Sunday, 19 July 2015

救急病院へ。。








みなさま、私ではないのでご安心を(!?)。
*痛い表現が出てきます。苦手な方は読まないでください。


今週は夏休みも一斉に始まったということもあり、訪問客が絶えませんでした。

しかも、ちょっとした大きなパーティーも開かれ、大人数がさらに大人数に。しかも引越しのダンボール詰めも佳境に入るという、今までにない混乱をみせた我が家。


そういうときに、必ず逃避行動に出る人いますね。

うちの相方です。


なぜか、ここに来て、ルアー作り熱が再発 。




そろそろパーティー開始時間、ゲストもぼちぼち集まり始めたよーという時に、

真っ青な顔で、自分の部屋から出てきた。


指を見ると、トリプルフックと言う釣り針が、垂直にぶっすり刺さっている。



トリプルフック例。

写真の様に、釣り針には”かえし”と呼ばれる針とは逆方向に向いている部分があり、この部分がすっぽり刺さってしまうと、容易に抜くことは出来ません。

それを、自分でなんとか抜こうとしていた相方。

抜けないので、私に、

家で一番切れるナイフを持ってきて!


それを聞いて、集まってくるドイツ人たち。


ある者は、錆びたペンチを持ってきたり、

ある者は、カメラに収めて、FBに載せようとしたり、

ある者は、近所の村医者に電話したり(診療時間はとっくに過ぎている)、



お、、、落ち着け、ドイツ人たち。。



そんな方達を振り切って、相方を車に押し込み(最後まで拒否した)、救急病院に走りました。



救急病院に着くと、

受付のお姉さん: 
あーら、またしょーもない釣り針ー。自分で自分を釣ったってわけー?


診察室に通されると、

今度は女医さん: 
あーーーら、随分と大物が釣れたわねー。


続けて女医さん: 
で、獲物は堪能しますか? それともリリースしますか?


相方: り、、、リリースでお願いします。。(小声)


まだまだ飛ばす女医さん:
 
じゃ、アンフッキングマット(釣り針を外すマット)へお上がり下さーい。
(こちらの鯉釣りでは、殆どがリリースされるため、ランディングマット(アンフッキングマット)を使用する。それを心得ている女医さん。)


この病院、全員一杯ひっかけているのか…?


と疑っている間に、麻酔の注射をして、針を指の反対側まで突き刺し、かえしの部分をペンチで切って、また元の方向に針を戻して、無事終了。

ものの数分も掛からなかったです。

全ての行程において(女医さんのコントも含め)、手慣れた感じだったので、こういう事故はよくあるのか聞いてみたら、

まぁ、夏の風物詩ってとこねー。先週も大きいの一匹リリースしたとこよ!



手際よく、麻酔下で、消毒しての手当てだったので、傷も最小限で済み、2日後には絆創膏もいらない程度で済みました。


だーかーらーーー、病院行こうよ、ドイツ人!



この人、数年前にも、同じようなことをやっています。

自転車を修理中、自転車用のレンチが手の甲に刺さるという、おぞましい事故を起こし、私に電話を掛けてきたんですが、


相方:レンチを自分で抜いたら、血が止まらなくなった。どうしよう?


私:すぐに病院へ行きなさい!


相方:でも、、ほら、自転車を直していた途中だった訳だから、自転車がないんだよねー
それに、診療所って、もう閉まってるし。。



私、しばらく無言ですわな。。
タクシーを呼べ!タクシーの運ちゃんなら救急病院くらい知ってる!

しかも、なぜ外国人の私に電話する?


それに、やたらと村医者を登場させるけど、田舎の典型的な村医者って、私にはちょっと信用度が薄い。

見掛けも、自宅の一部分が診療所で、壁も天井も木目調、待合室はおばあちゃん家の居間の様で、至る所に庭に咲いている花の一輪挿しが置かれているというアットホームすぎる雰囲気。

受付は、医者の奥さんで、見習いの医師は息子、看護婦はその妻、みたいな超家族経営。

まぁ、普段は別にそれでいいんだけど、一度訪れた村医者で、診察もされず、

風邪じゃよ。 とだけ、おじいに言われて帰された経験があるので、緊急の場合なんかは、出来れば避けたい。





さて、パーティーでもみんなの笑い者になり、反省したのか、こんなルアー収納ボックスを作りました。

配線用の塩ビパイプを切って、箱に積めただけ。

壁にぶらぶらと引っ掛けてあったルアーを取ろうとしての事故だった故、





取り出し方式の収納を実現させましたー。



みなさんも、ドイツ人の意見に惑わされず、さっさと救急病院に行きましょう。










6 comments:

