Friday, 20 December 2013

犬ホテル、始まる Dackel-Olga






ずいぶん前に、新しい犬小屋が届きました。



右側にあるのが旧、左が新で、これ、暖房付きなんです。


そして今年の夏に設置したドッグラン。


昔、山羊とか豚とか鶏とかいろいろな家畜を飼っていた庭なので、至る所にフェンスの名残りがあり

一部を修復して、犬小屋から自由に行き来できるドッグランを作ってみました。



で、肝心のアカ姫はどこに居るかと申しますと、



ソファーの上…

今年、家中の戸という戸を(内開きであろうが外開きであろうが)開ける技を取得致しました。

ソファーは私達が許すまでは上がってはいけないことにしていますが、2階にあるアカお気に入りの

子供用マットレスへの道を克服したわけです。目撃情報(私も見た)によると、乱暴にドアノブを

叩くのではなく、片前足を壁にもたせ掛け、そしてもう片足で優雅にドアノブを下げる。

でも、その要領で他の部屋に入ったり、裏口から抜け出したりしないんですよね。不思議だ。


まぁ、そんな無駄とも言える努力をしている私達なんですが、たまたまそんな話をしていたら

そんなに場所があるなら、休暇中、犬を預かって欲しいと友達に頼まれまして。

アカも顔見知りだし、なんとかなるのではと、まずは一晩お試しで預かることに。



ダックスフント(Dackel)と、ラブラドール+グレートデーン(Deutsche Dogge)のMix。

この二匹のうち一匹は、すぐに預かってもらえるところが見つかったと聞いていたので、

うちにはてっきり大きい方の犬が来るんだろうと決めつけていたのです。

でも、どうやらダックスが残ってしまったらしい。



こちら、誰にも預かってもらえなかったワイヤーヘアード ダックス:オルガちゃん(♀1歳)。

まぁ、ダックスらしく気が強いのは承知でしたが、

左にある自分の寝床を数秒で譲ってしまい、オルガちゃん用に用意したマットに引き下がるアカ。



オレが一番じゃないと絶対嫌なオルガちゃん。躾はあんまりしてないよ、とのことでしたが

ここまでドミナントとは。。



おやつでお座りだけは出来る。お店の看板娘だから。


一瞬だけ、同じマットに落ち着こうかというところ。


が、数秒でおりゃー。

飼い主さんからは特に注意もなかったから、これはうちでの規則を躾させてもらうよ。

まずは、”私たちが上でオルガちゃんは従う側”という基本を身につけていただかないと。

ダックスはとても頭の回転が早いので、理解も早いが、次の手を打つのも早い。

私も直ぐに、オルガちゃんの”甘えてもいい存在=リスペクトなしでOK”に入れられそうになり、

必死で抵抗するはめに。人慣れはしているけど、対話が苦手みたい。


ま、数時間この小さなオルガに手こずっていたのですが、アカの様子がおかしいことに気づく。

オルガちゃんが禁止コマンドをバシバシ受けていると、アカは自分のことのようにビクビクして

挙句の果てには部屋の隅っこで丸まってしまった。

これはオルガちゃんの躾より大変かも。

それで、夜だったけれど外に出て状況を変えてみることに。

二匹を少し歩かせてから、犬だけで遊ばせてみる。

すると、見る見るうちに元気になるアカ。そして自ら遊びをリードして、指導的ツッコミもいい感じで

入れている。(オルガちゃんは噛みつく癖もあります。)


家の中では、私たち人間2人、犬2匹という構成で、新しい状況の中それぞれの位置づけを

素早く解決しなければならなくて、アカはパニックに陥ってしまった様子。

犬だけでの間ではスムーズに問題解決できることも、人間のややこしい立場(どっち付かずの態度とか不安定な精神状態)

が絡んでくると、混乱してしまう犬の集団心理というのがあるそうです。

今回の場合、人間の私たちがあまりにも新しい犬に神経質になりすぎて、それがアカにも伝染して

しまったようだ。

ここでまた一つ、私たち人間が学んだのでありました。犬の躾は人間の躾と言うべき。



でも、、、オルガちゃんが来る予定の日程、私居ないんだよなー

アカ姉さん、ご指導宜しく!










6 comments:

  1. 犬の躾大変ですね。
    私も子供の頃、すっごい頭の悪いチワワを飼ってたことがあるんですが
    犬同士だけでなく、人間にも上下関係を求めますもんね。

    うちのその犬も若い頃は血気旺盛で、ふてぶてしい犬でした。
    私の弟の事は自分以下と決めていたらしく、噛み付くわおしっこ引っ掛けるわで、
    弟もその犬が大嫌いでしたが、お互い年をとり丸くなったころにはすっかり
    和解した様子で、犬は彼の腕の中で死んでゆきました。(享年17歳)

    まぁ、丸くなったというだけで、躾がついたわけではないので、年老いても
    相変わらずハチャメチャな犬君でしたが、オルガちゃんは今のうちにちゃんと
    躾されて、年取った頃には丸くて優しい犬になることでしょうね。

    akaさんのaka記事を見るたびに、犬欲しいなーといつも思うんですが
    実はわたし犬アレルギーなんです。(犬にもよるんですが)

    飼えば免疫つきそうな気もするんですけどね。。。

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    1. 17歳ですかー大往生ですねー。
      それくらい肝の座った性格じゃないと長生きできないのかも。
      それに、弟、がんばりましたねー。そんなに長くチワワの子分やらされて。
      多分弟さんはそこでチワワに何かを学ばれたのかもしれませんなー。
      良い話です。。

      アレルギーですか、残念ですね。
      うちの犬は、ショートヘアと名前が付いてるだけあって、毛が短く薄いです。
      毛も落ちにくいし、こんな匂いの少ない犬、私も初めて会いました。
      アカ犬、年頃なんですよねー。一度は子供を生ませたいなぁとかも考え中で、
      その折はいい子をお届けますよー

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  2. いい環境ー。犬にも人にも。
    カーリーヘアのダックスの隣にいると、aka姫さんの毛並みの美しさが引き立ちますね。きれい。
    "甘えてもいい存在=リスペクトなしでOK”・・あー、これ、私もドイツの子供らにそう思われないようにしなきゃっと思いました。
    なるほど、大事なことがいろいろ犬から学べますね!

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    1. 犬と子供は細かい関係とか抜きで、ストレートに突いてきますからね。(笑)
      今回数分で、私の性格を見破られ、優勢に出てきたオルガ。
      結構ショックでしたね。あ、私ってやっぱり犬になめられるタイプと、
      自覚させられ落ち込みました。。
      しかも、こんな小さい犬に、、、とか思っちゃうんですが、大きさは関係ないんですよね。知能の問題。
      ダックス以下の私です。

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  3. いやあ~笑った笑った。akaさん大変だなあ。わんこって如何に自分の地位を有利にするか無駄な努力しますからねえ。
    私は大概見た目で絶対君主制主義者とわかってもらえるのか、大概いう事聞いてもらえますが。犬飼いてえなあ~

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    1. おてつさんって確かペットショップにお勤め
      だったんですよね。
      いつも思うのは、ドッグトレーナーって、犬に対しての
      オーラが違うのか、初対面なのに犬が言うこと聞くんですよねー

      あれは犬言葉が話せるから、と言うのは犬を飼っていて
      しみじみ思いますよ。ほんと、犬は人をよく見てるんだ。

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