Monday 29 June 2015

犬の子ども返り








避妊手術から3週間が過ぎ、絶好調のアカ姉さん。尻尾も針のようにピンっと。

それでも、術後一ヶ月は激しい運動は避けなさいと言われているので、フリーに出来るのは庭だけ。
散歩コースのフィールドに出ると、ドドドドーーーっとダッシュすること間違いないから。


さて、術後の変化ですが、特に変化はなく、改めて精神的にしっかりした(のんびり屋)な性格だなぁと感心していたのですが、、、。


ちょっと太った? 失礼ね!この腰のくびれを見よ。ふりふり。

前に書いた週末バイトに連れて行ってくれる女性。初めて預かってもらったときに、驚いた様子でおっしゃるには、

この犬、本当に男好きね。

大体の犬は初対面の場合、女性が好きです。というか、慣れやすいです。
対人恐怖症の犬になると、男性がダメという場合が殆どなのも、性別の違いが顕著に出ている特徴なのかと。

でも、アカ姉さんは、男性の訪問客があると、目がきらりと光り、一目散に挨拶に行きます。
そして、若ければ若いほど、興奮度が上がります。

ただし、スポーティな男性に限ります。(匂いで分かるのかしら?)

そう、若い男性=遊ぶのが上手、とインプットされているのです。

それと、彼女もすぐに気づいたことは、

スキンシップは、夜の8時以降。

日中に撫でようとしても、プイッと離れてしまい、
そんなことよりもっと楽しい遊びをしようと訴えます。

出来れば、撫でるよりも、身体をポンポンと軽く叩かれる方が好き。(馬か?)


ぐわわわわわーーー


ところが、術後、ぴったりくっついてきては、少しは撫ぜてもいいわよ、という態度を取るようになりました。(とはいえ、数回撫でると飽きてしまうのですが、、、。)

エリザベスカラーを付けていた時、自分で身体の身だしなみが出来ないので、毎日濡れタオルで拭いてあげていたことが要因なのかも、とも思うのですが、

どうも、散歩の時や庭で一緒に寛いでいるときも様子が違う。

今までは、ボールでも木でも、なんでもいいから、取りに行く、探すといった目的を持った遊びが好きだったのです。

何もなければ、池のカエルを片足を上げて数分も凝視していたり。


かかかかかーーー

今はなんと言うんでしょうかね、
わきゃわきゃと無駄に庭を歩き回って、喜んでいたり、小さな虫と遊んでいたり、

子犬のような行動をとっているように思えてしかたありません。

もともと、年齢の割には子供っぽいところはあったんですがね。
それが顕著になったというか。

ホルモンの影響なのかなーとも思うんですが、、、。


永遠の少女。



まぁ、悪い特徴ではないので、何もせずに見守っていこうと思っています。

悪い特徴が出始めたのは、あの子、あのいつもの子。。また次回に。









Thursday 18 June 2015

引越し先と、再就職先







ブログに書いたのかどうか分からなくなってきたのですが、
この夏に引越しが決定しました。


ここに越して来て3年、長いような短いような、田舎暮らしでありましたが、ここで終止符を打つことになりました。


ああ、やっぱり若い人には田舎暮らしはもたないんだな、と周りの人には思われていること間違いなしですが、
 

私達、もっと田舎に引っ越します!



候補先は色々考えたんですが、街ならいつでも引っ越せるか、と思い、幸運にもお手頃の住居も見つかったので、決めてしまいました。

今度は(も?)もっと北上し、北北ドイツとなります。

ハンブルグに近くなるので、もっと田舎という表現は合ってないかもしれませんが、住むところは、自然がいっぱい、住人数もガクッと減り、野生動物のほうが確実に多いところ。

旧東西ドイツの国境付近で、私もつい最近まで知らなかったのですが、ベルリンの壁のように、数百mの中間地帯があるだけではなく、国境両側に数kmもの中間地帯を取っていたそうです。

なので、数十年の間、人が住むどころか、立ち入りも許されなかった無人地帯。
それに、国境付近に住み続ける人も多くなかったことから、今でもぽっかりと開いた空白地帯なんです。

ということは、=自然がいっぱい。

どこかで読んだ話では、この無人地帯には今ではドイツから消えてしまった植物や、動物たちが生息し続けているんだそうです。(今でも、立ち入りを認めていない自然保護地帯もあるらしい。そして、オオカミもたくさん居るらしい。。。)


それに、、、
ドーーーーンと、海の様に大きな川。(しょっちゅう氾濫してるけど。)



