Tuesday 19 March 2013

木のスプーンを作ろう




あるブロガーさんに感化され、今年の冬は木製スプーン作りに励んでみました。


女子木工

女子が家庭科、男子が技術科と分かれていた時代の女子は非常に木工への憧れがあると。




やり始めると、楽しい。なぜこんな楽しいことを男子だけが率先して教わっていたのか。

でも、男子でミシンやりたかった子もいただろうね。



このスプーンが乗っている腰掛け椅子、おもしろいでしょ。ここの家のおじいさんが子供だった頃

ひたすら釘を打ち付けて遊んでいたんだそう。この椅子の方が存在感ありますね。


で、スプーン作り、初めは素材選びで失敗。私の育ったところでは見たこともなかったシラカバ

(Birke)を使ってみたかったのだけれど、よく乾燥させた木をわざわざ選んでしまい、彫っても

彫っても虫食いの穴だらけ。


白樺は生木の方が彫り易いというのも、習ってないから知らなかったじゃないか!

同じような失敗をこちらでも犯してしまう。


流木風の廃材を貰ってきて、一日かけて磨き、棚を作った。

ところが、何日かするとサラサラと細かい粉が降って来る。そこで、アンプを繋いで音を聞いてみると

ガリゴリガリ....ガガガガガ.....ガリゴゴゴゴ.....

と、ゴジラが東京タワーを齧っているような音。あんな小さい虫が木の中で何をしてるんだか。

急いで何日か凍える夜に外へ出してはみたものの、まだ御在住されているようで。。

しばらくは共存しよう。



材料はまだまだ山積み。

ご飯を食べた後のテレビを見る時間にコツコツ作業していると、なんだか得した気分になれるし

ルアー作りと違って妙な達成感もある。なぜだろう。


冬篭りの楽しみが一つ増えました。ありがとう!







6 comments:

  1. すごい!いいなぁ木のスプーン。
    私も今年は木工デビューとおもっるんですが、これは初心者でも
    できるのかな??
    うまくなったらフォークもつくれるかなぁ?
    木のストックだけはいっぱいあるので、私もakaさんに感化されて
    作ってみようかしら。
    ちなみにDDR時代、男子に家庭科、女子は木工の授業があったみたい
    ですよ。うちの旦那はかぎ編みができたそうです(笑)

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    1. 私もまったく初めての挑戦でしたが、工程はそんなに難しくなかったです。
      凝り始めると、また深い世界なんでしょうが。。
      強度はまだ使い始めたばかりなのでなんとも言えませんが、
      フォークになるとその強度に問題が出てきそうですね。
      DDR時代って、ちょっと不思議ー。興味深いな。
      かぎ編みなんて、日本の女子もしなかったぞ!
      是非、女子木工部に入部してください!!

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  2. 美しくできるものですねー。
    私、akaさんに、臼と杵、発注したい!
    もし、機会があったら、木製品を作る道具の画像見たいです~。

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    1. あはは。もち大使さん登場!
      私もちょっと考えてみたんですよ。杵と臼。
      ここで木を切るときは枯れてしまった木を優先するので
      大きな幹の部分は中が空洞だったりするんです。
      かと言って、輸入の木材は殺虫剤が気になりますよね。
      そこで、せっかくのヨーロッパ、大理石の臼なんてどうでしょう?
      デザインに拘る旦那様にも納得してもらえそう。
      リビングに調和する臼。商品化するかも!

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  3. お~、女子木工!いや実にすばらしい出来です!
    白雪姫とかに出てきそうな感じの暖かく柔らかい感じが素敵。
    木工していると自分がなにか古代の人間本来のアクティビティに
    つながってる気がしてやたら手作りのよろこびを感じます。
    ほんの木のくずみたいなものでも何か作れちゃうし・・・
    まだ彫ったことありませんが、白樺、なるほど。
    akaさんのところの木のストックも圧巻。しばらくこれでいけそうですね。
    おじいさんの椅子、アンティークの味がありますね。粋!
    スプーンはへこみ部分が難しいですよね?
    やすりもかけにくいし・・・
    最近お休みしてましたが私もがんばりま~す!

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    1. ありがとうございます!
      部長様にお褒めの言葉をいただけるとは。
      確かに、木工について調べている時に、中世の生活についての様々なサイトに
      辿り着いて、木工がいかにプリミティブな行動なのかに興味が沸きました。
      次なる挑戦は、お椀ですね!
      と、徐々に進化していく過程もおもしろいですが、その前に春になってしまうのは
      悲しいような嬉しいような、未だに大雪に見舞われるドイツです。

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