Thursday 6 April 2017
飼い主のために、街中を駆け抜けた犬
4月1日土曜日、エッセン、ドイツ。
複数の通報が警察に入る。
犬が街中を走り抜けているという。一人の女性は犬に襲われたとも。
その女性は車に逃げ込んだが、尚も犬は車を包囲するように吠えつづけたと言う。
何かおかしい。
回りに居た人によって、なんとか犬を落ち着かすことが出来た。
おそらくその中にその犬を知る人が居たようで、駆けつけた警察と一緒に飼い主の元へ犬を連れ戻した。
そこで明らかに具合の悪い飼い主が発見され、即座に救急車で病院に搬送された。
犬はその男性の娘の元に預けられた。
警察が推測するには、そのせいで犬はそんな行動に出たのではないかと。
というのも、その犬は普段大人しく、行儀が良いと評判で、そのような行動にでたのは、自分に注意を集めて、飼い主のために助けを求めたのではないかと。
犬種については、ただ茶色の大型犬ということだけで、警察は公にしていない。
犬に襲われた女性に関しては、大怪我ではないとのこと。
飼い主が倒れて、パニックに陥ったのか、それとも警察が推測するように、計画的に行動をしたのか。
私の予想ですけど、
吠え立てて人を動かさないようにすると言う行動と茶色の大型犬、
もし、噛んだのが手首であれば、その女性を飼い主の元へ連れて行こうとしたのではないか、
ということで、ベルジアンシェパードかなと。
この行動を知らない人は、噛まれたと思って手を引っ込めてしまい、逆に怪我をしてしまう。
実際にそんな犬と触れ合ったことのある人は分かると思うんですが、そっと手首を噛んで(口で握って)行きたい方向に運ばされるというか、なんとも不思議な感覚を覚えるものです。
警察がそこまできっぱりと推測するのも、彼らがよく知っている犬の行動だったからかとも。
それにしても、犬をなだめた一般市民の方達、凄いですね。
それに警察も下手に犬を威圧しないかったのも良かった。
犬が人を襲って警官に射殺されたなんて話は度々ありますが、社会全体が犬の性質をもっと理解できていれば、そのような事件は起こらなかったと思います。
今回の事件は偶然かもしれませんが、全てそんな人たちの連携プレーの賜物だったと言えるでしょう。
記事元はこちら(ドイツ語)
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賢いワンちゃん!助けを求めてやったと思います。
ReplyDelete本当、犬を知っている人がいてよかったですね。
ジャーマンシェパードだと犬種もだして名犬のように報道されたのかなぁ?とか考えちゃいました。
最近ではアメリカの警察でも撃たないで対応する方法を学ぶプログラムも導入されるようになったようですが、ドアダッシュだと確実に撃たれますね。ジェイクも気をつけないといけません・・・
新聞記事になる犬の記事って、子供を噛んだとか、もしくは犬の習性をべた褒めするものかなんですが、今回のはちょっと不思議な事件ですね。
Deleteそういう感覚を持った動物と一緒に私たちは暮らしているんだよーと教えてくれた事件でもありました。
噛まれた女性のこともあって、犬種は出さなかったのだと思います。少年Aみたいに権利が守られた?
こちらでも犬が射殺されたこともありました。飼い主の前で、、、。Cocoさんも書かれていたように、人間(テロリストとか)だとあまり問題にならないけど、犬だと警察への批判が凄いですからねー(^^;)
犬の行動を人間側からみた美談にしてしまう事は多々ありますが、犬が本能的に飼い主を救う為 驚くべき行動を取る事はあると思います。
ReplyDelete確かアメリカ、、女性が自殺する為 庭で発砲しようした瞬間 犬が飛びかかり命が助かったというニュースもありました。
美談にしてしまうー飼い主側が良いように捉えてしまうこと、私もよくあります(^^;)あー慰めてくれているのねーとか。
Deleteでも、人の気持ちや健康状態を理解する(嗅ぎ分ける)ことは、動物行動学でも正銘されていることなので、そのアメリカのニュースの例もありえる話だと思います。
良い話ですね~。
ReplyDelete日本じゃとてもとても。
我が家のふじが敷地内(砂利を敷いている)から出て行かないのを見ただけでも超ビックリされますからね。
社会全体が犬を育てるような環境が羨ましいです。
偶然が重なり合って、こんな結果になったとも言えますが、もし犬が街中で吠え立てたりしていたら、恐怖よりも「何かある」と私も考えると思います。
Deleteいやあ、うちの犬も近所の犬たちも、ふじさんには及ばないですよー(苦笑)
猟犬の良いところは、家族だけではなく、ハンター社会(?)の中で育っていくところにあると思います。村犬みたいな感じで。