Sunday 29 March 2015

お気に入り、ノンアルコール ビール







最近天気が悪いけど、春が近づくと、やっぱりバーベキューなドイツです。

バーベキューと言えば、ビール。

でも、車で出掛けることが多くなったので、最近はノンアルコールのお世話になっています。

今までは、そこまでしてビールを飲もうとは思わなかったんですが、
さすがビールの国ドイツ、これが意外とおいしいのです。  本気な旨さ。

逆に、ここまで美味しいなら、アルコールをわざわざ摂る必要がないかもと思うくらい。


普通のビールはPILSが好きですが、ノンアルコールはWEIZEN(白ビール)系が好き。

そして、次々に登場する色々なフレーバーのついたノンアルコールビールも試してみました。




その一つ。
エルダーフラワー、西洋ニワトコの花(Holunderblüten) と白ビールの組み合わせ。





エルダーフラワーのフレーバーとプロセッコ(白発砲ワイン)を組み合わせた、HUGOという女性に人気の飲み物がありますが、それのビールバージョンですね。

爽やかで、おいしい。

私の回りの女子が、あの飲み物HUGOは、私達が一番最初に思いついたんだ!”と言い張ってるんですが、、、そういう女子、ドイツ中に何人居るんだろう。

もう少し待ったら、エルダーフラワーのシロップも簡単に自分で作れますよ。レシピはこちら




これもイケます。 Schöfferhofer のグレープフルーツ味。



さぁ、明日から少し旅に出ますが、今回はマイを連れていきます。

どんな旅になるかな。










Thursday 26 March 2015

ヒルデおばあちゃんの、本当にあった心温まる話











昔むかし、二度目の世界大戦直後のお話です。

今や、ドイツの食料生産高一位の、この地方ですが、昔は殆ど農地などに出来ない湿地帯が広がる貧しい貧しい地域でありました。

戦後の大規模な冠水工事のおかげで、今があるのですが、同時に魚も動物も少なくなってしまったというのは、また別の話。


ポツポツと家のあるこの辺は、まだ電柱があります。

なので、戦前戦後に変わりなく、この辺の住民は、小作人として働く傍ら、自宅でも自給自足が出来るようにと、あらゆる物を育て保存していました。

そして大戦が終わると、物資の不足していた近郊の街へ、生産物をせっせと運んでいたそうです。


その中には、需要の大きかった蒸溜酒がありました。

もちろん、当時でも違法でしたが、こんな人里離れた集落、監視が行き届く訳はありません。

それまでも、各家庭で、自分たちが飲む分だけを作っていた村人たちですが、そんなに良い値が付くものを、黙って見ている訳はありません。

集落が一丸となって、密造酒作り
(これが、酒好きが多い理由なのかも。)



当時、まだ6歳くらいだったヒルデちゃんには、大事なお仕事がありました。

それは、お父さんや近所のおじさんが、家畜小屋で密造している働いているところに、お昼ご飯を持って行くことでした。


ある日のこと、
いつもの様に、お昼に小屋へ出かけたヒルデちゃんですが、小屋の様子が少し変です。

いつもは、ぶーぶーとうるさい豚や、ムシャムシャと咀嚼する牛の声が聞こえてきません。

それに、お父さんを大声で呼んでも、返事がありません。


恐る恐る、小屋に入ってみると、なんと、豚も牛もグーグーといびきをかきながら寝ているではありませんか!

