Wednesday 26 February 2014

チョコラブ(犬)との恋、春だなー







もう言ってしまってもいいんじゃないでしょうか。

春ですねー


外の作業がもう始められるんですもん。通常より2ヶ月早いよ。


そしたら、

あれ?犬の気配がいつもより多め。

アカは右手前に居ます。

近所に住む、チョコレートラブラドールのフーゴ君(あのヒューゴボスと同じ名前…)。

森の反対側に住んでおり、森を突き抜けて遊びに来た様子。



フーゴ:しっぽふりふり
アカ:耳を寄せてちょっと緊迫。



(この表情、アカはもう限界かなー。)



アカ:ついに、ガゥッと。

フーゴ君のなんとも可愛そうな表情。。




うちのアカ、チョコラブには縁がありまして、今まで4匹と出会い(流行ってるんですかね)

そのうちの一匹、バスコ君と恋に落ちたのであります。アカにとっては、紛れもない初恋。

自他共に認める、相思相愛。

会う度に、飼い主同士で溜め息が出るほど仲の良いカップルであり、それと同時にバスコ君が

去勢してしまっていたことを悔やんだものです。


ここに引っ越して来て、初めて連れてきた(勝手に来た?)このフーゴ君を見て、

やはり私はバカなことを連想するんです。

ああ、やっぱり初恋の相手を忘れられないのねって。



アカにとっては、たーくさんいる犬の一匹でしかないんでしょうね。

ほら、また吠えた。



どんどん威嚇するよ。


このフーゴ君、犬慣れしていないというか、行動がストレート過ぎるというか、、。

これまでにも何度か、脱走してウチまで来たことがあるのですが、毎回ボーッと突っ立っているかと

思えば、アカに激しく迫るという、嫌われパターンを繰り返すのみなんです。



さ、勉強して出直してこいよーと見送る(追い払う)。



しかしその後、フーゴ君が来る数分前、アカが森を駆け抜けて行ったという目撃証言を聞き、


アカ、誘ったのはあなたの方なの?

誘っておいて、あんな態度をとったの?


うちの犬を教育するべきでありました。 (反省)









Monday 24 February 2014

日本のイイもの、イイ道具を、ドイツで買う







日本に帰ってまず行くとこ。ホームセンター。

ドイツのホームセンターには、プロか?と思うような機械類が置いてあって驚きだけど、

日本では、職人さん仕様な手仕事道具が揃っていて、これはやっぱり文化の違いだなーと。


ここのお店、そんな日本の魂がぎっしり。


DICTUM  http://www.mehr-als-werkzeug.de/


一度、ここで”ナタ”を購入してみました。

小さいものは日本で買ってくることが出来るけど、大きいものは持って帰れないし、

ドイツの方に何か日本のイイものをプレゼントするときにも重宝してます。







というのも、日本で買っても保証が日本国内のみなので、

やはりイイ道具は長く使うことを考えると、近くに販売元があると安心。

特に刃物類は、手入れが肝心。せっかく高価な包丁を日本で買ってきても、手入れで失敗すると

とても残念。ここのお店、包丁などを研いでくれるサービスもやっているそうです。




憧れの日本農具。



伝統工芸品なんかもある。



お店はミュンヘンとメッテンというところにあるらしいけど、

どちらも遠いので、カタログ&ネットショップで楽しんでいます。



DICTUM  http://www.mehr-als-werkzeug.de/













Friday 21 February 2014

し、、しいたけが、、、出てきました!






あれは、いつのことだったか。

きっと4年以上前、興味本位で椎茸の栽培をしてみたいと思い、場所を探し、木を探し、

自分で菌を入れる穴も開けて、訪れる度に椎茸の原木をあっちに移し、こっちに移し、

2年も過ぎた頃には、諦めて、森の入り口に捨てて 立て掛けて、

それからは、すっかり忘れていたのでありました。


今日の今日まで。


Unser erste einzige selbst gezüchtete Shiitake-Pilz!!

 もう目を疑ったって!



ほら!


