距離も離れていて、犬は Hütehunde 番犬とか羊飼い用に飼われているから

遊んでくれないのは仕方がない。

なので、わざわざ待ち合わせして、こうやって友達の犬と遊ばせている。

それが出来て2週に一回くらい。少ないよね。

そしてオルガちゃんを預かったことで芽生えた、同胞がいれば、そういう欲求も少しは満たされるのではないかと、


犬探しを始めました。


ドイツのペットショップ事情はネット上にかなりたくさん出ているみたいなので、ここでは私の個人的な体験談のみを書くことにします。


まずは、知り合いに”探してます”アピール。知り合い繋がりで見つけられれば、一番安心なんだけど

今のところ連絡なし。


平行してネットでも探す。

以前にも紹介した、ネット判掲示板 ebay kleineanzeige で、出来れば近くに住む犬を検索。

何といっても、一番の条件はアカと相性が良いこと。

訪ねて行って相性を確かめる必要があり、数回訪問が必要になるかもしれないから、出来れば近場で探したい。



ホントにいろいろな犬が掲示板に出ています。

子犬生まれました。からー飼えなくなったから、飼ってくれる人募集ー一緒に遊んでくれる犬募集ー

うちのオス犬貸します! まで。

一番多いのは、動物保護施設Tierheim に保護されている犬。

自分の家の近くに、Tierheim がなくても、保護されている犬の一時預り所が近くにある場合も多い。

そういう犬も選択の範囲内。

でもね、そんな犬たちのストーリーを読んでいると、かなり落ち込みます。

悲しいやら、腹が立つやら、、、でも読まなきゃならないし。

殆どの犬はポーランド、ルーマニアといった東欧からと、スペイン、ポルトガルといった南欧から救出された犬たち。

犬売買の末路。。。


その中で初めて知った、Mittelmeerkrankheit という病気。直訳すると地中海病。

ドイツなどの北ヨーロッパでは観察されていない病気のことを指すらしい。

南欧から来た犬に関しては、検査が必要で、大体の保護団体では事前に検査を実施しているみたい

ですが、そう簡単でもないらしい。生後10ヶ月以内の子犬では、十分な検査結果が得られないので、

成犬になってから再度検査する必要があるとか。詳しくは→こちら(ドイツ語)



私(カメラ)めがけてボール投げたな

その他の条件は、雑種かな。

うちの前犬は、ある犬種特有の病気にかかり、犬も人間もとても苦しみました。

どれが丈夫な犬種というのは一概には言えないけれど、問題が次々に出始めている犬種を

まだまだ繁殖し続けているのはどうかと思いますね。

愛犬は心身ともに丈夫が一番と、飼ってみると気づくのでしょうが。



宙に浮いているよね


と、ちょっと気になったことを書いてみましたが、

もちろん、犬探し中はベロベロ。ニヤニヤーとしてますよ。

マウスで撫でてみたり、

話しかけてみたり。

飼えない犬であっても、紹介文まで読んでみたり。

至福の時間でもあります。



失礼!


そんな調子なんですが、時間はたっぷり掛かりそうです。

ですので、この話題も続きそうです。









8 comments:

  1. 犬同士が遊んでいる姿って、見ててほっとしますよね。私も好きです。

    が、うちのテリアは2歳、まだまだ遊びたい盛りで、年配の犬にはうっとうしがられ、同年代でも運動能力のかなり高い犬じゃないと、遊びが成立しません。さらに遊ぶときによく吠えるので、飼い主が理解のある方でないと嫌われます(テリア嫌いの方、多いです)。

    で、結局遊び相手は娘か私になることが多く、あと週1回の犬の学校と、THSでガス抜きをしています。でも、犬同士はやっぱり違いますよね。多頭飼いを考えるお気持ち、お察しします。オルガちゃんのところもうまくいっているんですよね。

    うちは預け先、車のスペース、犬にかける時間を考えると、これ以上は無理ですが、アカ姫のお相手にいい子が見つかりますように。できればTierheim関連で相性のいい子が見つかるといいなぁ、なんて。うちは初めての犬で、ブリーダーさんから買いましたが、びっこもちですし、犬事情を知れば知るほど、個人的にはやっぱり不遇な犬を飼ってあげたいなぁ、と思うことが多いので。

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    1. 分かります!私の知っているジャックラッセルも、同じ理由で遊び相手が見つからないそうです。
      初めて会ったときは、飼い主の方から随分とそっけない態度をとられたのですが、
      理由を聞いてみると、TKKGさんのところと同じ理由で、なるべく他の犬と遊ばせるのを
      避けるようになったとか。
      早さも持久力もあるから、着いていけない犬はムっとするらしいですね。
      噛まれたこともあると言っていたので、本当に注意が必要ですね。
      ちなみに、アカが他の犬との遊びで、息切れしたのは、このジャックラッセル君だけ。もう一度遊ばせてあげたいなぁ。

