Saturday 17 January 2015

やってしまった…犬の保険と牧牛犬






失敗失敗、、。



友達の犬と遊ばせていた時のこと。

主役は、

ロシア犬マイ。

一匹の犬が何やら大きなゴミ袋みたいなものを引きずっていて、犬も人間もなんだなんだと興味を
惹かれ、それが鯉の死体だったから、食べるなーとか、でも触りたくないーとか騒いでいるうちに

ひっそり抜け出したコが一匹。


遠くから響く、ギャンギャンというマイの声。シマッターと思っても、取り返しがつかないので、
一目散に声のする方へ。

一瞬、目を疑い、次に絶望感に襲われた光景。

この方たちに、挑んでいる小さな犬。





旨い牛肉としてこちらに記事にしたことがあるガロウェイ(Galloway)君

迫力のある体格&ツノです。

柵は電気が通っているので、人間は入れないし、入ったところで、自分の身の安全も定かではない。

アカを送り出して、連れ帰るように仕向けようかとも思ったけれど、ハンター雑誌をよく読む私は
それが危険な事だと承知している。

体の大きな犬は、猪のような牙のある動物に襲われた時に、大怪我を追うが、体の小さな犬は投げ飛ばされるだけで、怪我を追うことは少ないと。(だからと言って、小型犬をイノシシ猟に使うのもどうかと思うけど。)

必死に呼び寄せるも、もの凄い集中力で、、、

集中力?

そう、仕事モードに入って、

バラバラに散らばっていた牛を、一つの角に集めたんです。


集まったところで、誰も一歩も動かなくなったところで、満足度100%のドヤ顔で戻ってきました。


近所の馬牧場。必死に見てるけど、、、
冬は誰も居ないよー

アカと追いかけごっこをしているときも、アカの踵を後ろから軽く噛む癖があったのは知ってたんですが、、、。

羊に反応するのも、単に逃げる動物を追いかけたくなる犬の普通の狩猟本能だと思ってたし、、、。

早速牧牛犬で調べてみると、コーギーやオーストラリアンキャトルドッグが出てきて、うーん、似てなくもないな、と。(首回りもアカと1cmしか変わらないという、首太。)


とはいえ、二度とあってはならないことなので(牛君ごめんー)、反省しています。

それと同時に、即、犬の賠償責任保険(Haftpflichtversicherung)に入る手続きをしました。

アカは、もともと働く犬として飼っているので、猟犬の保険に入っているのですが、マイの場合は、まだフリーで歩かせたりしていないし、様子見をしていたんです。

でも、もしもの時が、あってからでは遅いですからね。

この保険は、犬が人や犬に危害を加えた場合という、直積的な事故のためでもありますが、

今回のように、犬が牧場の牛を刺激→牛が驚いて、柵を越える→その牛が自動車道路に出てしまう→車10台の玉突き事故が起こる

といった、間接的に起こる事故のために入っておくと言ったほうがいいかもしれません。

犬を飼っていると、何が起こるか分かりませんからね。。。


ドイツでは、全部の州で義務付けられてはいないものの*、ドッグスクールでは、保険の加盟を命じているところも多いです。

それに、保険好きのドイツ人の性格から、犬も保険に入るのは当然だという考えの人も多いですね。

*Thüringen, Sachsen-Anhalt, Niedersachsen, Berlin, Hamburg では義務となっています。



ふむ、この子にも何か仕事を与えてやらねばならんかな。








6 comments:

  1. Galloway君の過去記事も拝見。夏にスコットランドを旅行した際にいました~この方たち! こちらでは単にハイランド牛と呼ばれていますが、本名はGalloway君だったのですね。

    それどころじゃないわい、という当事者のその時の心情はものすごーくよくわかるのですが、ハイランド牛をハーディングしてしまうとは只者ではありませんね。マイちゃん、あなたはいったい...!? たしかにブルーヒーラーにもよーく似ているような。

    こちらではダントツでボーダーコリーですが、ドイツでメジャーな牧羊(牛)犬はいかがでしょう? この事件(?)がヒラメキになって、akaさんはハーディングの訓練を始めちゃったりしてという予感がしますがこの先の展開やいかに。保険は私も先送りにしていたので反省。やっぱり加入しますだー。

