Friday 22 July 2016

珍しいドイツの犬種と動物園な家 







最近よく通っているお宅の犬たち。




真っ赤に輝く毛並み、ピーンと立った耳、
オウオウオウッと気持ちよく吠えて迎えてくれる。

何の犬種だと思いますか?



手前がオスで奥はメス。

Harzer Fuchs(ハルツァーフクス:直訳するとハルツ山地のキツネ)という犬です。


聞いたことはあったのですが、出会ったのは私も初めて。
今では珍しい犬種のようですが、昔は人間の片腕となって働いていた古い犬種なんだそう。

他にも何種類かの牧羊犬が存在していたようで、それらをまとめて
Old German Herding Dogs(→wikiリンク)と呼ばれているようです。



きりっとした目が素敵!でも甘えん坊なお茶目さん。


存在していた、というのは、今や飼う人も減少し、絶滅の危機に瀕しているのだとか。

日本犬も昔からある犬種が姿を消しているのと同じことで、今の生活習慣に合わなくなったということなんでしょう。


この子たちを見ていると、一日中働いている感じ。


というのも、このお宅には犬だけではなく、、、



馬二頭はもちろん(この辺りは馬が普通に飼われているので。)



ロバ二頭。




子育て中。

ニワトリやらカモやらアヒルは何羽いるのか分からないくらいで、





この子は、ドイツでよく見かける大きなウサギ。




上の写真にも写っていたこの白い鳥、何か分かります?これはメスで、



後方に見えるのは、



オス。




放し飼いをしている孔雀なんて、初めて見ました!

飛んで逃げたりしないの?と聞いてみましたが、
たまにお隣の屋根にとまって、雄叫びをあげて苦情がくるから、躾けているのだそう。



その他にも、何という種類か忘れてしまいましたが、
牛さん。(オスは違う場所に放牧されています。)



この子牛が人懐っこくてかわいかった~。


という訳で、
全ての動物を朝夕小屋から出したり入れたり、近くの牧場に放牧しに行ったり、
それはそれはよく働く犬なんです。


仲良く猫の餌を食べるキツネと孔雀。


でもまぁ、この数の動物を共働きのご夫婦二人で飼っているのもすごいなぁと思うんですがね。。

ペットはこれ以上増やさないぞ、と思っていたけれど、こういうの、いいなぁ。(ダメダメ!)












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5 comments:

  1. 私も一度聞いただけでは覚えられないような種類の犬に出会う事ありますが、
    Harzer Fuchsは初めて知りました。
    こういう犬達は ただの家庭犬にしとくのは勿体ないですよね。
    孔雀を躾けるって どんな風にするのでしょう。
    私はたくさんの犬達と暮らしたいな、と夢みることはあっても牛や馬達との生活は想像すら出来ませんね~。
    そういえば、、ブタさんがいませんね。

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    1. そうですよね、ブタがいませんね。
      ロバが居るところが、豚小屋のようですが、近所で放棄されていたロバを引き取ることになったと言っていたので、場所がなくなってしまったんでしょうか。
      馬と牛は大変そうですよね。
      土地を借りて、放牧するところを確保したり、餌となる草を育てる(?)野原が必要だったり、それなりの農具も必要みたいですから。
      私も馬の散歩を手伝ったりしたのですが、犬のようにはいかず、でもよく似ているところもあったり、おもしろかったです。

      孔雀はなかなか手強そうでした(^^;)。
      手名づけて、ここはいい所だと教え込むくらいのようです。

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  2. こんにちは。
    初めまして。

    私は、87(はな)と申しまして、ドイツの製薬会社で12年間働いたあと、現在は東京で独立し、同時に保護犬活動をしております。昨日、私のブログの読者さん(ドイツ在住)から、我が家の犬(あか&きい)にソックリな純血犬種がドイツにいるとコメントを頂き、早速ハルツァーフクスを調べたところakaさんのブログに辿り着きました。

    ややこしいですが、ハルツァーフクスがあかときいに似ていること、ドイツなこと、akaとあかなこと、akaちゃんが現在私が里親探しをしているクララにすごくよく似ていること、akaちゃんと同じく私も4月にシェパードに咬まれたことなど、なんだか偶然が重なり過ぎて、一方的にとてつもない親近感です!

    あかときいは、千葉県で保護された野犬ですが非常に毛が密集していて体重は25kgあり原型は尻尾も下がっており、運動量が多いのはもちろん、次々にやってくる社会性のない不作法な預かりっ子(里親募集中の保護犬)たちの世話をとても優しく厳しく見てくれます。

    もちろんあかときいはハルツァーフクスではありませんが、ハルツァーフクスに関する各サイトを読んでいるとうなずくことがとても多く、これからのあかときいとの暮らしに活用できる情報がたくさんあります。

    ハルツァーフクスのことを記事にしていただいて、ありがとうございました。教えてくださった方に感謝するとともに、akaさんにも心から感謝申し上げます。

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    Replies
    1. はじめまして。コメントをありがとうございます!

      な、なんだか凄い偶然が起こっていますね。この世は不思議です、、。

      それに、、、本当に似ていますね!私だけでなく、ドイツ人もびっくりしていました。
      ドイツ村がルーツ?それはそれで、探ってみたくなるような、未知の領域に置いておきたいような。。
      それに、私ももっとこの犬種のことを調べてみたくなりました。
      これは私の個人的な想像なのですが、このハルツァーフクスも古くから存在していた犬ということなので、現在の細分化して繁殖された犬とはかけ離れた本来の”犬”の姿なのかなぁと。私の飼っている元野犬も、どう見てもアジアからの犬っぽいのですが、混ざりに混ざって、その犬の繁殖ルーツを遡って出来上がったのかな、と思っています。

      と言うことは、、、Gシェパードと古代犬(?)の日本スピッツなどが混ざると、ハルツァーフクスに舞い戻るとか?

      これぞ、遺伝子の摩訶不思議なのでしょう(^^)

      最近保護犬の活動をされている方々と知り合う機会が多くなり、本当にこういった活動をされている方には頭が下がります。
      私なんて、一匹で精一杯なのに、、。
      そんな私がいうのも失礼ではありますが、これからも保護犬活動頑張って下さい!!

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  3. 小宮様、

    コメントをありがとうございます。
    コメント内にメールアドレスがありましたので、未公開にさせていただきました。

    後ほど、メールでお返事させていただきます。

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