Tuesday 27 October 2015

子供と犬 






長い間ご無沙汰していたにも関わらず、皆様にご訪問していただき、うれし恥ずかし、ありがとうございます!


さて、夏の出来事ですが、
引越しをして数日後、家具もなく、ダンボールが積み重なる状況なのに、ベルギーの友達を招待するという、また無計画なことをやってしまいました。

滞在は1週間程。
雑魚寝で申し訳なかったのですが、子供たちは、何にもない部屋にマットを敷き詰めたのを面白がってくれて、少し安心。

そう、子供2名の参加です。


どうなるかなぁと、少し不安もあったのです。
何しろ、マイにとっては、長時間接する子供は初めて。

子供連れの訪問客は今まであったのだけれど、ベビーカー越しとか、一緒に散歩に行く程度で、一つ屋根の下で寝食を共にしたことはなかったんです。


子供と犬のテーマは、色々と議論されるところではありますが、私は基本的に、犬と小さな子供を飼い主の管理外で一緒にさせることに反対です(犬を飼っている家族間以外で)。

攻撃にでるというところまでの話ではなくても、ちょっと体が当った拍子に、子供が倒れてしまうとか、アカのような大型犬だと、お手のような仕草をした時に、爪が子供の顔の位置に届いてしまうこともある。

子供のいる部屋では、自由に立ち歩かせない、外で遊ぶときも、子供と犬の距離を十分とっておくように心掛けてきた。


で、予想のつかない元野犬くん。

最初の日は、家の中では部屋を分けることにしました。
夕方の散歩で、外で初対面をさせ、ゆっくりと一緒に歩く。


次の日も引き続き、家の中では会わせないように、子供たちにも入って良い部屋とダメな部屋を覚えてもらったのですが、お昼寝の時に、お母さんに

いつになったら、マイと (Kuscheln)仲良しできるのー?

と、とっても悲しそうにしていたと聞いて、
一方がこんなに心を開いているのに、私は何をしてるんだ?と、はっとさせられ、
仲良し計画を急遽企てました。


すると、、、






子供の手って、なんて柔らかいんだろう。

対大人では、まだ緊張する相手がいるマイですが、子供に対しては、緊張するというよりも、慎重に近づこうとする感じ。

特に女の子の方は、マイの性格をお母さんに一生懸命聞いて、お友達になりたい一心で接してくれた。マイにとって、これほどのセラピーはないと、ちょっと涙腺が緩んでしまった。



それからは、毎日、
森の探索に、小川の水遊びに、

大きな川へ、海水浴(?)にも行ったよ。


砂浜の広がるこの川が大好き。
泳ぐのも得意。そう言えば、ソチって海岸沿いだったっけ。


相棒と水の中を駆けっこ。




以下の写真、普通に寛ぐ犬の様子ですが、

”数メートル先に、他の犬が居て、子供の膝の上で眠る。”

私達にとっては、信じられない光景だったのです。







子供って魔法使いかもしれない。











4 comments:

  1. やーーーーーマイさんも凄いけど、この子供達、本当に動物が好きなのでしょうね~。
    うちなんか・・・ポン酢が子供大大大好きだというのに(赤ちゃんも含めて)生まれた時から慣れているはずの甥&姪達、皆犬が大嫌いで、寄ると物凄い泣かれます。蹴られます。叩かれます。それでもポン酢は子供が好き・・・。
    カツは子供に唸るのです。泣)
    恐らく攻撃に出ることはないとは思いますが、これ以上ネガティブな経験を積ませるのは良くないと思い、信用できる子供&親でない限り、近づかせません。
    是非ともマイさんを手名づけさせた(笑)この子達に、カツのリハビリ(!)もお願いしたいです。
    凄いなー、子供と犬。
    繋がるものが心のどこかにあるのでしょうね。

    お引越しお疲れ様でした。
    なんて素敵な家なんですかーーー!
    大きな窓ーーー!
    森ーーー!
    フクロウーーー!!
    本当に素晴らしい生活環境、羨ましいです(*´∀`*)

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    1. エエー!!! 泣かれ、るのに、蹴るの?叩くの?……それは、その子たちのセラピーが必要なのでは、、?と思ってしまいました。それなのに、ポンちゃんの愛は変わらないのかー、、。徐々にポンちゃんが子供のリハビリをしてあげて、状況が変わるといいですね。。

      カツ君もマイと一緒で社会化の時に子供なんて見たことも聞いたこともなかったんですよね。犬からしてみれば、そりゃー恐怖の宇宙人か、ウチの場合は、小さくて早く動くもの=狩猟の目的と捉えてしまうところがあるので、要注意です。(走り回る遊びは絶対に禁止。)

      この女の子の方は、6歳なんですが、弱いものを助けてあげたい精神いっぱいで、気持ちが通じたんだと思います。でも、嫌なことは犬にでも、嫌と言える度胸もあり、この子の将来楽しみだなぁと、感心しておりました。

      カナダに比べると、言っても”小”自然なドイツですよ!(熊もいないし!!)
      これから冬になっていって、どんな感じになるかは楽しみに(不安に)しています。。

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  2. 感動の、仲良し計画。画面越しに、私も涙腺をふるふると緩ませております。お子さん、なんちゅうエエコなんでしょう。マイ嬢も。なんでもない光景や出来事に、これ以上はないってくらいに嬉しくなること。ありますよね。akaさんきっと、ビーチのお写真はファインダーごしにふるふるしていらしたでしょー! なんとも素敵な夏の出来事でしたね。

    子どもと犬。あ、馬なんかもそうかなあ。彼らがするするっと気持ちを通じ合わせる瞬間にいあわせると、ほんとに感動しちゃいます。

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    1. はは、計画と言ってよいのか、お恥ずかしい、、。一方の(子供の)気持ちが強すぎて、私達が動かされたという感じです。エエコたちでもあるのですが、エエお母さんで、四六時中協力してくれましたので、良い方向に動きました。。

      動物が人を癒すということは、昔から言われていますが、最近は互いに癒しあう、勉強し合う、というプロジェクトも盛んのようですね。問題のある子供と問題のある犬を向かい合わせることで、同時に改善方を見つけていく、みたいな例をいくつか聞きました。
      そう言うところに居合わせると、本当に感動しますよね。

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