といっても、もう既に始まって1ヶ月が過ぎようとしています。
こちらの州では、4月1日から、野生動物の子育て期間(Brut-, Setz- und Aufzuchtzeit)として、犬はリードに継ぐ条例があります。
これがまた長く、7月15日まで続く。
飼い主同士の会話では、「ああーまた始まったー。」と、嘆きの声が。
確かに普段はとってもフリーなドイツでは、リードをつけて散歩などありえない、という人も多いです。
それに、この条例の範囲内は、”野生動物が生息しているところ”で、うちの場合半径50km内がその範囲に当てはまるわけで、どこに散歩に行こうがリードは必須となる。
まぁ、犬と散歩に行きたいところって、自然の中が基本ですから、どのみちリード着用となるわけです。
でも、飼い主側の嘆きも分かりますが、野生動物の嘆きの方が切実だと思うんです。
そうじゃなくても厳しい環境で生きている動物。
その上子育てという重要任務を抱えているときに、邪魔をするなんて、あるまじき行為です。
そんなことはみんな分かっているけど、”全員が守らなければならない”というのが腑に落ちない人も多い。
例えばまーったく野生動物に興味のない犬とか、どう考えても身体的に動物を追いかける能力がない犬の飼い主は、納得いかないわけです。
ある飼い主さんが、自然公園を散歩していて、犬が見当たらなくなったそうです。
名前を呼んでいると、森の管理をしている人が通りかかり、事情を察知して、「こんなところで、犬を離すなんて、、野生動物の管理が、、、うんぬん」と、説教しにかかったそうです。
そこへ、その飼い主さんの犬が、馬糞を咥えて、よっこらよっこらと戻ってきた。
その犬は短足の上にどっしりとした体が乗っている雑種犬。歩くのも、ちょっと大変そうだ。
管理人もその犬を見て、苦笑いするしかなかったと言う。
飼い主なら、自分の犬が狩り好きかどうか、呼び戻しが100%かどうか分かっているはずなので、こんな条例を作る必要はないと思うんですがね。
しかしマイさんは思う。
ヒナを咥えて、悠々と横切っていく猫を見て、
「ペットでありながら、野生であることも許されている猫が、非常に羨ましい」と。
*リード着用義務の期間や場所は、各州や地域の情報を確認して下さい!
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