ここも人口の少ない田舎ではありますが、田舎と一括りに言っても、それぞれ性格があるんですよね。

もう、遺伝子組み換えのトウモロコシ畑にはうんざりしてきたーというのも、ここを離れたかった理由の一つでもあります。




さて、私の心配事は他にあります。


アカはここに残る、本当の飼い主の元に残るということ。


ちらっと、触れたことはありますが、アカが貰われてきた頃、飼い主であるおやっさんはお勤め人。
子犬の大事な社会化の時期を殆ど一人で過ごさせるのは無謀だと、 当時別のところに住んでいた私達が、引き受けることにしたんです。

もちろん会社勤めをされながらも、朝晩しっかり犬の教育に専念されている方はたくさんいますが、
おやっさんはそのタイプではない。

子犬の時期を過ぎてからも、犬に対する意見の不一致から、引き続き私達の元に。


殆どの時間を私達と過ごしてきたアカです。


一緒に暮らすようになってからは、散歩の仕方や猟犬学校に行くことなど(猟にいくのは私らじゃないし)、どんどんおやっさん教育をしてきたつもりではありますが、やはり一抹の不安は残ります。

今や、定年退職もし、時間は持てるようになったんだけど。



子犬の大きさではなかった子犬の時のアカ。遊び疲れてそのまま寝てます。


犬も色々で、同じ庭にいても、例えばチビの方は、一日の大半を日向ぼっこを楽しんでいるタイプ。
アカは誰か来ないか、来たら一緒に何かしたいと一日中期待に待ち構えているタイプ。

そういう風に育てたという私達の過失もありながらも、生まれ持った性質という部分も大きい。


人に言わせれば、自由に走り回れる大きな庭があって、散歩の時はフリーでどこまでも走り回れる、
何の不満があるのか?と。


でも犬だって、頭を使いたい。

特にアカのような猟犬種は、人間との共同作業を求める。
遊びや散歩だけではなく、課題が必要なんです。
猟に出ると言っても、年に数回のことだし、その他を庭でごろごろしているだけだと、この犬は退屈で死んでしまう。

と各方面で聞いてもらっていたところ、


アカの再就職先(一つ目の就職先は猟犬)決定!


隣の村に住む犬飼ベテランの女性が、買って出てくれました。

彼女は週末、森の観光案内をされていて、それにアカを連れて行ってくれることになったんです。

いや、初めは、犬友達の多い彼女の元で、週末を過ごすという目的だったんですが、アカの様子を見て、これなら仕事にも連れて行けると試してみたら、2回目くらいでしっかりお仕事してくれるようになったそうです。

今ではトロッコ列車にも一緒に乗って、看板娘ぶりを発揮しているんだそうです。(私も実際に見てみたい。今度隠れて見に行こうと思ってます。)


それでもね、、、私の複雑な気持ちも存在している。ものすごくエゴイストな考えだけど、、、

その女性へのアカの懐き様。

この前は、他の犬達と野宿したんだって。

彼女と一緒にソファで寝るんだって。



私のアカ離れが出来るのか?という不安。


乗り越えられなければ、迎えに来よう(取り上げてしまおう)と今から考えている私。



そして、


アカは就職先が決まったけど、私は引越先でまだ職が決まってない。

(その方が不安だろ!と、自分で突っ込みたくなるくらい、その点は楽天的な私。)



どうなることやら。。











Tuesday 16 June 2015

パイクの水中アクション by underwater ireland






お勧めビデオ♪







ルアーの良し悪しは置いといて、パイクがルアーにアタックする瞬間を捕らえた映像集です。
(殆どがフックなしで撮影。)

季節によって、かなり活性の違いがあるのも分かります。



この方の他のパイク映像も好いです。
また、パイクだけじゃなくて、アイルランドの水中の様子も興味深い!


お暇な時にどうぞ。







Sunday 14 June 2015

避妊手術。。。








アカ姉さん、

只今こんなことになってます。





今週の始めに避妊手術を受け、10日間絶対安静。
追記:10日間は用を済ます程度の散歩のみ、家の中も階段を登るなどの運動はさせないこと。
1ヶ月は激しい運動は禁止。走り回る犬の場合は、リード着用で散歩も行うこと。)

ハイパーアクティブな犬にとっては、じっとしていることほど過酷なことはない。

かといって、傷口完治が第一だから、、、我慢だぞー。


手術自体は、動物病院に着いてから家に帰って来るまで、2時間も掛からなかったというスピード入院。人間でも、麻酔からやっと覚めたか覚めてないかのような状態で、帰させられるドイツですから。
知り合いなんて、出産したその日に退院してたし。。


