Thursday, 12 March 2015

今日も元気に、、、猟犬編






ドイツの狩猟話なんて、マイナー過ぎるとは思うのですが、少しだけ触れさせてくださいね。

今シーズン、アカにとっては猟犬試験に合格してからの初シーズンだったのですが、なかなか思ったように成果がでなかった。

犬が狩猟の成果を導くかどうかという意味ではなく、犬にとって有意義であったかどうかという点。


この辺り、北ドイツは、山が全くないどころか、丘と呼べるような起伏すらも皆無です。

そんな土地柄、猟犬を使って狩りを行う種類として、(日本語で何と言うのか分からないのですが)
多数のハンターと犬が猟地の端から獲物(うさぎや雉)を推し進めて行うものが主流です。

他は、取り逃した獲物を探すことくらいで、早々猟犬の出番がないのが現実です。

その上、上記の兎と雉狩りに関しては、年々個体数が減少しており、そういった狩り自体が減ってきています。

つまり、折角猟に参加しても、犬にとっての達成感=獲物の匂いをとって、ポイントするところから、獲物を運んでくるまでの一通りの行為を行うことが出来ないのです。

訓練だけでも十分その達成感を与えられるのですが、実際の猟で培った感覚は違うと言います。

私が想像出来るところで、スポーツ選手と似ているかもしれません。

日々のトレーニングと試合。

毎日、体とメンタルを鍛え上げて、試合でその二つをバランス良く集中させる。
試合を数多く経験すればするほど、脳と体の関係がより良く機能するようになるのでしょう。



しかし、

私は知っているんです。(誰だよ、あんた?)

野生動物が減少しているなんて嘆いてますが、この辺でも、雉や猪が集まっているところを!

道なき道を散歩するのが好きなのですが、ある散歩コースに、ちょっと変わった箇所があるんです。
森に隣接した農地の一部がいつも収穫されないまま残っているのです。

その一帯に入ると、視覚だけではなく匂いでも、動物が多数生息している事が解ります。

少し探ってみたのですが、どうもこの土地の持ち主は女性ハンターさんであり、同時に農業を営んでいるそうです。

こんなに僅かな農地を与えてあげるだけで、これ程まで違いが出るのだから、
すべての農家さんよ、少しだけ恵んでやってくだされ! と、しみじみ思うのであります。




さて、そんなうちの猟犬アカ先生、猟の訓練ばかりは嫌じゃろうと(ここが間違ってる?)、
只今オビディエンスに夢中です。

今週覚えた技は、足の間を潜ることと、




足の間に入ったまま、ゆっくり歩行、



& 後ろ歩き。


これを私がやると、犬に乗っているの?と言われます。(足が短いって言いたいんでしょ!)


そして、今までなぜかやってなかった、立ったままで居るコマンド。
これが意外と難しいのです。

どうしてもお座りと伏せがしたい犬の図↓。



私の気持ちは、、、




立つんだーー!




立つんだーーアカーーー!







2 comments:

  1. akaさん、筆の運びが早くなりましたね! どの記事も楽しく拝読しています。

    アカ姫はこうしたトレーニングで「嬉しくて嬉しくて」な表情をなさるので、飼い主としてはトレーニングの甲斐もあるのではないでしょうか。うちの犬は野ねずみの穴や、平原で飛び立つ鳥の群れを見るとこんな顔つきをします。

    マイ嬢はその後いかがお過ごしですか? 暖かくなって、眠っていた野生が呼び覚まされたりしていませんか? うちのはこの頃そんな感じで、陽気が緩むように、またどこかのねじが緩んだようです。先日また逃走しまして、15分弱で戻りましたが、再び呼び戻し訓練の強化を始めました。大声で呼んで、すぐ来たらご褒美。とにかくこの繰り返しです。家の中でも大声なので、怪しいことこの上ないんですが…。

    そろそろ釣りなどもまた始められるのでしょうか。そちらの記事も楽しみにしています。

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    1. あ、そうですか?気まぐれで書いているので、どうもムラが出てしまうみたいで、、、それなのに、いつも読んでいただいて、ありがとうございます!

      そうですねーアカは人間と何でもいいから何かしたい!ワーカホリック犬です。ただ、働くときと休憩をメリハリ良く与えないと、スイッチが切れなくなってしまうタイプの犬でもあります。。

      もちろん!春の陽気と共に、野鼠狩り炸裂ですよー。でも、今も散歩は一匹ずつなので、余りにも執着し始める前にストップをかけています。(眼つきや動作が野生動物のようになるんです。)
      それに、まだリードなしでは歩かせていないので、今日もロングリードで野原に出掛けたところです。すると、やはり、なーーーっかなか、こっちを向いてくれませんね。それでもひたすら、しゃがんだ姿勢で何も言わずにリードの端を踏んだ状態で、自らこっちを向くのを待ちました。(長かったー、、、。)それで、向いた瞬間にクリッカーを鳴らして、こっちに来るように呼びかける、(それからこっちに来るまでも、時間が掛かります。)来たら、盆と正月が一緒に来たくらいのご馳走を詰め込みます。(私よりも肉をたくさん食べている犬(苦笑)
      この犬にとって、どんな訓練が良いのかは、まだまだ試行錯誤な状態で、犬の学校も単に他の犬に慣れるために行っているだけです。只今、マイの散歩友達を探しているのですが、ホントにTKKGさんがお近くなら、お力貸して頂きたいところです。

      5月までは、禁漁期間(私が釣っている魚)なので、もう少しの我慢ですね!

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