Wednesday 27 April 2016

遊びたくない犬、挨拶したくない犬 






ドッグパークというようなところへは、わざわざ街へ出掛けなければならない田舎暮らしです。


先日、トレーナーさんから教えてもらったこちらのドッグパークは、地区の住民が共同で運営しているそうです。
もともと市の持ち物であった空き地を、管理をするという約束の元、犬飼いさんたちが共同で簡単な柵を立てて、誰でも自由に使えるようにしているそう。

管理といっても、犬を飼っていれば、散歩コースに取り入れるなど、自分も使用するので、わざわざ見回り当番なんていらないのでしょう。良い考えですね。


さて、今回は、このお二方。



う~なんだか迫力があります。。

尻尾がふさふさのコは、スペインからの野良だそうで、大きなコは、飼い主曰く、リッジバックMixだそうですが、体が一回り大きい。。そして顔はボクサー。&O付き。

飼い主同士の予想とは、だいたい50%当たっていれば良い方、自分の犬がどの犬に興味を持つかなんて、あまり当てにならないなぁと思う今日この頃です。

この日も、私も二頭の飼い主のおじ様も、走り回るのが大好きなスペイン君と若いマイは、良い遊び友達になるだろうと推測していました。

そこで、おじさん、マイとスペイン君を呼んで、ボール遊びを始めました。


「こうやってねー最初は伏せをさせてからねー」と説明するおじ様。(リッジバックで見えないけど)

さぁ、とってこい!と、何度もボールを投げるのですが、マイは一緒に走りはするものの、顔は「…?」で、ボールを取ろうとしない。

「マヤ!(マイですけど、、)ダメじゃないか~今度はそっちに投げるから、ボールを取ってくるんだよ!」「さぁ、行け!マヤ~、走れーマヤ~」

と、煽られ、一応ボールの方向には走るけれど、スペイン君が辿り着くのを待って、ボールには触らない。

それもそのはず。初めて会った犬で、おもちゃ(ボール)は彼のものだと分かっているのに、それを取り上げるなんて、ルール違反だと思っているのだろう。

そのうち、ボールを投げるのに、もたもたしたおじ様に、イライラし始めたスペイン君。ギャンギャンとおじ様に吠えまくる。

今度は、そのスペイン君にギャンギャン吠えるマイ。


ダメだ。。
アカとの喧嘩の始まりもそうでしたが、何かにとり憑かれたように(今回はボール)正気を失っている犬に、「何やってるのよ!たかがボールじゃない!!」と、抗議する傾向がある。

静かに私の方に引き寄せて、「もうボール遊びはしなくていいからね。」と言うと、ホッとしたかのように走り去り、リッジバック君に付いて歩くことにしたらしい。


このタマタマのついてるゴツいおじさんと、匂いを嗅いでる方が楽しいー。

その後はずっと楽しそうに二匹で、あっちを嗅ぎこっちを嗅ぎ。穏やかな時間を過ごしましたとさ。




下のビデオは、挨拶したくないというか、挨拶もさせない犬さんのテクニック。


お尻の匂いを直接嗅ごうとして、怒られたマイ。その後の様子です。
のっしのっしと歩いていき、明らさまにオシッコをして、「さぁ、これをお嗅ぎなさい。」とでも言っているよう。(さすが女王様!)
一方マイは、真剣に匂いを嗅いで「おお!これは凄いですーお見逸れ致しましたー」とでも言わんばかりに目を細ーくしている。



犬の挨拶(お知り合い)というのは、本当は時間が掛かるものなんだなぁとつくづく思います。


あわてないあわてない、一休み一休み♪







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4 comments:

  1. 犬同士が知り合うって まさしく尻合うって事なのでしょうね~。
    自分のお尻を上手に嗅がせてあげるって事が大切云々という あるドッグトレーナーの記事を読んだ事があります。
    しかし 嫌がる犬のお尻をしつこく追いかけないって事も上手なお付き合いなのかもしれませんね。

    ナナも他の飼い主が投げたボール他に興味示しませんが、 子供が投げたり訪問活動で老人が投げたボールは取ってきます。 
    その人達は飼い犬と一緒では無い、、それが大きい違いです。
    でも 他の犬のボールを取ってしまい 絶対返そうとしない犬もいて、性格の違いが面白いです。

    我が家付近ではドッグパークとして指定された場所は無く、 湖沿いの草原や公園がドッグパークの様な感じですね。

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    1. そうなんですよね。直接お尻を嗅ぐことが、お知り合い(笑)ではなくて、犬によっては、距離をおいて、お互いマーキングしてみせて、それを嗅ぎ合うというシーンをよく見ます。時間もそうですが、それなりの広さも必要なんだなぁと思います。

      うちのアカは、ボールならなんでも取ってきてしまう犬なので、この違いもおもしろいです。でも、自分のボールを取られて、怒る犬もいるので、やはり人のものは奪らない!と教育すべきでした、、(苦笑)
      飼い犬と一緒ではないという、見分け方は分かりやすいです。私も注意して見てみたいと思います。

      私も初めてドックパークなるものを見ました。普通は要らないですものね。そこは、たぶん、飼い主グループが仲が良いのだと思いますよ。(飼い主が集まりたい?)出会ったおじ様も、話が長くって、、。

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  2. ドイツにもドックパークのような犬専用の場所があるんですねぇ。
    山や公園でオフリードのイメージがあったので、ドックパークはないのかなぁと思っていました。

    ワンちゃんたちも、落ち着いた感じでいいですね。

    マイちゃん、熱心に手紙読んでいる姿が可愛いですねぇ。
    返事は書かなかったのかなぁ。

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    1. 私も初めて教えてもらって、行ってきたんです。
      普通は、暗黙の了解で、犬広場みたいになっている公園(野原)があります。
      ここの良い点は、柵があるというのと、一応管理しているということで、ゴミ(落し物)もないというところでしょうか。私の経験から、街中の人気の広場は、色々と派閥があったりして、面倒くさいというのもあります。そういうので、誰でも使えるけど、礼儀を持って、というこういうアイデアが出来たのかなぁと。
      うちは、あまり犬とも出会わない田舎なので、知り合いを作るためにわざわざ出掛けています(^^;)

      たぶん、手紙の書き出しが出てこなかったんだと思います(笑)

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