監視付きのドッグランに通い初めて2回目に登場したドーベルマン、2歳、未去勢のオス。
見るからに、若くて元気いっぱい。
今週のパートナーはコッカー・スパニエルくん。性格:女の子が大好き。 |
でも、犬たちの反応はと言うと、
「うっわー、面倒くせー。」「げっ、こっちに来るなよ。」
ちらっと横目で見て、違う方向を向く。
本人は、長い足を軽やかに地面に叩きつけながら、馬のように敷地いっぱいを、たりったりったら~と能天気に走り回っている。
別に悪気はないのだ。
しなやかな体の持ち主は、そうやって気持ちが良くなるのを楽しんでいるだけなのだから。
でも、なぜイラっとされるんだろう。明らかな挑発をしているわけでもないのに。
どうも会話不足が生じているらしい。
マイの顔を躊躇無くツンツン。この頃はマイも無視出来るようになった。ちなみに、耳に付いている絆創膏は、他の犬に噛まれたらしい。そうなるだろうね、君の性格だと。。。 |
マイとの出会いも、お尻を嗅いですぐに乗っかろうとしたかと思うと、きゃきゃきゃーと笑いながら素早く逃げていってしまった。
その後も、忘れた頃にやって来ては、「ハローぼくちんでーす。」とアピールしては走り去る。
一度マイも堪忍袋の緒が切れて、ガウガウと叱咤するも、ドービーはまったく悪びれる様子もなく、瞬く間に太陽の元へ駆け去っていく。
それを、他の犬にも順番にやっているのだから、この場合、悪気が無いと言えるのだろうか。
でも、まっすぐな目とか表情から、本当に嫌がらせをしているようには見えないのだ。
とは言え、数十分経って形勢に変化が現れ始めた。
ターゲットを絞りはじめたようで、
そう、なぜかマイに狙いを定めたらしいのです。
それも、あまり明確な理由は無さそうで、性的な興味半分、退屈しのぎ半分といった感じ。
ビューーーンと、走ってきては、ギリギリのところを走り過ぎていくという、足の早い犬がよくやる挑発です。遊びへの誘いとも取れる行為だけど、そうでないときも多い。(幼少期のアカもよくやってました。。。)
マイには、挑発に乗らないよう教え込みたいのもあって、私があの突進くんをなんとかブロックしなければならなくなった。
犬の為に来ている教室ではなく、私にとっての試練の場に。
もちろんある程度はドーベルマンの飼い主さんが間に入ってくれるのですが、そうじゃない時も度々あるし、、、。
どうします?あの大きくて早くて、止められない君が360°から狙ってきたら。
初めはあの手この手で追い払っていたのだけれど、全然効果的ではなく、何度も隙を突かれて、一度は寝転んでいるマイを踏みつけて走り去った。
これでは自分の犬からの信頼度も危うくなってしまう。
私たちがお世話になっているトレーナーさんは、基本的に体、ボディランゲージを使って、犬とのコミュニケーションの取り方を教えてくれる。
例えば、犬にこっちに来て欲しいときには、来て欲しい方角に体を向けて(犬に半分背中を見せて)少し前屈みになる。
ダラーンと突っ立って、コマンドを叫び続けるより効果は抜群だ。
逆に来て欲しくない時、今回のような場合は、正面を向いて(犬に向かい合って)、睨みつける。
よくある場面で、犬に挨拶したくて、犬の目をしっかり見ながら近づいてくる人に、犬が怖がって横を向いたり逃げたりするのも、この会話の仕方のすれ違いが生じている。
さて、それが通用するか、実践出来る機会が得られた。
10mほど離れたところから、私とマイを代わる代わるチェックするドーベルマン。
私と目が合ったときに、ぐっと睨みつけて、胸を張って体を硬直させる。
それで伝わらない場合は、一歩ドーベルマンの方向に踏み出して、さらに睨みつける。
それでも駆け寄ってこようとする場合は、手を横に広げて、あ”に点々を付けた警戒音を低く鳴らす。
呑気な振りをしているけれど、そこはドーベルマン。理解能力は優秀らしく、すぐに事態を把握し始めた。
でも、そこは頭の良い子、私に隙がないか挑戦してくる。しかも、ちょっと楽しそうに。。(まだまだ気合が足らないのだろうなぁ。)
つ、、、疲れる。
本当に私の集中力トレーニングの場と化してしまったドッグランでした。
闘牛ゲームだったんですね。笑
ReplyDeleteこのタイプのドーベルマンが、グリーミング用のマズルしてドックパークに来てました。地面ける力もすごくって、本当馬だと思いましよ。
グループに参加させてもらえるって、理解のある人たちがそろったグループなんですね。犬道を極められそうなところでいいですねぇ~。
闘牛ゲームはジェイクもするんですが、場の読めないタイプが好きな遊びなのかなぁ。
闘牛ゲーム!その通りです(笑)
Deleteうちのアカ姉さんも以前これをよくやっていて、挑発に乗ってくれた犬が追いかけてくると、ターボエンジンに切り替えては相手を引き離して、ケラケラ笑っていました。そして遊んでくれる友達を失うという、、、。まぁ、そのうち気づくのだと思います、嫌われてしまうのを。
ジェイクくんもきっとジェントルマンになりますよ!
いろんな犬の参加もそうですが、私なんかが口出し出来るところが理解力あるなと。
普通なら、散歩中の犬にやると、「うちの犬は何にもしないから~」とか「ただ遊びたいだけなのよ~」という決まり文句が飼い主さんから飛んでくるので(苦笑)。