それはさておき、このエリザベスカラーも不快ならないもの。

手術をうけるということで、犬飼い仲間さんが、術後服を持ってきてくださったんですが、
獣医さんに却下されました。

手術下の無菌の傷口は、より早く乾燥させて癒合させるのが一番だそうです。
犬は術後服の上からでも舐めようとするので、患部を湿らせてしまうし、犬の唾液は決して清潔なものではないことから、カラーを着けさせるのが無難のようです。

それにしても、このカラーを着けていると、傷口以外のところにも届かないので、犬の大好きな身だしなみも出来ない。

一日に数回、湿ったタオルで患部以外を代わりに拭いてあげるくらいしかしてやれない。。

こういうところ、もちょっと医学の進歩を期待したいですよね。




いつもあんなに元気なアカが、しょんぼりしているので、私まで気分が塞ぎがちで、知り合いの犬飼いさん達にも質問したりしたんですが、会う人会う人、オスしか飼ったことない人で。

そう? オスなんてほら、(ハサミを切る仕草をして)チョキンだからね!


いや、、、それもなんか、リアルで痛そうじゃないか、、、


まぁ、オスでもメスでも、本人が意味の分からない痛みを負わせるのは辛いです。
いくら犬の為ということでも。


そう、今後のアカの為に、ということですが、避妊手術にしてはかなり遅い、4歳半。疾患予防になるかどうかは、獣医さんでもはっきりとしたことは言えないけれど、パーセンテージ的には病気になる確率は減るだろうとのこと。

それに、なぜかうちの近所、オス犬ばかりなんです。しかも脱走してくる輩。。
それにまた、最近、近所にブリーダー(アカと同じ体育会系の犬)が引っ越して来て、毎日ワウワウ。

アカのことだから、しっぽふりふりで友達を探しにいくこと間違いなし。


良い縁談のお話もいっぱいあったんですけどねー。

”性格が明るくて、健康体の若いメス” 
というカテゴリーで、選んで下さる方々が跡を絶たなかったのですがねー。


そう思うと、ちょっと残念な気もします。



でも、今は回復に向けて、しっかり看病します。










Thursday 11 June 2015

ロシアの野犬、犬種判明








どうもー。問題児のマイですー。


それでも、少しずつ少しずつ家庭犬への道を歩んでくれています。
散歩の様子を見かけたという近所の人からも、随分落ち着いたわねーと声を掛けられるほどで、
なぜか、お年寄りの方に大人気。フィフィとかチビとか、色んな名前で呼ばれています。



おやつなしでもアイコンタクトもよくしてくれるようになりました。
ものすごく練習しましたからね。。(苦笑)

それでもやはり、新しい環境になると、パニックを起こすこともあり、この前は小さな部屋の宿泊先で留守番をさせたときに大暴れしたのです。
すぐ下が、子供の遊ぶグラウンドだったことも、悪要因だったみたい。

今はなるべく、ドッグシッターをしてくれる近所の女の子と都合を合わせて、できる限り家で留守番をさせています。



さて、そんなロシアっ子、マイの気になるルーツですが、
日本を含めアジアの野犬や、ドイツでよく見かける東欧からの保護犬に、似ている犬を見つけることが多々あります。

様々な犬種が野良犬になっても、野犬として厳しい環境を生き抜くため、人間にブリードされてきた余分な特徴が削ぎ落とされて、本来の"犬”の姿に戻るんだそうです。

その為、野犬はだいたい同じ傾向になるみたい。


野犬を飼ったことのある人なら分かるかな、、、寝ぼけている時にふと犬が通りすぎると、何か野生動物の気配を感じる。


なので、犬種なんて初めから分かるはずはないと思っていましたが、
想像するのは楽しくって、容姿だけではなく性格も探ってみたり、雑種犬ならではの愉しみは十分味わっています。


ある獣医さんによると、、、


カメラで遊んでたら、それっぽい闘犬写真が撮れた。

”この顔の骨格!これは絶対スタッフィ(スタッフォードシャーテリア)が入ってるわ。”

なんて言われたこともあった。

でも、その後に、
”それにしてもなぜこんなに小さくなったのかしら?特に足なんて小型犬よ。
チワワとでも交配したのかしらー”

先生、想像膨らみすぎ。


耳を倒すと、ミニラブラドール。

そんな日々の中、決定的な証言者が現れたのです。


出先の施設で清掃を担当されていたロシア人女性。
マイを見るなり、

”この犬、知ってるわ!”