お父さんたちが作業している二階部分に行くと、人間もいびきをかいて、仰向けになって寝ています。

子供ながらに、何かおかしいと感づいたヒルデちゃんは、すぐに近所の人を呼んできて、
事なきを得たのですが、今考えると、爆発寸前の状態だったそうです。



犬の後ろに写っているのが、当時のガラス瓶。


ヒルデちゃんには、もう一つ大事な仕事がありました。

それは、お父さんたちが、馬車でブレーメンまで蒸溜酒を売りに行く時に、付いて行くことでした。

街が近くなると、検問が厳しくなってきます。

なので、まだ真っ暗なうちに出掛けなければなりません。 ヒルデちゃんは、この役目が嫌でなりませんでした。

まだベッドで眠っていたいのに、叩き起こされ、お酒の入った瓶の上に敷いた、冷たい板の上に乗せられるのです。

そして、怖い怖い取締員がやって来て、ランプで顔を照らしても、寝たふりをしなければならないのです。

子供が寝ているところを見ると、大抵の取締員は、納得したようです。




ヒルデちゃん、アヒルと一緒に。


そして、時は流れて現在。

以前滞在していた町で、相方が新聞に掲載されたことがありました。

その数日後、ある一人の男性が訪ねて来ました。歳は70歳くらいだったでしょうか。

その男性は、相方の名字と出身地を見て、60年以上も前の記憶が蘇ったのだそうです。

当時の彼にとっては、ここはパラダイスの様だったと。

山盛りのりんごに、新鮮な卵も、ベーコンも、、、。街では絶対に手に入らなかったものを、馬車一杯に詰め込んで、家へ帰る道のりは、夢見心地だったと。

相方にとっては、自分の父親も生まれていたかどうかというくらい昔の話でしたが、遠くをやさしい目で見据えながら、当時の庭の様子や、家の様子などを熱く語ってくれたお話に、私達も共感せずにはいられませんでした。




そして、そのお話の中で、

ああ、そこの家には、確か可愛らしい女の子がいて、お父さんたちが積み込み作業をしている間、いつも一緒に遊んでたんだ。その時が、唯一子供らしくなれる時だったと。

となれば、私達の出番、その数週間後、ヒルデおばあちゃんを連れて、その男性を訪ねたのでありました。


当時の面影、残ってたかな?


百年の恋も一時で覚めたに決まってるって、みんなが言った。


今や、毒舌炸裂のヒルデおばあちゃんなのでありました。。。




おしまい。






Saturday 21 March 2015

犬の飼い主免許、ドイツで導入






魚を釣るのに、免許が必要なの?!と、よく聞かれることがあるのですが、

今度は、犬を飼うのに、免許が必要になりました。


と言っても、最近の話ではなく、2013年7月から、私の住むニーダーザクセン州で導入。

ドイツ語では、 Hundeführerschein いわゆる”飼い主免許”と呼ばれています。

この免許導入は、まだ、ドイツ全体ではありませんが、今までにも、番犬や闘犬種、問題犬として指定された犬の飼い主に、専門知識を習得したという証明を義務付けた法律はありましたし、ハンブルグやベルリンといった大きな都市ではそれぞれに細かく条例が定められています。


また、これとは別に、全ての飼い犬にマイクロチップの埋め込み、その番号を州の定めた機関に、個別で登録しなければならない法律も加わり、ますます犬に関する決め事が増えてきたという状況。(注*犬税を支払う市町村への登録とは別の機関。)


では、飼い主免許とは一体何なのか?

質問形式で分かり易い説明があったので、簡単に訳してみます。(元記事はこちら、(ドイツ語)


誰が飼い主免許を取らなければならないのか?

初めて犬を飼う人、全員。


例外は?

過去10年間のうち、何の問題も起こさず、2年以上犬を飼っていたことを証明できる人。

その他、ハンター、獣医、動物保護施設を運営している人。


家族全員に免許が必要?

いいえ、家族が散歩に行くために、免許を取る必要はありません。

但し、責任は全て飼い主が負うこと。


試験内容は?

学科、35問。
犬を飼う前に、合格する必要あり。
内容は、躾、教育、世話、関連した法律。
費用:14ユーロ

実技、犬を飼い始めて一年以内に、”日常的なシチュエーション”をマスターしていることを証明しなければならない。
費用:約200ユーロ




みなさん、どう思いますか?

