出掛けても、街観光には殆ど出ない私ですが、
今回立ち寄ったこの街は思わず歩きたくなったほど、美しかった。
そして、後から調べてみると、結構有名な町だったのですね。
木組みの家街道の中でも、より多くの木組みの家が一つの街に集中しているところで、この辺からブレーメンまで延びるメルヘン街道とも重なっているらしい。
メルヘンにも木組みの家にも、まったく興味のないドイツ人と犬を置いて、散歩に出ました。
街が近づいてくるとともに、木組みの家が増えてくる。 |
近郊の村も全て木組みの家。 |
位置は、カッセルとゲッティンゲンのちょうど真ん中辺り。ヘッセン州とニーダーザクセン州の境界。
交通の便も良くて、電車でも辿り着ける。車ではアウトバーンA7に隣接。
前に来たときは、電車を利用したのですが、夜に着いて、飲み会をして、朝に帰ったので、街の印象はなく…。
ところが、シラフで街を見渡すと、わぁーと思わず歓声を挙げてしまうくらい可愛いらしい家が所狭しと並んでいる。
だいたい、木組みの家が2、30軒並んでいるところは、今までも見たことがあったのだけど、住人曰く、この小さな街に500軒以上の家が建ち並んでいるのだとか。
360°、何処を見渡してもこんな感じなので、逆に写真を撮る意欲も失われるかも。
本当に小さな街なので、一時間もあれば歩いて回れる。
買い物するにはどうだろう。小さな店舗に個人営業のお店が多く、入ってみようと思う店はなく、、、
私の目線ですが、店の閉まっている日曜日に来ても困らないかなぁと。
それよりも、街周辺の自然が豊かなので、サイクリングやカヌーくだりやトレッキングと組み合わせるのが良いかなと思います。
私もまた機会があれば、釣りかキノコ狩りのシーズンに来ようと狙っています!
街の外れ、ヴェラ川とフルダ川が合流し、ヴェーザー川になるところ。
この川がうちの方まで流れて、さらに北海まで延びているんだから、長いな!
夏期になると、遊覧船やフェリーも出ているらしいけど、やはり川体験はカヌーをお勧め。
カヌー、カヤックのレンタル(ドイツ語)
そして、私たちの宿泊先も、もれなくその中の一つの木組みの家だったのですが、
アパートの階段の踊り場なのに暖かい雰囲気。 |
窓の外も中も。 |
犬も寛ぐ。 |
大嵐に見舞われた滞在中、
帰ってきて、何やら街が騒がしいとは思っていたんですが、宿泊先の周辺が通行止めになっていて、消防隊が誘導作業をしているではないですか。
家に、帰れない、、、。
寄りにもよって、正しく私たちが泊まっている家の瓦が吹き飛んだという。。
その後、こんなクレーン車が登場し、管理人さんに連絡を取って、保険会社と瓦工事屋さんと文化財担当者とがやって来て、なんとも、ハプニングな滞在となりました。
でもこうやって、文化財を守っている人がいるからこそ、素敵な街が残っているんだとしみじみ思いました。
詳しいハン・ミュンデン情報は→ wiki(日本語)
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