      自分たちで手に負える範囲内で、保護されている犬を引き取れればと思っていますが、
      案外、何らかの理由(殆どが時間がない)で新しい飼い主を募集している犬のほうが、
      問題ありそうな犬が多かったりもします。
      買ったけど、思ってたのと違ったというケース。
      そういう飼い主って、予防注射とかもあやふやだったりするので、Tierheimの動物のほうが安心だったりも、、、。

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    2. あ、うちのは脚長ラッセルです(北ドイツは多いですか?)。

      相手の犬がタフそうなら、私はわりと遊ばせていただきますが、うちの犬は遊び(だいたいは追いかけごっこ)から気がそれると、ろくでもないこと(嗅跡を追っていなくなるとか)をするので、相手の犬の様子をよ〜く見ます。あと、犬とうまくコミュニケーションが取れている飼い主さんは、うちの犬のワイルドさも大目に見てくださる方が多いので、そのへんも考慮します。

      1時間の散歩でだ〜れにも会わないことは、私もざらです。ただ、うちの犬の相手となると大型犬を数頭は飼わないと。もう一頭テリア、の選択肢は(いや、いい子にはなってるんですが)、厳しいですね。

      犬の相手とか、訓練って時間がかかりますからね。プライベートだと飼い主さんがどうだったかで、犬の様子も大きく違うでしょうし。そのうち縁のある子が見つかるといいですね。また続きのお話を楽しみにしてます。

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    3. 足長タイプと短いタイプにきちんと分かれているのを初めて知りました。
      犬の品種に関して、あまり詳しい方ではないので、犬探し中も検索しっぱなしです。(これが結構大変ですが、楽しいです。目的がどんどん逸れていっている気もするのですが。。)
      私が会ったのもそう言えば、足長タイプでしたね。でもかなり小型だったような、、、。
      この辺はやはり田舎なので大きな犬が多いです。

      1時間の散歩で誰にも会わない、、、さすがドイツですね。(笑)
      時間が合えば、仕事が終わった時間帯を狙って、車でわざわざ犬の散歩コースのようなところまで出掛けますが、そういう日に限って誰にも会わなかったり。。
      昔住んでいた所はHundeparkみたいな所があり、ドイツなのに(!)派閥みたいなものもありで、避けていましたが、今思えばいい環境だったかも。。

      ここ数日で気付きましたが、選択肢が広いというのも探し辛いものなんですね。選べない、、、。

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  2. Hamburg在住のドイツ釣り試験に興味があり、メール等でご連絡を取らせていただきたいものですが。。。どのようにすればよろしいでしょうか?

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    1. ご面倒ですが、もう一度メールアドレスをコメントで送っていただけますか?
      公開はしませんので。
      その後、こちらからアドレス宛に返信させていただきます。

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  3. 専門的な事は分かりませんが 犬は犬社会の中で楽しい事も辛い事もルールも学ぶんじゃないかと思います。
    その点 私&ナナの環境は恵まれています。 akaさんは2頭飼いを考えてるのですね。  やはり先住犬との相性が一番気になるとこだと思います。

    先代犬が死に次の犬を捜している時 小犬には拘らなかったのですがレトリバー系が好きなので よく見ていたサイトは
    http://www.retriever-in-not.de/notfaelle.html
    http://www.retriever-und-freunde.de/cms/
    http://www.retriever-and-friends.org/
    などです、 繁殖犬が多いですが、預かり宅でのレポートがけっこう詳しく 健康状態も正直に書かれています。
    でも結局ナナを見つけたのは Labrador Club Deutschland e.V のHPのÄltere Labradoreの欄でした。
    Clubに所属しているブリーダーから犬を買っても 後に色々な家庭の事情で買えなくなった場合の成犬が載っています。
    ドイツ国外からのレスキュー犬達に関しては健康状態だけでなく 何かトラウマを持っていないか気になるところですね。
    近所にも何犬かそういう犬達がいますが、Futterneidが強くて他犬と上手に付き合えない犬や 散歩中勝手気ままに居なくなってしまう犬とかいます。
    勿論レスキュー犬でも 躾訓練して素晴らしい家庭犬になっている犬もいますから、何とも言えませんが。
    アカちゃんの良き相棒が見つかるといいですね。

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    1. たくさんのリンク、ありがとうございます!
      参考にさせていただきます!
      信頼できる団体を見つけるというのも、大変な作業なんだと学んでいる最中です。
      やはり、詳しく今の犬の状況が書かれていたりすると、判断の材料になりますが、
      さらっと書かれていたり、過去の酷い体験だけが載せられていたりするものも多いです。
      私はシロウトなので、自分で躾けられる自信のある犬を探すことも重要だと感じてきました。

      アカとしては、ラブラドールが真っ先に候補にあがるのですが(統計的に一番相性が良い)、
      家の大きさを考えると、もう少し小さい方が、、と人間の意見が通ってしまっています。
      ああ、でもこの教えていただいたサイトを見ていると、気が変わりそうですー

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