犬を飼うことに、ハードルを高くして、問題を予め回避する方法なんでしょう。

マイクロチップに関しては、より合理的に犬の管理を行い、犬税(ドイツでは犬を飼うと、税金を納めなければなりません)の申告漏れを防ぐ効果を狙っているようです。
*二次的な効果として、犬の管理を徹底することによって、放棄や無闇な売買を防ぐことも挙げられます。私はこれが有効的だと思っています。

軽い気持ちで犬を飼う人がいなくなる=犬が幸せに暮らせる、ということはもちろん重要なポイントだと思います。

でも、少し引っかかる部分もあるんですよね。

今でさえ、犬を飼う人が減ってきているドイツなのに、これ以上”犬離れ”を増加させたら、本来育てていくべき、人間と犬との関係はどうなってしまうのか?

釣り免許に関しても、私は環境を守る良い制度だと思っているけれど、一方で、悲しい現実も見えてくる。

例えば、いくら釣りに興味を持っても、日本の様に、子供同士で自転車に乗って、溜池に釣りに行くというのは不可能で、身近に釣り免許を持っている大人がいなければ、その子供は魚を触ることすらなく、大きくなる。

近所に犬が居なければ、身近に犬を飼っている人が居なければ、、、というのも同じこと。


確かに、まだ行政による殺処分があったり、物の様にペットを売り捌くことが可能な国々では、少しでもペットの管理を強制するシステムがあれば、と望む気持ちでいっぱいだけど、

ドイツのような、動物保護、自然保護、先進国の取り組みを実際に見ていると、それはそれで問題点も見えてくるんです。

無知が生む、無関心ほど怖い物はないんじゃないかなーと。









参考資料:ニーダーザクセン州、犬に関する法律(ドイツ語)

より詳しい説明は、こちら (FAQ) Cov Connect (ドイツ語)









Monday 16 March 2015

失敗した、スーパーの魚






ドイツで売られている魚のシリーズで、(前の記事はこちら→*魚の正体

切り身になって、冷凍されて、綺麗な写真とテキトーな名前が付けられている、お魚の話。

魚屋で買えばいいだけの話だけど、ドイツの魚屋は日常に通えるほどお安くないので、冷凍の魚は貧しい庶民の味方なんです。


先日も、その安さに飛びついたこちらのお魚。



 Wildlachs, 英語にすると、ワイルドサーモン。ちょっと凶暴そうなサーモンを想像しますが、

天然の鮭、ということ。

こちらで売っている鮭は、殆どが海で養殖されたものなので、天然モノは、普通値段が倍くらいするのに、養殖と変わらない値段だったのです。

で、学名表記を見てみると、”Oncorhynchus Keta” 原産地も大西洋ではなく、北東太平洋。

こっちで見かけるのは、だいたい”Salmo salar” アトランティックサーモンと呼ばれているものなので、これは一度試してみなければ! と購入してみました。


まずは食べる前に、何の魚なのか検索。

私が調べた限りでは、日本では”白鮭”とか”秋鮭”と呼ばれ、新巻鮭もこれなんだとか。

ふーん、じゃあ普通の鮭なのかと、フライパンでバター焼きにしてみましたが、

鮭に似た味のする魚の味 という感じ。

脂が少ないせいか、さっぱりとした味で、好みの問題なのかもしれないけれど、これはちょっと残念な結果だったなぁ。

でも、料理次第では美味しくなりそうな気もするので、再度チャレンジしてみたい。


で、完全に失敗だった魚を二つ。


Pangasius (Pangasianodon hypophthalmus)

