Friday, 6 December 2013

嵐の後の吹雪と、黒いニコラウス






ハリケーンは予想よりも被害が少なく治まってきました。ハンブルグはまだまだ水の被害が続きそうですが。

それでも昨日の夜は強風が吹き荒れ、近くに立っている風力発電の風車が何とも言えない重低音

を響かせていました。

そして、今日起きてみると、

大雪

吹雪。


そして、今日はニコラウス。

平たく言えば、ドイツのサンタクロースみたいなおじさんが夜にお菓子を持ってきてくれる。


私たちにも、もれなく届いた。(わたしたちは子供か?)


まぁそんな子供にも大人にも大人気のニコラウスおじさんなのですが、

そのお供の Knecht Ruprechtクネヒト・ループレヒト)というおじさんが、私には気になって仕様がない。

良い子にはニコラウスがプレゼントを持ってきて、悪い子にはこのクネヒト・ループレヒトがやって来て

鞭で叩いたりするらしい。ドイツでも地方によって呼び名が違っていたり、様相も様々で、

また、ちょいとお隣の国、オランダでは Zwarte Piet (Schwarzer Peter, 黒いペーター)という

クネヒト・ループレヒトによく似た役割の人物?が存在する。

たぶん、ここからクネヒト・ループレヒトも黒塗りの顔だったり、黒いニコラウスと呼ばれたりしている

のかもしれない。そして、余談ですが、近年はこの黒い悪者というのが差別的と捉えられて問題に

なっているらしいです。日本でもそういうの、ありましたね。

ま、そんな怖いおじさんがやって来るなんて、ドイツのお祭りも変わっているな、と思ったのですが、

日本でもあるかなと思いを巡らせ、あ、いた。 

なまはげ

いろんなドイツ人になまはげについて話したり、ビデオを見せたりしてみたら、皆さん揃って

これは怖すぎる。こんなのトラウマになる。大人でもちびる。 とおっしゃる。

私なんかは、他の子供がニコラウスにお菓子を貰っているのに、私にはその陰気なおじさんが

長い鞭を持ってやって来て、自分だけ叩かれたりした方が嫌だ。

それに、誰一人としてこの クネヒト・ループレヒトを見たことがない。

ということは、子供への精神的プレッシャーをかけるための道具みたいじゃない?

そんなの嫌だ、絶対出て来て欲しい。そして堂々となまはげさんみたいに、家家を廻って欲しい。













6 comments:

  1. ほんとに、ヨーロッパ版なまはげですね!
    どこの国でも、悪い子には大変なお仕置きが待ってると・・・。
    でも、私の生まれた所では、なまはげ的なものはいなかったので、
    いい子になりそびれました~。

    路上の「アホ」は、ニコラウスの仕業!?

    ReplyDelete
    Replies
    1. ループレヒトが来ればいいなと悪戯をしてみました!

      うちの方もなまはげは来なかったんですが、
      お土産でなまはげの土鈴があり、よく脅かされていましたが
      私もいい子になれなかったですね(笑)

      ベルギーのオランダ語圏でも、黒いペーター祭りがあるそうですが、
      いかがでしたか?

      Delete
  2. なまはげになりたくてたまんない私としては、がきんちょが恐れおののく姿を確認できないドイツ版の中の人にはなりたくないなあ~

    ReplyDelete
    Replies
    1. えっえっ??
      なまはげに会いたいのではなくて、なりたいんですか?
      何故に…

      そちら、釣れてますねー
      こっちはもう冬眠ですーー
      ああつまんない。

      Delete
  3. コメント遅くなりました~!
    ハリケーン被害少なくて良かったです。。。

    アホって・・・

    ループレヒトは片仮名読めるのでしょうか???(笑)

    ポチッと♪

    ReplyDelete
    Replies
    1. ご心配ありがとうございます!
      ニュースでは何十年来の大型ハリケーンと
      煽り立てられていましたが、先月のハリケーンのほうが
      凄かったです。

      うーん、ひらがなは読めないけど、カタカナは読める、
      ということにしておきましょう。(笑)

      Delete