Friday 31 January 2014

トリの庭と冬の菜園







寒いですね。雪も解けません。庭は真っ白なままです。


でも、このところとても騒がしい庭。



鳥達が必死にリンゴをついばんでいる。




クロウタドリ(Amsel)とか、 ツグミ (Drosseln)のようです。

多いときは30羽を越える鳥。

雪のせいで目立つので、やっと合点がいきました。なぜ落ちたリンゴを片付けないのかが。

私としては、見かけも良くないし芝生にだって良くはないだろうと、片付けたくなるのですが

この光景はいいかも。朝食食べながら観察するのが日課になりました。


他にもひまわりの種などをいろんな所に引っ掛けて、トリ屋敷みたいになっている我が家ですが、

実は私、鳥にはまったく興味がなく、トリってトリだと思っていたくらい無知。。


なので、こんな本を買ってみました。


まぁ、まだツバメとスズメの違いを見分けられる程度ですが、徐々にがんばりたいと思います。



さて、冬の菜園ですが、冬前に肥料を入れて土をひっくり返したきり、何もすることがない。

今年の冬はスタートが遅かったのもあり、1月に入ってからやったこと。




クリスマスが終わって、捨てられるモミの木の再利用法です。

外で冬を越す、ハーブ類の防寒対策に使っています。

私が調べたところによると、モミの木が一番適しているのだとか。他の針葉樹だと、木の成分が

必ずしも菜園にプラスにはならないものもあるそうです。

ベランダで冬越しさせる植物の横には、水を入れたバケツを横に置いておくといいみたい。


なんとかみんなで冬越しをがんばろう。







Wednesday 29 January 2014

犬ぞり、始めました Hundeschlitten







やっと本格的な冬到来って感じですね。湖も凍りました。



さて、クリスマスにはいつも新しいおもちゃをもらうアカ姫。今年は、犬ぞり用のハーネスとラインを買ってもらいました。


なかなか形だけは決まっていますが、



散歩の時はあれ程までに引っ張ってはいけないと躾けてきたので、

初めは、”えぇ?引っ張ってもいいの??”状態。

掛け声(新しいコマンド)もまず覚えないといけないし。



なので、慣らすために誰かが一緒に走ります。

誰かって私。

雪道を長靴で走ったことある人なら分かると思いますが、非常にきついです。鼻ツララです。

それに近所では”あーあの日本人、犬ぞりの犬になっちゃったよー”と言われてるに違いない。


橇には誰が乗ってるって?


まさか一頭で橇は無理なので、自転車に乗って漕ぎます。

今はまぁ普通に散歩してる感じですね。。



それでも、スピードを加減したり、常に掛け声を掛けたり、この犬との一体感はかなり楽しい。

犬ぞりをしたことはないけど、きっとこんな感じなんだろうな。

そして一緒に走ってくれる相棒が居ればもっとエキサイティングだろうなぁと、二頭目希望が

ますます高まっているアカ家であります。









Saturday 25 January 2014

今月の旬の魚 StintStintStint







今回ご紹介するお勧めの魚は、Stint (Osmerus eperlanus) シュティント、

ワカサギの仲間です。


http://de.wikipedia.org/wiki/Stint

この辺では、冬になると北海沿岸にやって来ます。

ニシンと同じく、サビキで釣れるそうですが、この時期に北海の堤防に立つ勇気がなく、まだ実行に

移せません。。

昔は川でも大量に獲れていたらしいですが、水質汚染で今やその姿は殆ど見られなくなりました。



北ドイツに限られますが、"Stintessen"で検索すると、地元の漁師さんがやっているレストランなど

今しか味わえない旬の魚を提供しているお店が探せます。


ブレーメン近郊になりますが、私はこちらのレストランで頂きました。
http://www.hammehuette.de/ 

Worpswede というブレーメンから車で30分くらいにある観光地。 

このお店を出発点に、目の前に広がる広大な湿地帯を散歩できます。

散歩というよりも1ー2時間のトレッキングコースといってもいいかも。その辺は体力次第でコース選びを。

犬も可。ただ、野性の鳥が停泊しているのでリードは付けましょう。


寒ーーい散歩の後の郷土料理は一段とおいしいです。

*確実にシュティントを食べたい場合は事前に問い合わせた方が無難です。
その他、その日によって変わる、新鮮な魚料理もお勧め。初めてナマズも食べました。


Bon appetit!







Friday 24 January 2014

釣りはもう時代遅れ? ドイツの未来を考えてみる。





昨年、日本人の釣り師の方に出会ったことをきっかけに、釣り協会の会長さんにインタビューを

したり、ドイツでの釣り環境について、私なりの見解を述べさせていただいたりしました。

その後もそのやり取りが、ふと頭を過ることがあり、ここでちょっと考えをまとめてみたくなりました。


日本人にとっては、釣りに免許が必要なことを皮切りに、なぜこんなに規則だらけなのか、というのが不思議でならないのではないでしょうか。

その疑問を紐解くために、ある例を挙げてみたいと思います。


タイトルにもあるように、釣りって流行っているの?という辺りから。 

日本の場合、詳しくは知らないけど、ブームがあったり、落ち着いたり、波があるものの、それなりに

ある一定の市民権みたいなものは確保されている気がする。

ドイツでもポピュラリティという面では日本同様、小川が流れていれば釣り人が糸を垂れるといった

”風景”はなくてはならないもの。

でも、あくまでイメージ上でのこと。

実際、釣りに関する一般の方々の知識は非常に乏しい。 釣りって、棒に糸をつけて、針にその辺の

パン屑つけて待ってるだけのつまらない趣味って思っている人がまだいる。

マーケット的にも、ドイツはまだまだ遅れを取っている気がする。

なぜ? 

