Monday, 18 January 2016

ハーネス嫌い、フリーの練習(動画) 






マイがうちに来た時、それはそれは汚れて使い古されたハーネスが着いていた。
匂いも強烈で(マイ自身も強烈な匂いだったんだけど)、煮沸消毒して、再度着けようとすると、

「それはもう着けたくない!」と、言い張った。

しかたなく、その辺にあった首輪を着けてみると、「この方が良い!」と、ハーネスを見るだけで、逃げてしまうようになった。

他のタイプならと、あらゆるハーネスを試してみたけど、どれもダメ。

着けた途端に、尻尾を巻き、体を低くして隅っこに移動して、動かなくなる。

引っ張り癖があるわけでもなく、首輪だけでも十分なのだけど、どうしてもフリーで歩く練習には不可欠だったので、その他の苦手な物対策と同様のクリッカーを使ったポジティブ条件付けを繰り替えした。


ハーネスに、touchしたら click

肉にく~

鼻を突っ込んでclick

なんかカワイイぞ(笑)。

これを何度も何週間も続ける。


少し移動して、自分から寄って来るようになったら二重丸。

当初は、ハーネス=散歩と結びつかせれば、ハーネスには楽しいことが詰まっていると、理解するだろうと思っていたのだけれど、この子の場合はそう簡単には進めない何かが引っ掛かっていたみたい。

あらかじめ、刺激のない家の中でのトレーニングが必要だった。

そして、今でも大好きとは言えない壁はあるものの、散歩の楽しさの方が勝るという、ちょっと先の未来を想像出来るようになった。

とはいえ、気分が乗らないときは、逃げてしまうような素振りを見せるけど、決してハーネスで追い立てるような動きはしないように心掛けている。




このリード、以前に”うちのフリー散歩練習法”でも紹介したBiothaneという新素材の優れもの。
小さい犬用も発売され始めたので購入(10m)。

上記のリンク先に詳しく書きましたが、ドイツ語ではこのリードのことをSchleppleine(シュレップライネ)と呼ばれています。

シュレップする(引きずる)リード。

あくまで補助的な役割で、リードを手で持って引っ張ったり、誘導させたりせずに、気持ちはフリーで歩かせている感覚。

声掛けだけで歩けたら成功ですけどね、まだまだ先は長そう。
慣れてきたら、いろんな練習も取り込んで、

↓二人の時は、私と相方の間を歩かせたり、、の様子。(画像が悪くてスミマセン)





何度か、前に出ようとする場面で、リードを軽く踏んでいるところがあります。
リードを手に持つのと違って、無駄な感情や手の力が入らないのも、一つの違いです。






私一人の時は、前を歩かせています。
後ろを歩かせていて、気づいたら居なくなっていた!なこと、大有りですから。。








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8 comments:

  1. マイちゃん、すごく落ち着いてあるいてますね。
    10mで、オフリードの感覚で歩けていてすごいマイちゃん。

    うちもBiothaneのロングリード持っているんですが、ジェイクは動けなくなるとリードをかみ切ろうとするので、壊されたらもったいないという気持ちから安いクライミング用の細い紐を使ってます。

    マイちゃん、オフリードの練習がんばってね。

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    1. コメントありがとうございます!

      それがねぇ、、鹿が来るまではいいのだけど。。
      今週は10頭の犬とフリー散歩の授業が待ってます。島の上だから逃げられることはないから大丈夫だと言われて、参加することにしました。泳いだらどうするんだろ?!

      噛み切るという技は思いつかないみたいです(笑)。
      ただ、木に擦り付けて、リードが取れないか、試みていたことがあり、どこかで成功したことがあると踏んでいます。。

      うちも初めは荷造りロープだったんですが、一回の散歩で茶色くどろどろに、、。洗うのも大変ですし、寿命も短いので、ちょっと重みはあるのですが、愛用しています。

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  2. 以前森の中をよく散歩しましたが、動画を見ていると、まるでご一緒しているような気分になりました。あ、でもうちの犬はマイ嬢ほどの落ち着きはありませんが…。

    ハーネス装着練習中の、おやつを取り出す相方さんの素早い手の動きがいいですね。さらに、このSchleppleine、今度買おうと思います! 長さは10mか8mを思っていますが、太さはどれがいいかご存知ですか? うちのは体重が7kg弱です。

    ちなみにアカ姫も、変わらぬ元気なご様子で、本当に美しい姫だなぁとあらためて感心しました。お別れの時はさぞかし寂しかったことと思いますが、また近々会えるといいですね。

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    1. コメントありがとうございます!