ほらほら!あそこにちょこんと座ってる。




しいたけがこんなに感動を呼ぶとはねー。

しかし、4年もよく菌が生きていたなぁ。

ちなみに木は白樺で、直径30cm以上の幹に、写真のとおり無闇に穴を開けております。

自分のやり方が悪かったんだと何度自分を責めたことか。

ちょっといい気になっています。一個だけのくせに。





それにしても、暖冬過ぎる、、というのが一番の要因?

マツユキソウがこんなにいっぱい。






お騒がせしました。








Sunday 16 February 2014

ドイツで犬探し






犬は犬と遊びたい。

人間もいいけど、やっぱり犬と遊びたい。




この3匹、Rudel 群れを作らないで、それぞれが好きなことをしているようにも見える。

それでも、やっぱり楽しそう。



ここに越してくるまでは、都市部の郊外付近を転々としていたので、散歩に行けば必ず遊んでくれる犬に出会える環境でした。

しかし、ここまで田舎に来ると、散歩しても誰にも会わない。鹿と雉にしか会わない。

田舎だから犬を飼っている所は多いけど、ことごとくお断りされた。

飼い主に”うちのは他の犬とは遊ばないから”って言われたり、

犬からは”ガルルルルー”と警告されたり。

この辺は家と家との距離も離れていて、犬は Hütehunde 番犬とか羊飼い用に飼われているから

遊んでくれないのは仕方がない。

なので、わざわざ待ち合わせして、こうやって友達の犬と遊ばせている。

それが出来て2週に一回くらい。少ないよね。

そしてオルガちゃんを預かったことで芽生えた、同胞がいれば、そういう欲求も少しは満たされるのではないかと、


犬探しを始めました。


ドイツのペットショップ事情はネット上にかなりたくさん出ているみたいなので、ここでは私の個人的な体験談のみを書くことにします。


まずは、知り合いに”探してます”アピール。知り合い繋がりで見つけられれば、一番安心なんだけど

今のところ連絡なし。


平行してネットでも探す。

以前にも紹介した、ネット判掲示板 ebay kleineanzeige で、出来れば近くに住む犬を検索。

何といっても、一番の条件はアカと相性が良いこと。

訪ねて行って相性を確かめる必要があり、数回訪問が必要になるかもしれないから、出来れば近場で探したい。



ホントにいろいろな犬が掲示板に出ています。

子犬生まれました。からー飼えなくなったから、飼ってくれる人募集ー一緒に遊んでくれる犬募集ー

うちのオス犬貸します! まで。

一番多いのは、動物保護施設Tierheim に保護されている犬。

自分の家の近くに、Tierheim がなくても、保護されている犬の一時預り所が近くにある場合も多い。

そういう犬も選択の範囲内。

でもね、そんな犬たちのストーリーを読んでいると、かなり落ち込みます。

悲しいやら、腹が立つやら、、、でも読まなきゃならないし。

殆どの犬はポーランド、ルーマニアといった東欧からと、スペイン、ポルトガルといった南欧から救出された犬たち。

犬売買の末路。。。


その中で初めて知った、Mittelmeerkrankheit という病気。直訳すると地中海病。

ドイツなどの北ヨーロッパでは観察されていない病気のことを指すらしい。

南欧から来た犬に関しては、検査が必要で、大体の保護団体では事前に検査を実施しているみたい

ですが、そう簡単でもないらしい。生後10ヶ月以内の子犬では、十分な検査結果が得られないので、

成犬になってから再度検査する必要があるとか。詳しくは→こちら(ドイツ語)



私(カメラ)めがけてボール投げたな

その他の条件は、雑種かな。

うちの前犬は、ある犬種特有の病気にかかり、犬も人間もとても苦しみました。

どれが丈夫な犬種というのは一概には言えないけれど、問題が次々に出始めている犬種を

まだまだ繁殖し続けているのはどうかと思いますね。

愛犬は心身ともに丈夫が一番と、飼ってみると気づくのでしょうが。



宙に浮いているよね


と、ちょっと気になったことを書いてみましたが、

もちろん、犬探し中はベロベロ。ニヤニヤーとしてますよ。

マウスで撫でてみたり、

話しかけてみたり。

飼えない犬であっても、紹介文まで読んでみたり。

至福の時間でもあります。



失礼!