  1. あぅわー。んもー、どうやったらそんな「ドイツ釣られにんげん」な状況に。でも最小限の傷で済み、ほんとに何よりでした!akaさんも大変でしたね・・・。
    うちのドイツ人も足首の骨を折ったにもかかわらず、1週間我慢していたことがありました。何て世話の焼ける男たち。

    お大事に。そしてお気をつけ下さいませ。
    これを機会に「収納」ネタが色々出てくるでしょうか^^

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    1. 釣り師たちにはよくある事故みたいで、黄金伝説みたいに、俺はこうやって針を外した!と、自慢気に語る人も多いのですよー。
      私としては、こんなしょーもない怪我は、さっさと現代医療に頼るべきでは、、と、思ってなりません。。
      足首の骨って、、、歩くのも大変だったんでしょうね。。
      こんなことで医者にかかるのは大げさだと言う半面、新しいほくろを見つけては、皮膚癌検診してもらおうーと、医者に飛んでいく、、、。見えないところは心配性のようです^^;

      どうでしょう? 収納がとてつもなく苦手な二人です。荷物整理をしていて、前の引越から一度も開けていなかったダンボールが出てきたくらいです。このまま、持っていくべきでしょうか。。(苦笑)

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  2. 痛い、でも興味津々でついつい読んでしまった。
    私、あのルアーのトリプルフックが毎回怖いんです。
    だからお腹についているのは時々外してつかっています。もちろん釣れる可能性を自ら下げているのは承知で。刺さったことを考えただけどぞぞ~っ!
    昔救急病院に行ったときにやはり足の指に針が刺さった少年が来ていて
    (どうやって刺したんだ?)みんなに「すごいの釣れたね!」って
    やはりからかわれていました。
    うちのダンナは背中が痛くてそこにいったのですが車椅子で動く彼を見て
    「おい、あいつ自分でトロールしてるぞ!」って言った自分にウケて
    背中に響いて泣きながら笑っていたあの日を思い出しました。
    男達よ、笑わせてくれるぜ!
    化膿したりしないよう、お大事に~!!

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    1. ハハハ、やっぱり出てきましたね。釣り針ネタ!
      子供の頃、祖父の釣り仲間が、唇に引っ掛けてそのまま引きちぎったという話を聞かされていて、私も釣り針には尊敬の念を抱いていたものです。
      トロールって、、、どーしても、そのジョーク言ってみたくて笑ってしまった旦那様、、、失礼ですが、泣き笑いを想像して笑ってしまいました。カナダジョークにも、釣り&狩猟ジョークが多そうですね。で、自分が笑い者にならないように、自分の怪我は隠して置きたい(我慢する)というところでしょうか。まーったく、手間がかかりますねー。

      私はトリプルフックで怪我をしたことはないのですよ。意外と、鮒釣り用の小さな針に手間取ることが多いです。風になびいて、うまくキャッチできずにプスリ!釣りを始めて、破傷風の予防注射も受けたくらいです(苦笑)

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  3. うわあ~、痛そうですねー・・。これは、お魚の気持ちがわかるところまで、いくんでしょうか・・??

    以前、働いていた職場で、一時期「ここは、ドイツ村か?」と言うほど、ドイツの方が多かった時期があったんですが、みなさまこんな感じで、明るかったですね~、タフと言うか・・。お国柄だったんですねー。

    こんなのにぶっすりとヤラレた日には、完治しても傷は残りそうですね。でも、そんな傷跡すら話のネタにしてしまうんでしょうかねー? 笑)

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    1. そうですねー、お魚の気持ちを考えて、リリース基本で釣りをしている方は、このかえし部分を潰してしまう方法もポピュラーなんですよ!

      ドイツ村(笑)、このネーミング、久しぶりに聞きましたが、笑えますね。。
      体の大きさだけじゃなく、精神的にもタフな方が多いかも。特に女性の強さには脅威を感じますよ。絶対、敵に回したくないタイプ(^^;)。でも、お医者さんとかになれば、頼りになる存在ですね。私なんか、ヒョイッと抱えてくれる感じ。

      針が貫通しただけなので、傷跡は残らなさそうですが(指の皮膚はグローブ化してますので、、)傷跡、残ってて欲しそうですよ。やっぱり勲章にしたいんでしょうね(苦笑)

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