Tuesday, 12 November 2013

旨い牛肉、しかも安全 Galloway-Rind









これ、何だと思います?

去年の冬、散歩コースで毎日通りかかっていたのですが、日に日に大きくなっていくのです。



答えは



オッス!



痒いーのぉーって、有刺鉄線の尖ったところをうまく使ったみたい。二重毛皮だから痒いのかな。


近年、ドイツでは増えているらしいです。この Galloway 君。日本語名は分からない。

スコットランドからやって来たこの牛、寒さに強いので北ドイツには持って来い。それにこの辺の

湿地帯地方の少々水はけの悪い牧草地でも放牧出来るそうで、本当によく見かける。

この子供がまた可愛い。基本的に放し飼いで、生まれた時からお母さんのもとで放牧されている

ので、成長の過程を垣間見れるのがとても楽しい。


と、ほのぼのと観察する動物だったのですが、先日友達の家を訪れた時にお土産と渡され…

その彼は仲間と共同で毎年まるまる一匹を買い取っているそうで、私が訪れた日がたまたま

その一年に一度の日だったよう。うーん、幸運だ。


肉の安全性が問われる昨今。もう何を食べればいいのか分からなくて、ほぼ野菜中心(おっと、

魚も!)の食生活になりがち。でも冬に近づくと、ちょっと赤身のお肉も欲しくなるし。

今まで気にしなかったこの牛ですが、一年中凍りつく冬でも草原でのんびり突っ立っているので

ほぼ野生、安全性を考えれば間違いはないでしょう。

最近話題になっている最新の養豚施設、この辺にも増えてきました。窓もなく、完全密封、直径

10mくらいありそうな空気浄化システムがついていて、塵一つ逃しませんよ、というやつ。

動物愛護とか、抗生物質投与の問題とか頭に浮かぶ前に、これ、単純に不自然でしょ?

そこまでして豚肉食べたくないな、と思うのです。



さて、肝心のお味の方は。



これはシチュー用の部分。普通の牛肉よりも紫色がかって艶がある。



赤ワイン、トマトパプリカ味のお馴染みグーラッシュ。

旨い! の一言。

牛肉に少しジビエっぽい独特の香りが加わった感じ。それに柔らかくってジューシー。


ちょっと値が張りますが、年に何度か食べる牛肉料理なら、価値ある出費だと思います。









8 comments:

  1. 暖かそうなもの着てますねー、この牛。そして、野生のフェルトボール(笑)!
    うちの近所ではまだ見たことが無い牛ですが、肉屋さんで注意してみてみようかな。
    村ではむかーしから続いているらしい牛の解体&販売がたまにあります。
    近所で放牧されている牛です。
    やっぱり「正体」がわかっているものを安心して食べたい。
    豚は悩むところなんですよね。食べてるけど・・・。

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    1. これ、かわいいでしょ?初め柵に飾りがつけてあるのかと
      思いました。正にフェルトボールですよね。うちの母もフェルトを
      やったりしているので、私もすぐにその連想が思い浮かびました^^

      そうなんですよね、豚を避けても鶏、ターキーとどれも信用出来ない
      肉製品となり、朝食にハムを食べたい私は妥協してしまう。。
      このガロウェイは、自然食品のお店に置いてあるのを見たことがあります。
      高すぎて、買おうなんて思わなかったけど、これを機会にデビューしたいと
      思っています。
      牛の解体ショーですか?見てみたいなぁ。

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  2. そうかー、年に1度のこの季節ですね。
    旦那実家は知り合いから入手する肉か、肉屋で買っても馬の肉しか食べない
    人たちなんですが、この時期はどっさり仕入れますね。

    業務用ばりの冷凍庫も2台あります。
    最初それを知ったときは、なんと神経質な!なんて思いましたが
    やはり知れば知るほど怖いので、最近私たちも放牧主と交渉しようか
    検討中です。
    最近大手のスーパーでもBIOの肉を扱うようになり、言っても牛のひき肉と
    グーラシュ用の肉だけなんですが、緑のBIOマークがついてるのは
    安心だと、自然放牧してる人が言ってたので、そればっかり買ってます。

    ガロウェイ、毛がふさふさで高山地帯に多いヤクを思い出しました。
    たくましい牛さんだこと。

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    1. なるほど!時期があるんですね。知らなかった。
      馬の肉しか食べない?って徹底してますね。
      ちょっと前に馬肉スキャンダルが騒がれていたとき、
      ドイツでもある地方では食されていると聞きましたが
      そちらの地方だったのですね。お隣のベルギーなんかでは
      普通に馬ハムが販売されているみたいだし。。この辺では
      まーーったく見かけないです。競技用の馬の産地だからかな?

      友達の話では全てを見積もったら、畜産農家と契約して買い取りを
      したほうが安いそうです。
      野生肉に関しては、最近狩猟について疑問を持つことが多くて
      敬遠しつつあるので、うちもこう言う手段でお肉を買う方法を
      考えています。

      ゴツいけど、よく見ると愛らしい^^

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  3. スンゴクごっつい牛君(ちゃん?)ですね~。
    お肉も美味しそう!!
    ってか、akaさんの料理が素晴らしい。
    ドイツはお肉が安全じゃないの?
    それは困った問題ですね。。。

    ポチッと♪ポチッと♪

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    1. 富士の麓にいかがでしょうか?
      似合わないかなぁ(笑)

      こちらは大規模な経営農家がはびこっているので
      野菜もお肉も残念ながら気をつけないといけないのです。
      日本の様に国内で生産したものは国内で消費するのと違って
      燐国との競争に勝つための農畜産業という感じですね。
      そうなるとより効率的に安くあげるのが目的で、安全性は
      後回し。この先どうなるか、、もう小さな農家は極稀れになってるし、、、。

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  4. ふう、あぶないとこだったぜ。
    このあいだ朝鮮焼肉行ったからセーフだが、島籠り中ならよだれでキーボードがべたべたのとこだったぜ。
    でも、日本産は高かったのでUSビーフ。
    危ないでしょうなあ~

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    1. これに、ステーキ肉、背骨付きの出汁用肉が続きます!

      地理的にオージービーフが主流なのかと思ってました。
      ま、今や近いとか遠いとか関係ないですね。
      この前こちらで、”牛ステーキ肉、神戸スタイル”という表示を見つけました。
      スタイル???

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