というタイトルつけましたが、躾の話です。
今年のイースターの主役はやはりこの子。(去年のイースターはこちら、
アカの逃亡劇。)
小さな泥棒。マイ。
家族が集うイースター、今年はお客さんが押し寄せ、犬たちもワクワクしすぎるだろうと
あらかじめ ”この犬、野良犬で噛むから無闇に近寄らないで”とデマを流した相方。
なんでそんなひどい嘘をつくんだ!とプンプンしてたのですが、それが結果良く、
皆さん初めの顔合わせは、やんわりモードで徐々に慣れていく感じが好印象でした。
犬に接するときに、いきなり撫でまくったり、かわいいーと大きい声を出したり、犬に向かって一直線に近づいたりするのを犬はとても嫌がります。
いや、人間だってそんなことされたら、すごく不快。
ちょっとテンションの高い人たちだったので、嘘は申し訳ないけど、作戦成功!
で、こちらが今回の事件写真。
耳の無くなったうさぎを咥えているのを見つけ、チョコレートって犬には毒なのに!と、焦りましたが、
お兄さんが一人、部屋でチョコレートを楽しんでいた事実が判明。
食べかけたチョコをカバンに入れてあったのをマイが探り出した模様で、ちょっと歯型が付いているのはマイの仕業です。
良かったーとホッとしたけど、ちょっと!一人で食べるなんてズルいじゃないか!
そう、マイちゃん、盗み食いの癖があるんですね。
あと、脱走癖。これも、隣のおばあちゃんが猫にあげる餌目的。
こういう癖は少しずつ改善するしかないのですが、他の点に至っては、目をみはるものがあります。
 |
餌やりの儀式”も一日目からすんなり覚えてくれました。 |
どこかで、野良犬は”犬言葉”を完璧にマスターしていると読んだことがあり、なんとなく理解したつもりだったけど、マイと接して始めてその意味が分かりました。
その一番の基本は、
ダメなものはダメ!という犬社会の規律。
野良犬の場合、親犬や兄弟、もしくは仲間から徹底的に叩き込まれているこの規律。
アカがその点で劣っているな、と薄々気付いてはいたんだけど見ないふりをしていたんです。
噛むわけでもなく、無駄吠えするわけでもなく、コマンドもこなせるから、何も問題はないと思い込もうとしていた私。
ちょっとくらいはみ出してもいいだろう、これくらいなら大丈夫だろうと、試されているのに。
犬が自らこんなことを思いつく訳ではなく、すべて飼い主の弱みのせい。
今日は仕事で一日遊んでやれなかったから、ちょっとくらいいいか、とか、
今日は疲れてるからまぁいいや、とか、
そんな人間の癖のせいで、犬言葉をどんどん忘れていってしまうみたいです。
そして、苦しくなるのは飼い主ではなく、犬!
 |
巷で人気のアジリティーっぽいことをやってみる。 |
 |
こんなことはひょいひょいとやってのけるけど… |
そんな基本中の基本みたいなことをマイちゃんに教えてもらい、子犬の時からの躾を振り返ったり。
出来れば子犬は1歳くらいまで親元で暮らさせるのがいいのじゃないかとも思ったり。
2頭になったことで、犬社会について、犬らしく暮らすってどういうことなんだろうと考えたり。
これで結構落ち込んでました。
ーいや、はっきり言ってどん底でした。
 |
仕事場でもすぐに寛ぐマイ。 |
そんな時に助け船を出してくれた本なんかもあり、またご紹介したいと思いますが、
まずは私、頑張りたいと思います!
そう、私が頑張らねば何も変わらないということにも気付いたイースター休暇でありました。