Nilbarsch(Lates niloticus


どちらも、”白身魚の切り身”として、安価で販売されています。


一つ目は、日本語でカイヤンと呼ばれるナマズ。手に入るのは、タイやベトナムで養殖されたもの。

以前、多く買いすぎたからと頂いたのですが、解凍した時点で、ちょっと気絶しそうでした。。

普段川魚を食べ慣れている私でも、泥臭い匂いが駄目でしたね。

でも、中華などで出てくる白身魚は、この魚が多いのですが、さすが中国人、そんな臭さも感じさせない腕の持ち主です。 でも、私はもう元の匂いを知ってしまったので、食べませんけどね。


二つ目は、ナイルパーチ。 ドイツではViktoriabarsch という名でも呼ばれています。
  
ドキュメンタリー映画『ダーウィンの悪夢』でも、有名になった魚です。

この映画の内容を信じるかどうかは個人の問題ですが、水産資源の為に導入され、在来種の生態系に深刻な影響を与えているという事実だけで、食べたくない魚の一つです。

そんな魚が普通に出回っているなんて、信じられないですが、残念ながらよく見かけます。


前にも書きましたが、どれも小さく学名が書かれているだけなので、消費者としては見極めが難しい。
その上、こちとら日本人、ラテン名なんて覚え辛い。


それでも、美味しい魚の為に、冷凍庫の前で、じっくり観察続けたいと思います。





気休めかもしれませんが、このMSCマークの付いているお魚を買えば、間違いはないかなー。


海洋管理協議会(MSC—Marine Stewardship Council)の日本語のページです。

 http://www.msc.org/?set_language=ja









Saturday 14 March 2015

もやし と 排水口








もやしがなかなか手に入らなくて、自分で育てている方へ報告です。



今週半ばから、排水の流れがイマイチ悪くなった気がしていたんです。

そして、昨日の朝、排水口の中に、何かキラッと光るものが。

そして、夕方、排水口から明らかに何かの葉っぱが顔を出していました。


もやしの育て方で、一日に2回程水ですすぐ、というのがありますね。

その時に、迂闊にも種が数個流れてしまったんだと思います。


それにしても、排水管から出てきたもやし、20cm以上あったんですが、
これは、最適なもやし育成環境なのでは? と、思慮を巡らすのでありました。



ビオの緑豆、Bioladen, Reformhaus で、手に入ります。

うん、それだけ。


でも、あの白くて長いヒゲが排水口から伸びてきたら、結構ビックリするのです。

この世のものとは思えない生命体のよう。


気をつけて下さい!








Thursday 12 March 2015

今日も元気に、、、猟犬編






ドイツの狩猟話なんて、マイナー過ぎるとは思うのですが、少しだけ触れさせてくださいね。

今シーズン、アカにとっては猟犬試験に合格してからの初シーズンだったのですが、なかなか思ったように成果がでなかった。

犬が狩猟の成果を導くかどうかという意味ではなく、犬にとって有意義であったかどうかという点。


この辺り、北ドイツは、山が全くないどころか、丘と呼べるような起伏すらも皆無です。

そんな土地柄、猟犬を使って狩りを行う種類として、(日本語で何と言うのか分からないのですが)
多数のハンターと犬が猟地の端から獲物(うさぎや雉)を推し進めて行うものが主流です。

他は、取り逃した獲物を探すことくらいで、早々猟犬の出番がないのが現実です。

その上、上記の兎と雉狩りに関しては、年々個体数が減少しており、そういった狩り自体が減ってきています。

つまり、折角猟に参加しても、犬にとっての達成感=獲物の匂いをとって、ポイントするところから、獲物を運んでくるまでの一通りの行為を行うことが出来ないのです。

訓練だけでも十分その達成感を与えられるのですが、実際の猟で培った感覚は違うと言います。

私が想像出来るところで、スポーツ選手と似ているかもしれません。

日々のトレーニングと試合。

毎日、体とメンタルを鍛え上げて、試合でその二つをバランス良く集中させる。
試合を数多く経験すればするほど、脳と体の関係がより良く機能するようになるのでしょう。



しかし、

私は知っているんです。(誰だよ、あんた?)

