Thursday 2 July 2015

犬の子ども返りー2








先週は引越先のお隣さんに仮滞在させてもらっていました。

環境を知るために、この方も一緒に。




新しい環境がどうしても苦手なマイ。

今回は他人の家なのに、着いたその日にテラスで日光浴するほどの落ち着きを見せてくれたし、数時間の留守番も出来たのですが、

滞在先から帰ってくると、どれほど負担だったのかを思い知らされます。


写真の様に、
散歩の時以外は自分のボックスに入って出てこようとしない。

いつもの散歩コースでも、何度も背後を気にするなど、神経質になっている。


保護犬に詳しい犬セラピストに聞いたところ、
子犬の頃に、家庭内の環境ではなく、無闇矢鱈に移動を強いられた保護犬たちによく見られる傾向の一つに、移動が苦手というのがあるらしい。


普通に考えてもそうだろうなぁ。
新しい環境に連れていかれて、必死で対応しようとしているうちに、また違う所へ。
そこで何が待っているのか分からない不安や恐怖を抱えたまま、日々怯える生活をすれば、人間でもトラウマを抱えてしまうもの。。


引越先での一番の課題はこれかな。
マイの順応。

また寝ちゃった。

さて、題目の子ども返り、

色々なトラウマを抱えたマイですが、典型的な対人恐怖症というのもありました。

一時預りの家族からも、男性が苦手と聞いていたのですが、相方には直ぐに慣れ、むしろお年寄りには自分から近寄って行っては、ゴロンと腹ばいになり甘えたり。

どの場合に恐怖を感じて、どの場合に感じないのかを把握するのが難しかったです。


そこでやったトレーニングは、いろんな人にいろんな環境でポジティブトレーニングに協力してもらうこと。

初めは、知らない人が通りかかれば、おやつ、おやつ、おやつ。

次は、知らない人に予めおやつを渡しておいて、おやつ、おやつ、おやつ。



結果、すべての人とまではいかないけれど、人間が大好きになり、


好きすぎて、今度は、飛びつくようになりました。。。





これ、子犬の社会化でみんなが通る道だと思うんです。

まずは人間は友達だと知る。→ 嬉しくて飛びかかる。

アカもこれを止めさせるのに苦労したタイプです。なんとも跳躍力のある犬なので、肩まで飛び上がることもあったりして、、、。

でもマイの場合、ここで止めさせようとして、また人間嫌いに戻ったら、元も子もない。

何かポジティブな方向で止めさせる方法を探し中です。













2 comments:

  1. マイさんとの葛藤、、、分かります、分かる分かる分かります!!
    我が家、まさにカツがそれで・・・。
    いや~、元々そうなる気がしていないではなかったのですが・・・(当初は腰がひけている=ほぼ抜けている状態で人に甘える場合、前足をまるで手のように用い、人の気を惹こうとしていた)
    カツもシャイではなくなるに連れて、とびつくように(;゚;Д;゚;.:)
    それを叱れない・・・(私が)
    というかどうすべきか夫婦間でも同意せず、いかにしつけるか結論がでず、ずるずるずるずるずる・・・。
    恐怖や猜疑心を克服しての、嬉しい!人間好き~!な結果だけに、(本当はいけないんだろうけど)飼い主としてはちょっと微笑ましくも感じてしまうことは否めないわけで><

    更にカツはこの頃、吠えることで喜びを表現するようにもなってしまいまして。。。元々吠える素質はある犬だな~とは思ってたのですが見事に。
    勤務先に連れて行くと当初は怖くて隠れていたのに、常連のお客様でおやつを下さる方がいたりして、この頃では「来たな、クッキーマダム!クッキー欲しいんですのだ!!!わおん!わおん!」とかーー;
    なんとかせねばとは思っているのですが、怠慢な飼い主です。汗)

    ところで、お引越し、更に田舎へ引っ越されるということで、羨ましいです!!
    鍋ヲ君共々、いいなーいいなーの連呼です。
    我が家もがんばります。。。

    ReplyDelete
    Replies
    1. コメントありがとうございます!
      やはり、そういうこともあるのですね。
      なんでしょうね、子犬時代がすっぽり抜けてしまっている環境で育って来てしまった犬達共通に、苦手なものから脱出する過程で、大幅にジャンプして”大好きー”になることがあるんでしょうかね、、。
      よく会う人に関しては、これはダメだと思い、厳しく注意したところ、
      あのおじさん=ダメ! じゃあ無視。という態度に出るようになりました。それでいいのかもしれないけど、目標はどんな人間にも慣れる”ということなので、いつも距離を置くようになって、また人間は避けるべきとか考え出されて(そうなりそうな性格。)振り出しに戻ってしまうのは避けたいのです。

      そうなんですよね。初めての人に会って(特に訪問客)、隅の方で尻尾を垂れて観察していた犬が、尻尾フリフリで挨拶してくれる姿を見ると、飼い主としては微笑ましくて堪らないんですがね。。

      おお!吠えることも同じです。
      ロシア時代は、なんでも吠えてはいけない環境だったらしく(保護した人たちが、普通のアパートで隠して飼っていた。)うちに来てから、やはり吠える喜びを…。
      庭に放し飼いにしていると、何もないのに、ウォウウォウウォーーーーンと、犬とは思えない雄叫びを自信満々で披露するようになりました。
      飼い始めた頃だったので、思いっきり注意しつづけてしまい、吠えなくなってしまったんです。。
      最近になって、これは失敗だったと反省しているんです。犬ですもんね、少しは吠えることも役目の一つなのかと。。

      いえいえ、うちは引っ越してからが大変だと思いますよ。私も今までの不定期な臨時収入だけじゃなくて、確実な金銭源を探さなきゃと思ってます。

      Delete