そんな調子なんですが、時間はたっぷり掛かりそうです。

ですので、この話題も続きそうです。









Thursday 13 February 2014

クララおばあちゃんのパンケーキ(Stuten) レシピ公開






なんて、大袈裟なものじゃないんですけどね。

以前ここで(リンク)紹介した、北ドイツでは定番のパンケーキ。その中でも私が一番お気に入りの

近所のクララおばあちゃんのレシピを教えてもらいました。


Quarkstuten

*クワルク(クワーク)Quark  250g
*小麦粉 Mehl  500g
*砂糖 Zucker  100g
*牛乳 Milch  125ml
*塩 Salz  1Prise 少々
*卵 Ei 1
*ベーキングパウダー Backpulver  2Pkg.(2袋、1袋=15g)

この材料をひたすら混ぜるだけ。
固さを調節したい時は、牛乳の量を増やす。

あとは、180°のオーブンでまずは30分、様子を見ながら更に20分程。



いつも貰うばかりだったんですけど、数日前に友達の赤ちゃんが生まれまして、こちらの地方では

このStutenを持って行く慣わしがあるということで、自分でも作ってみました。

本来は下記のような、レーズン入りの生イーストを使ったものを焼くそうです。


http://de.wikipedia.org/wiki/Kilmerstuten

キルマーシュトゥーテン(Kilmerstuten)と言って、何メートルもあるパンケーキを

木のハシゴに乗せて、赤ちゃんが生まれた家まで担いでいくんだそう。

もともとは、子供を生んだお母さんを気遣って、台所に立たなくて済むように、という配慮から。

wikiによると、かなり限定された地区の慣わしみたいです。

うん、分かる。このハシゴに乗っけてというのが、大雑把なここの地方っぽい!

そして持って行った先のお家では、シュナップスで乾杯だ!(←ここはいつも外せないのね。。)








Tuesday 11 February 2014

釣り協会の会合に参加してみた







今回初めての参加です。

年初めの年会ということと、暇だったということで行ってきました。



総勢60ー70人くらいの参加者。

隠しカメラっぽく撮ったので、写りは悪いですが、年齢層高いことは分かっていただけるかと。

会長と副会長の奥さん以外は、私を含め、女性アングラーは二人だけ。。


まずは、昨年お亡くなりになられた会員の名が挙げられ、全員で黙祷。

続いて、昨年の協会活動報告。

続いて、、

あれ?なんだっけ?

えーっと、印象に残っていることだけ(自分の興味があることだけ)書くことにします。つか、忘れた。


盛り上がったのは、近隣の他の釣り協会が釣りにおける規制を緩くしたのに、うちだけそのままに

しておくのはどうか?という討論。

それによって、釣果に差が出る出ないというやりとり。

私の範囲内の釣りではないので、どっちでもいいという意見で挙手。

あとは、新しくAltarmと呼ばれる、川から切り離された古い河道を建設するという話。

このAltarm、直訳すると”古い腕”という意味で、気持ち悪い印象を与えるのだけれど、

魚にとっては、多目的スペース。川の水嵩が増減する度に、この河道が本流の川にくっついたり、

切り離されたりして、魚の逃げ場になったり、産卵の場所になったりする。

魚だけではなく、他の生き物や植物にも利点をもたらすらしい。

こういう活動は、ドイツ語で Renaturierung といって、自然再生と訳せば良いのかな、

もとあった自然の姿に戻すことを指します。

問題は資金ですね。壊すのは簡単でも元通りに戻すのはお金も時間も労力も倍以上にかかる。

資金援助の申請をしつつ、長い目でやって行くしかないみたいです。



そんな風に会合は進み、ドイツですので、ビールも進みます。


おっと、忘れてはいけない今回のメインイベント。新会長の選挙!