野生動物が減少しているなんて嘆いてますが、この辺でも、雉や猪が集まっているところを!

道なき道を散歩するのが好きなのですが、ある散歩コースに、ちょっと変わった箇所があるんです。
森に隣接した農地の一部がいつも収穫されないまま残っているのです。

その一帯に入ると、視覚だけではなく匂いでも、動物が多数生息している事が解ります。

少し探ってみたのですが、どうもこの土地の持ち主は女性ハンターさんであり、同時に農業を営んでいるそうです。

こんなに僅かな農地を与えてあげるだけで、これ程まで違いが出るのだから、
すべての農家さんよ、少しだけ恵んでやってくだされ! と、しみじみ思うのであります。




さて、そんなうちの猟犬アカ先生、猟の訓練ばかりは嫌じゃろうと(ここが間違ってる?)、
只今オビディエンスに夢中です。

今週覚えた技は、足の間を潜ることと、




足の間に入ったまま、ゆっくり歩行、



& 後ろ歩き。


これを私がやると、犬に乗っているの?と言われます。(足が短いって言いたいんでしょ!)


そして、今までなぜかやってなかった、立ったままで居るコマンド。
これが意外と難しいのです。

どうしてもお座りと伏せがしたい犬の図↓。



私の気持ちは、、、




立つんだーー!




立つんだーーアカーーー!







Monday 9 March 2015

今日も元気に、落ちこぼれ







先週末から、春のような陽気が続いている北ドイツ地方。
嬉しくて週末はずっと屋外で過ごしていたら、ちょっと風邪気味?Tシャツは早すぎたか、、、。


さて、そんな中、犬の学校による”街歩き訓練”に参加してきました。



もの凄く緊張した面持ち。

その先には、



20匹以上の犬がわさわさ!




とびっきりのおやつ(炒めた鶏肉)をとにかく詰め込む。グイグイと鳥がヒナに餌を与えるような感じ。

緊張が高まりすぎると、脳だけじゃなく、口も固く閉じてしまうので、そうなる前に(そこから解除して)
せっせと好物を与える。

なんでもいいから、恐怖心を軽減して、少しでも幸福ドーパミンが出ることを重視している段階です。




他の参加者(犬)達は、まずは広場でいつもの基本トレーニングを一通りこなし、

一列になって街を歩きます。

その間も、半数はお座りをしたまま待ったり、半数はきちんと飼い主の横を歩調を合わせて歩く練習をしたり、総勢20名+20匹以上なので、限られた歩道は渋滞。

でも、週末で買い物客も多い中、文句を言う人もなく、みんなやさしく見守ってくれていました。

大きな駅などでも、こういった犬の団体さんを見かけることが多いドイツです。

一人でも出来そうな訓練ですが、みんなでやれば怖くない!精神は飼い主に余裕を与えてくれます。

ギャラリーも、ああ、訓練中なんだと、大目に見てくれますしね。




でもうちのマイ嬢は、みんな(犬)がいると余計興奮してしまうので、少し離れてゆっくりと個人レッスン。
写真とは別に、街に出ると落ち着かないドイツ人に変わって、街中は私が担当します。

最近実践している緊張を解く方法なんですが(パトリシア マッコーネル氏の教えから)、
緊張の波が近づいてきたら、脳天気な歌を歌う♪

彼女お勧めの、誕生日の歌を歌ってます。

ハッピバースデー ツーユー ハッピバースデー ディア まいちゃーん♪


思いっきり脳が空っぽになります。(日本語風に歌うのがコツ。)


もちろん街中でも平気でやりますよ。なので、変な目で見られることに慣れている私が、このパフォーマンス担当ということでもあるのです。出来れば同時に水玉の服でも着用したい。