      いつの日か、一緒に森の中を散歩できる日がくると素敵ですねー飼い主はおしゃべりしながらゆっくりと、それに合わせて歩いてくれる犬たちー夢だなぁ(^^)。

      この素材、難点は重さだと思います。マイが13kgくらいで、13mm幅x10mがギリギリの線かと(パワーのある犬なので、その辺も考慮対象に)。平たいタイプだけでなく、丸いロープ状のタイプもあり、こちらは直径5mm~と、もっと細いものが出ています。
      普通のナイロンタイプのほうが、軽くていいのですが、うちの場合毎日使うので、耐久性でこれにしました。使う頻度でも選択が変わってきそうですね。
      あと、薮に入ってしまったり、落ちている木々に絡まったりしたときに、絡まりにくいのも長所かなぁ。
      最初、アカ用にもっと太いのを買って、走る邪魔にならないか心配でしたけど、犬ってホント身体能力すごいですね。すぐにコツを掴んで気にしなくなりました。それよりも、楽しめることの方が重要みたいです(笑)。

      私もマイと同じく、苦手なものを克服するのに時間が掛かるみたいで、アウトバーンを走るのもその一つ。。徐々に慣れて、もっと頻繁に、気軽にアカに会いに行きたいと、今後の目標にしました!

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  3. 首輪の方がハーネスより犬をコントロールしやすいそうですが、フリーで歩かせる練習にはハーネスの方が良いのですね。。。知りませんでした。
    ナナが我が家に来たとき ハーネスを買いましたが、いつの間にか首輪のみになってしまいました。
    なにせ装着が簡単ですから。

    Schleppleineを使用して訓練している人をたまに見かけます、森の中などでは木々に絡んだりしないのかな~と思ってましたが 絡まない材質のがあるのですね。
    マイちゃん ハーネスを見せたら喜んですっ飛んで来る日は近いのでは??

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    1. コメントありがとうございます!

      私も知らなかったのですよ。。アカは子犬の頃からフリーもしくは首輪に普通のリードでしたし、必要ありませんでした。
      これほど長いリードなので、勢いを制止するときに、首輪だと(特に小さい犬の場合は)首の骨が折れてしまうことがあるそうで、ハーネスは必需品となっています。あくまで、どちらも練習用の道具なので、その必要のない犬(ナナちゃんも)は、いらない代物ですね(^^)

      そうなんです。堅めの素材なので意外と絡まないところも気に入っています。
      ハーネス嫌いは過去の経験なのか、身につけるものがもともと苦手な性質なのか。服とか絶対着ない犬だと思います。。

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  4. 雪の中のお散歩、楽しそうですね。マイちゃんも自由な感じで行き来していて、ハーネスをている感じが全くないです。
    うちでも、小さい頃はハーネスを使って訓練をしていたのですが、この辺りの人達はみんなリードの代わりに、ショックカラーを付けている人が多いです。なので、ショックカラーも買ってみたのですがー・・こずるがしこい子犬様は、ショックカラーを付けている時のみ、イイコにしていますね~。なので、この訓練は役に立っているのかどうか、よくわかりません 笑)

    ところで、この行ったり来たりの訓練の時も「タンテ(でしたっけ?)」って、呼ばれるんですか?

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    1. 実際は。。。。もっと自由な感じです!(苦笑)
      丘に登り、木に登り、その、煙となんとかと同じく、高い所に登って、見えない獲物を飽きもせず、観察してます。。

      こちら、ショックカラーは禁止されているんですよ。でも、普通にネットで買えます。。(禁止の意味があるのかなぁ)
      KAOさんのところだと、もともとの(人も動物も)距離感覚が違うので、10m程度のリードでは、賄えないところがありそうですね。訓練の仕方も違ってきそうで、興味あります!

      ええ、もちろんタンテですとも。たまに他の人が居たりすると、「それはあんまりじゃない!」と、抗議してくれます(^^)

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