と、懐かしそうに話しかけてきたのです。

以下は彼女の証言。

この犬は、森に住んでいる。
群れで暮らしている。
シャイなので、人前に出てくることは少ない。
夜になると、庭にやって来ては、カタツムリや虫など何でも食べる。


気になったのは、やはりシャイだということ。
彼女によると、小柄ですばしっこく、警戒心が強いから生き延びられる、と言うのですが、、、

しかし、飼っている人は見たことないそう。

ロシアの田舎では、野犬が知らず知らずに家に居つくという、オオカミから犬への進化のような光景がまだ行われているようで、

彼女が言うには、この犬はそのタイプの犬ではないということ。







彼女と話せば話すほど、マイの性格性質が一致することばかりで、感動するものの、

今までどうしても、
家庭犬と違う部分を欠点として見がちだったことを改めて考え直すきっかけになりました。

そういう性格なんだもんねー。

子鹿を飼っていると思えば、随分犬らしくなったもの。徐々にここでの生活に慣れていこう。



あ、長くなったので、アカ姉さんの話はまた次回に。









Monday 8 June 2015

久しぶりの、パイク釣り!







お久しぶりです!

こちら北ドイツの人々も犬達もおかげさまでみんな元気です。
特記することもないくらい、元気です。

もっと早く更新出来たはずなのに、ドイツ語で新しいブログを始めたりして、複数メールにfbにどこでログインしてるのか混乱状態。皆さんはどうしてるんでしょうか、、、

あ、新ブログはまたしょーもない趣味ブログなのですが、長続きすれば、こちらでも紹介したいと思います。


そんなこんなで時が去り、なかなかさっさと暖かくならなかった今年の5月でしたが、
5月15日はパイク漁解禁の日!


毎年初日の朝に出掛ける私達ですが、今年は車も人も出払ってしまって、私一人のお留守番。
リュックサックに釣り竿刺して、犬を引き連れて、チャリで突撃すべきか?とも考えましたが、
そこまでアクティブにもなれず、自宅待機。車の帰りを待って、数日後に出向きました。

初日一番乗りであれば、確実に釣れるポイントというのがあります。
平坦で流れも緩やかなここの小さな川の場合、パイクの縄張りがきっちりと分かれている箇所があるんです。

以前にも何度か書きましたが、堰の直ぐ下流部は、餌の宝庫。この部分には、親分(大きな)パイクが陣取っている。普段からも人気スポットなので、夏くらいになるとルアーには見向きもしなくなりますが、長い禁漁期間の後はうっかりと掛かってしまう。

2、3投目で掛かるなんてこともよくあります。


でも今回はそんなお客様感謝デーを逃してしまったので、違うポイントを探すことに。
人気スポット以外は、大小の魚が行き来していて、出会えばラッキー的な要素があります。
つまんなさそうな釣りですが、この川で”釣れない修行”を3年もやれば、楽しくなるもんです。


で、探る釣行なので、ほぼスピナーのみです。



去年の冬は、餌釣りもしなかったので、本当に久しぶりの川。

穏やかな穏やかな水辺で2時間ほどの釣りー。

最初は相方が、50cm  (Mepps Aglia Gold),





次に私がもうちょっと小さめを。(Mepps Aglia Long Silver)
二匹とも、繁殖期後にもかかわらず綺麗な子たちだったので、リリースしてきました。





一匹ずつではありましたが、久しぶりのあの感触。やっぱり独特なんだなー。

まず、ずっしりと腕に重みが掛かる瞬間。立ちくらみの時のように一瞬頭の中が真っ白になったかと思った次の瞬間。ドドドーっと一気にアドレナリンが体の隅々まで流れ込むのが自分でも分かるくらいのギャップ。

うまく書けないけど、とにかく魚ってそれぞれ特徴があって、一度味わった感触は忘れられないものなんですね。

釣りブロガーさんに教えてもらった、開口健の”夏の闇”を昨年読みましたが、その小説の中に、主人公がパイクを釣る場面があり、その描写が正しく”釣ったことのある人の表現だ!”と嬉しくなったものです。


さて、曇り空から一転して春の眩しい太陽が出てきたので、ヨーロピアンパーチに切り替え。

春の元気なパーチは、至ってスピナーの早巻き。




上は25cm、下は30cm弱でしたが、この太っ腹。
何が入っていたかは、最後に↓↓




犬は、、、、手伝っているのか、邪魔をしているのか、、、。





この小魚が半分に折り畳まれて、胃袋に収まっておりました。。