とはいえ、週末の街&犬の団体は課題が大き過ぎたので、嫌な経験になる前に、私達だけ路地に逃げて、散歩を続ける。





お陰で、こんな素敵な教会の裏(裏というのがミソ)にも遭遇出来て、駐車場に戻った時には、

もう終わり?(実際は、もうチキンはないのか?)な顔を見せたマイに、また少し希望の光を垣間見たのでありました。



しかし、

遠足の途中で、勝手に抜け出して、そのまま帰宅してしまう生徒って、やっぱり…


*トレーナーには予め別行動をすることは伝えています。









Thursday 5 March 2015

ペットのメッセ(見本市)@ドイツ






偏見なんて持つと、損をすることだらけです。

見本市なんて、最新のなんとかとか、今までになかったなんとかの誕生とか、根こそぎ新しいものが並べられて、ちょっと面倒くさいなぁなんて思っていたものだから、

相方がハノーファーに、熱帯魚オタクの集まりも兼ねて、ペットの見本市に出掛けると言っても、
ふぅーん、行ってくればーと、見送ったのでありました。


帰ってきた彼、

いやぁー今日は今まで見たことのなかった犬を全種見た気分♪

ドッグスポーツの種類もあんなにあるんだー、全部見られなかったよー。


さっきまで、ソファで寝転がってたのに、思わず立ち上がりましたよ。

ドッグフードや玩具が並んでいるだけだと思ってたのに、会場の半分以上は、ショーのために用意されていて、そこで色々なワークショップやデモンストレーションが行われていたそうです。

それに犬や熱帯魚だけじゃなくて、ペットとして飼育可能な動物の情報が色々と得られる場なんだそう。パンフレットには、ペットを飼っている人も、今から飼おうとしている人も楽しめると。

なんかそれ、すごく楽しそうじゃないか。

く、口惜しいー。

で、写真は?


あ、、、この人は、珍しいものは写真に収める遺伝子が組み込まれていない人種だった。。


という訳で、Hannoverはもう終了してしまいましたが、下記の都市で開催されます。
開催地によって、ショーの内容も変わってくるので、
詳しくは、こちらでチェック → Heimtiermesse


あと、ドレスデン以外の見本市では、ブロガーtreffen(集合)というのがあって、自分のブログを記載のアドレスに送れば、入場券が5枚無料で貰えるそうですよ!


ミュンヘン Münchner Heimtiermesse 
27. März 2015 - 29. März 2015


デュッセルドルフ Heimtiermesse Düsseldorf 
05. September 2015 - 06. September 2015


ドレスデン Heimtiermesse Dresden 
10. Oktober 2015 - 11. Oktober 2015


ベルリン Heimtiermesse Berlin 
30. Oktober 2015 - 01. November 2015



写真がないので、うちの犬さんなんぞを…



玩具にまーーーったく興味のなかったマイマイ。


なんだよそれ、という態度。

もともと玩具を与えていなかったウチ。
なんとなく、壊されたりするのも嫌で、玩具と言うより道具(持ってくる練習とかの)ばかりでありました。

なので、自然と、玩具は人間と遊ぶためのもの”という位置にありまして、部屋に転がっているということはありません。



でも、かたくなにこうやって拒否され続けるのも、どうかなと思い始めまして、近くに置いておいたりしてみたんだけど、一向に興味を示しません。





一方、アカは人ん家の玩具を盗んでくるくらい好き。

というか、玩具=人間が遊んでくれるきっかけだと思っているので、これさえ持っていけば
楽しいことが待っているとせっせと運んでくる。




散歩中も、自分の玩具は自分で運ぶよ。(たまに置いてきてしまうけど、、、)



そうこうしているうちに、クリッカー訓練のおかげで、




咥えたままで居る。探す。持ってくる。

出来るようになりましたー!(室内のみ。)