立候補一名、賛成、反対の挙手であっさりと決まる。 ここ、もっと盛り上がると思ったのに、、、。

ま、誰もやりたくない役職らしいので、立候補者がいただけで、前会長さんもホッとしたとこ。

その他の役職も、”お前、今年、定年退職だろ?”とか、”今年も続けてやるよな?”とか。



たっぷり2時間。

なぜ、机に向かうとこんなに眠くなるんでしょうかね。

授業中に熟睡する癖がここで復活したのでありました。







Thursday 6 February 2014

ヘルシンキ空港の想い出、失敗、失態







乗り換え空港は嫌い。

買い物もしない私は、できるだけ乗り換えの時間が短い便を選んで、いつもダッシュで乗り換える。

パリ経由は一番嫌い。

無駄に広く、機能的ではない空港。今回仕方なく使ったら、行きも帰りも預け荷物のトラブル。。


そんなわけで、乗り換えには、出来るだけ小さい空港を選びたいのです。そして小一時間でささっと

乗り換えたいのです。


でも、この時期になると思い出す、あのヘルシンキの夜。(正確には昼だけど、夜のように暗い。)

いつものように待ち時間が少ない便を選んで、急ぎ足で日本行き便ゲートへ。

いつも思うんですが、この時点でもう80%くらい日本に帰ってきた気分になりますね。

出国審査を過ぎて、ゲートに近づくにつれ、一組、二組、三組、、、、と増える関西のおばちゃんグループ。

ゲートに着くと、そこはもう御堂筋。

ものすごーい心の底からの安心感を得ます。ここで何が起ころうと、この人たちなら何とかしてくれるって。

ま、逆もそう思うんですがね。ドイツ行きゲートに近づいてくると安心するというか。

でも、おばちゃんの安心感は世界一でしょう。


そんな、安心しつつある心境で向かった先には、”降雪の為、フライト遅延”

いつ飛べるかも未定ということで、お食事券が配られた。

このお食事券、一つのお店で引き換えしてしまうと、残りを他では使えないという代物。

連れがいる人なら、一枚で食事を、もう一枚でドリンクを、という使い方が出来るけど、私のように

一人者は、飲むか食べるか決めなきゃならない。

朝にパンを一切れ食べただけの私は、お腹も空いていたけど、喉の渇きが強烈で(水買おうよ)

思わず”バー”という選択をしてしまう。

もちろん使い切りたいので地ビールを二杯。親切なバーキーパーさん、”少し金額が残っちゃうから

お勧めのシュナップス(火酒)も一緒にどう?” なんて言われたら、絶対断れない。

だって、機内でアルコールは取りたくないし、もうほぼ日本です気分だし、いいかなと思って。。

なみなみの二つのグラスにシュナップスを抱えて、空いている席に向かう私を驚愕の眼差しで

見つめるおじさんの近くに座ることに。

ラガーだな。ドイツでは滅多にお目に掛かれないので、苦味があっておいしい。

おまけで付けてくれたサーモンにも合う。

さすが本場だなーなんて、初めは余裕だったのに、だんだんと様子がおかしい。

日本行きの便が遅れているということもあって、飲食コーナーには日本人がたくさんいた。

みんなグループで楽しそうに談笑している姿を見ていると、急に真っ暗な穴に突き落とされたような

とてつもない孤独感に襲われて、なぜか涙が止まらない。

一部始終を見ていた先程のおじさんは、とても困った表情。あんな小さい人間がそんなにグビグビ

飲んで大丈夫なのか?と心配しているうちに、おいおい、今度は泣き始めたよ、と。

その後、徐々に自分を取り戻して、おじさんにも大丈夫だと合図を送ったものの、自分でも

何があったのか分からない。

ムーミンの仕業か?

いや、北欧ビールはアルコール度数が高いって誰も教えてくれなかったから。

そう、ただの飲みすぎや!という話。


しかしながら、アルコールの勢いだけではないみたいですよ。

今時、ヨーロッパへも、10時間ちょっとで移動できてしまうし、行ってしまえば一生帰れないとか、

国を背負ってとか国を捨ててとか大層なことを考えてる人も少ないと思う。

日本人に至っては、海外という感覚、国境なんて感覚もなくなってきているんじゃないかな。

でもそんな中で、心身ともに、ふと、この状況に着いていけないことがよくあるそうです。

フランクフルトの空港にはキリスト教の教会とかイスラム教のモスクがあり、空港という異空間で

情緒不安定になる人が多いために設置されたと聞いたこともありますし。





と言うわけで、乗り換え時の落とし穴にはまった体験談でした。


あ、その後の機内は、もちろん爆睡でしたよー。