流行らなかったから。

流行というものがそもそも受け入れられない体質のドイツ。 釣りオタクたちは、果敢にイギリスやら

アメリカからの情報を入手しては実践していたんでしょうが、一般には広まらなかった。
(ドイツ判ジャニーズみたいな子たちが釣り好きだったりはしなかった。)

それが、今の釣りに対する消極的な状況を生み出してきたと考えてください。


そして、ここで問題が生じます。

日本と同じく、ブラックバスなどを無断で放流する行為があちこちで確認されています。

そうすると、自然保護団体から攻撃の矢を受けるのは? 釣り協会です。

そんな趣味ごときの為に自然環境が破壊されるなんて以っての外だと野次られます。

それがもっと加熱していくとどうなるか?

マスコミなんかに取り沙汰されて、一般の人達の耳にも届き、反対層が広がっていく。

それに目をつけた政治家が、法案設置が必要だと動き出す。

そうなると、私が思うに、

釣り自体、釣りという行為自体、禁止。ということになるんじゃないかな。


行き過ぎた考えかしら? でもこの国ならやりかねないなって思うんですよ。

上記のように一般にはまったく理解されていない趣味の一つが、取り返しのつかない問題を

生み出すかもしれない。 じゃぁやめちゃえばって。

でも、隣国さんたちは、どんどん新しいスポーツとして釣りを取り入れていて、経済効果だって

少なくないんじゃないの?

それでもいいんです。気にならないです。自分が正しいと思うことをやってるだけです。

って、言うのよね。これはもう国民性がこうなんだから仕方がない。


そして、答えがここに来るんです。

そんなことにならないように、何百という規則を作って自分たちを守っている。

釣りという行為はただただ自然と共存し、自然に被害を与えるものでもなければ、それに変化を

与えるものでもない。ということを何度も唱えるように声を大にして、言い続けなければならない。

自然保護法や動物保護法などが改正される度に、規則も変えなければならない。

何も言わない、主張しない=居ないも同然、の社会ですから、うるさいまでにも訴え続ける必要が

ある。そして一団となっている方が有利だから、協会としてまとまりを持っている。





そこまでして釣りをしたいと思いますか?

でもね、おじいさんが孫に釣りを教えている姿とか見ていると、これって必要なんじゃないかなって
思います。







Sunday 19 January 2014

水辺の様子、禁漁期間始まる Schonzeit






毎年書いていますが、1月1日から5月15日までパイクとザンダーの禁漁期間になります。


これらの魚にとっては産卵期。頑張って元気な魚を産んでもらう為の禁漁期。

そしてこの期間は、ルアーフィッシング自体も禁止されているので、5月までヒマだと言うのが人間様。

でも気になるので、水辺をチェックしてきました。






この時期の湖は透き通っていて本当にきれい。

犬が喜んで水に浸かったままということは、水温もかなり高いのでしょうね。



川の方はというと、



水嵩が増して、川幅が2倍くらいになっています。



 こんなに天気が良いと、釣りしたいよね。






あか犬日記と、早春の森トレッキング





これはもう、異常気象と言っても過言ではないですね。

こんなに暖かい冬は初めてです。

北ドイツで、日中の気温が5ー8°c、最低気温は氷点下にもならず。 既に顔を出している松雪草

(スノードロップ)をあちこちに見かけます。


と言うわけで、冬には難しい森のトレッキングもまだまだ楽しめる。

冬は地面が氷結するし、雪に覆われると湿地帯だらけの森は危険、というのが常識なんですが。



 樹木の殆どが空洞になっているのにまだ立っているオーク。



 双子の巨木。こんなに大きな木が残ってくれていただけでとても嬉しい。思わず二礼二拍手一礼。



雷に打たれた残骸も格好いいね。


そうそう、そしてこんなに暖かくて、戸惑っているのは人間だけではないみたいで、、

Wildgans ハイイロガン

近くの湿地帯公園では、越冬に来ている鶴の数が新記録を出したそうです。

普通なら、ドイツに一時滞在した後、もっと南に飛んでいくはずなんですが、年々暖冬が進んで

ドイツでまるまる冬を越す渡り鳥が増えています。 暖かくて過ごしやすいからって手放しに喜べないですね。



さてさて、私の留守中に、お預かりしたオルガちゃんと共同生活していたアカの様子などを。



 天気の良い日はやっと日の目を見たドッグランで… しかし、フェンスの下を共同で掘って脱出を試みた二匹。でも失敗(失敗した穴が至る所に残っている。)



 近所に住んでいるいつも遊んでくれる子供が、鍵をかけ忘れた日、ついに脱出成功。

近所の家に出かけて、わざわざ裏口に廻り(裏口の戸は開けやすいのをアカは知っている)遊べと騒ぎ立てたらしい。



 それなのに、一気に人気者になったこのコンビ。

アカだけでは”大きくて怖い”と思っていた人達も、オルガと一緒に居ることで安心感を与えたのは
事実。



最後には一緒に就寝するまでに。 アカ姉さん、オルガを枕にしてません?

オルガちゃん、またおいでよ。








Wednesday 1 January 2014

明けましておめでとうございます









明けましておめでとうございます。

 
とても暖かいお正月を迎えることができました。日本です。


本年も少しずつではありますが、ドイツの釣り情報、自然のことなどを書いていきたいと思います。


どうぞ宜しくお願い致します。




散歩で見つけた新春の様子…