Sunday 1 March 2015

インフルエンザ、日本とドイツの違い







医療関係者ではないので、あくまで個人的な見解ではありますが、
長くドイツで暮らしてきて、いつも不思議でならなかったことを書きたいと思います。



それは、インフルエンザに関する対処法の違いです。
大きくは、風邪全般に対する処方方針の違いでもあるのですが、、。


ドイツで風邪をひいて医者に行っても、インフルエンザかどうかの検査をするどころか、薬も殆ど出してもらえません。
出してくれたとしても、熱や痛みの緩和として、アセチルサリチル酸(アスピリン)やイブプロフェン、
気管支の不快を和らげてくれるハーブ系の薬といった、処方箋なしでも買える常備薬を服用することを勧められます。

わざわざ医者に行ったのに、”ウイルスを抑える薬はありません、自分で打ち勝つしかありません、安静に過ごし、水分補給を十分にしてください。”と言われるだけで、当初は、なんていい加減な医者なんだ!と、プリプリしていたのであります。


というのも、私が日本で受けてきた医療とまったく違うから。

日本で医者に行けば、抗生剤がすぐに貰えるし、インフルエンザに関しても、様々な国での買い占めがあった某”抗ウィルス剤”を処方してくれるのが一般的のようです。

今回も、いつものように、最初の3日間は安静にと言われただけで、5日目になって、中耳炎も併発していることが分かり、やっと抗生物質の投与がなされたのですが、あくまでも中耳炎の炎症を抑えるための薬であって、風邪に対するものではありません。


以前、友達が風邪に罹ったとき、日本から持ってきた市販の風邪薬を分けてあげたことがあります。

2日経っても改善しなかったので、医者に行くことになり、その日本の風邪薬の成分を全て訳して持って行かせました。

すると、医者はそれを見て、にんまり。 すごいね、なんでも入ってるね!

その医者が言うには、ドイツでは禁止されている精神を左右させる成分も入っているとかで、
こんなの飲んだら、なかなか眠れなかったでしょう?と、聞かれたそうです。


”ここでもうちょっと、頑張っておけ!”という成分が入っていたらしいです。


あるピアニストの知り合いは、コンサートの前に風邪を拗らせてしまい、やはり日本人の同僚から、日本の風邪薬を貰ったそうです。

それまで何を試しても効かなかったのに、その薬のおかげで、コンサートは無事終了したそうです。

しかし、その後は人生で最大の悪夢を見た”と、語ってくれました。

つまり、治すための薬ではなく、症状を隠して、乗り越えるためだけの薬なんだと。


インフルエンザの特効薬として出回っている薬も、早めに服用を開始して、ウィルスの拡散を抑え、罹患期間を短縮させる効果があるだけで、ウイルスそのものを退治してくれるわけではありませんよね。

お年寄りや小さな子供にとっては、病気に罹っている期間を少しでも短くする必要があるとは思いますが、健康な大人の場合はどうでしょうか?

抑えきれないウィルスを無理矢理抑えることで、耐性ウイルスが次々に排出される=抗生剤に打ち勝つ強力なウイルスが生まれる、という懸念はないのでしょうか?

こちら、田舎ですので、毎年新たな種類の出てくる鳥インフルエンザに恐怖を感じます。
飼っている鳥類に屋外禁止令が出されたり、森で鳥の死骸を見つけたら、届出なければなりません。


しかし、その横で、せっせと抗生剤を鶏に与え続ける畜産業の人達。


ちょっと、日本の医療を思い出すのは私だけではないのでは?



それに、医療のことに関して、これ程まで国が指揮を取って方針を作る構造というのも、ちょっと怖いなと思うのです。

個人個人がしっかりと選択肢を見つければ良いというだけの話ではない気がします。

私が70歳になっても、まだネットで検索しまくっているとは思えないし。




その名も、”神様の食べ物”というゼリー。

今回はなぜかこれしか喉を通らなかったんです。
見た目通り、頭が悪くなりそうな味で、昔、一度口にしたことがあるだけだったのに、熱にうなされながら、アレが今すぐ食べたいーーーと思い出したという。。

ちなみに赤色もあります。


お大事に。