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    1. どうなんでしょうね、、牛に詳しくないので、どれがどれだか(笑)いまいち把握しておりませんが、ハイランド牛の中のガロウェイ???
      一度、オスの集団を見かけ、普段は大人しそうなこの方達なのに、非常に興奮しているところを通りすぎなくてはならず、冷や汗をかいたことがあります。。

      いえいえ、、まずは小学校から始めたいと思い、今日も犬学校の見学に行ってきたところです。就職までは、まだまだ遠い遠い道のりであると思ってますが、出来ればハーディング訓練の機会があれば、受けたいですね。
      うーん、こちら北ドイツは移動しながら放牧する羊飼いは少なく(そもそもだだっ広い地方なので、移動する必要がないのかも)、働く牧羊犬を見かけたことがないんです。一度は見てみたいのですが、、。
      実は、私のこの保険も切れていたので、ついでに入りました。犬以下ではないか…

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  2. 保険好きのドイツ人、まさにそれです。賠償責任と健康保険、どちらもうちの犬は加入済み! でも保証範囲を確認してみます。確かに、犬種によって推測される事故も違いますよね。

    犬と一緒に過ごす時間が長くなるにつけ、少しずつ犬本来の性格が出てきて、それに合わせて飼い主のカバー(サポート)すべき範囲も見えてくるのが犬飼いの楽しみかなぁ、なんて思います。マイ嬢のハプニングも、誰も怪我することなく、関係がだいぶ落ち着いてきた(余裕が出てきた)のでは?

    今後、アカマイそれぞれに向いたスポーツや種目がうまく見つかるといいですね。

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    1. すいません、逆に質問なんですが、健康保険とは、手術費用の負担保険でしょうか?トレーナーの人から、毎月15ユーロ程の手術用保険があると教えられました。ポインターのアカは、胃がねじれる病気(Magendrehung)になりやすく、緊急手術となると5000ユーロくらいかかるらしく、勧められました。
      それ以外にも、活発ですからね(苦笑)、怪我は尽きませんし。。猟犬保険だと、仕事中の怪我しか負担されませんので、違う保険を探しています。

      マイがうちに来た当時は、本来の性格=野犬まるまる出ていたので、そこにはもう戻りたくないのですが(笑)、それに変わる何かを見つけてあげたいと思っています。
      落ち着き、余裕はまだまだですーーー。とにかく、家庭犬になるのが、最大の目標ですね。

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    2. 証書を確認してみたところ、akaさんのおっしゃるとおり、健康保険ではありませんでした(当たり前か…)。

      全身麻酔下での犬の外科手術費用全額補填(例外あり)がメイン、そこに飼い主向け事故保険と、飼い主向け弁護士保険が加えられた、三つセットの保険でした。これに毎月16ユーロ支払っています。

      犬種特有の病気は保険の適用外になっている可能性もあると思うので、確認された方がいいかもしれません(うちもしないといけない)。

      あと、損害賠償保険も確認しましたが、賠償額の上限がすごくて(一千万ユーロ)驚きました。aka家もそれぐらいですか? 二頭飼っているとまた勝手は違うとは思いますが。

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    3. わざわざ確認していただき、有難うございました!
      たぶん、そのトレーナーが教えてくれたものと同じもののようですね。
      犬種特有の病気適用外の可能性もあるのですか、、詳しく調べてみたいと思います。
      先週に近所のおじさん(元保険屋)に、契約書を出したばかりで、手元に資料がないのですが、支払額は年間80ユーロと聞いています。賠償額は、500ー1000万ユーロが基本の様です。確かにすごい額ですね。でも、ポルシェの前に飛び出すかもしれないし。。
      それと、アカは本来の飼い主=おやじさんの保険に入っており、マイは私達の犬となっているので、書類上は二頭飼ではないのです。ややこしい。

      ついでに調べていたら、うちの州では、賠償責任保険は必須となっていました。(記事の内容も訂正しました。)保護団体とのやりとりで、曖昧になっていたので今まで気づかなかったんです。きっかけを作っていただき、ありがとうございます!

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