すっかり涼しくなった、というか、夏はあったのか?という北ドイツです。
とにかく雨続きで、晴れた日でも、これは夕方には雨がくるかも?と思わせる愚図ついた天気が続いた夏でした。それに寒い。夏に二度もヒーターを入れたのは初めてかも。
そんな中、保護犬のチャリティーに参加してきました。
毎週通っている監督付きのドッグランで、小耳に挟み、一度会ってみたかったドッグトレーナーが主催しているというので、電話番号を教えてもらい、直接電話をして飛び入り参加となりました。
(犬関係だけではなく、ドイツでは電話番号を簡単に教えてくれて、自分で電話をする、というのは普通です。初めはドキドキしていましたが、別に悪いことをしているわけではないですしね、、相手の対応も至って普通なので慣れました。 )
この日も曇り空が広がる天気。
それでも、雨天決行となっていたので、合羽と防水スプレーをたっぷり吹きかけたトレッキングシューズを持参。
チャリティーの内容は、”みんなで散歩をしよう”
集まった飼い主から寄付金を徴収して、動物保護団体に受け渡す企画です。
上にも書きましたが、トレーナーさんが主催ということで、散歩をしながら、ちょっとした工夫をアドバイスしてもらったり、まったく関係のないことでも、歩きながらの自然な会話で犬を飼うことでのヒントをもらったり、
また、今回はこんな天候にも関わらず、20頭+30人くらいの人が参加し、こんな大人数(パック)で散歩する経験も滅多にない勉強の機会でした。
犬ではなく毛を刈り取られたばかりの羊の大群。 |
あれ?よく見ると、君だけ刈り取られてないね。 |
散歩コースはというと、川沿いは川沿いでも、
多種多様のアトラクション(=難関)が待ち構えていて、、
この子、マイじゃないですよ。でも顔もそっくりで、大きさだけ違う。 |
第一難関の羊さんと歩こう♪ とか、
野生動物が生息していますよ地帯とか、(何度も鹿が飛び跳ねていった。)
馬の顔が飼い主たちの顔にスリスリする距離の道とか、
細い草のトンネルを一列になって歩かなければならないところとか、
なかなかスリルのあるコース選択でして、、
でも、その度に、注意勧告をしてくれるので、前もってリードに繋げたり、一番肝心な心の準備を整えたり出来て、まぁ何頭かそれでも突っ走ってしまっていましたが、それも勉強。
それに、これだけたくさんの犬+人がいるので、先頭を歩いてみたり、真ん中を歩いてみたり、後ろを歩いてみたり、
うちの犬は、どんな犬と一緒に歩くのが好きなんだろうと観察するのも楽しかった。
水色ハーネスは生後数ヶ月の子犬。半分位は抱っこされていましたけどね。 |
そして、クールダウンも何ヶ所か。
その前はずーっと歩いているので、クールダウンというか、ヒートアップというか、
遊びタイムですね、、。
そう、この散歩、ずーーーーーっと歩くんです。
散歩なので歩くのは当然なんですが、何時間歩いたと思います?
3時間(休憩なし)
ちょっと腰を降ろす、どころか、立ち止まることさえなく… 永遠と行進。
始めに集合場所に着いたとき、なんでリュックサックを背負っている人が多いんだろう?と不思議に思っていたんですよね。
そうだ、ここはドイツだった。。。
ドイツ人たち、歩きながらリュックに手を突っ込んで、バナナやらリンゴやら人参やらを取り出して、歩きながら体力補給するんです。
それ以外は機関銃のように喋りながら、ただただ前進し続ける。お見事!
(ドイツ人に散歩に誘われたら、山登りの覚悟をしていったほうがいいです。)
でも、、、
一番疲れたのは、
一緒に参加していた飼い主さんの後日談でも、次の日はうちの犬さん同様、
一日中寝ていたとか。
チャリティー活動でよく見かけるのは、バーベキュー大会だったり、フリーマーケットだったり、
人をより多く集めるには、”人間のための”イベントになってしまうのは仕方がないのですが、
こんな風に、犬を助けるためのチャリティー、犬にとって楽しいことを提供する”犬のための”イベントこそ、もっとも趣旨に沿っているように思います。
この散歩の企画も羨ましい~。
ReplyDeleteこちらのwalkのイベントは、スポンサーがついて人をたくさん集めてやるようなものが多いです。こうやって、小さいイベントでもチャリティーになるし、勉強もできるのでいいですねぇ。
なんかあった時の法的な責任とか考えると、こういうことやろうとするトレーナーはすくないのかなぁと思ったりします。
でも、3時間はギブアップするかも・・・
私も始めから3時間って分かっていたら、早くにギブアップしていたかも。車に戻って、ゲッ!もうこんな時間!!と気づいたときに、どっと疲れがでましたもん(笑)。
Delete無報酬でやってくれるトレーナー(人徳があって、集客力がある)を見つけるのが大変かもしれませんね。この方はご自分も保護犬活動に参加されているので、定期的に企画されているみたいでした。
そうですね。法的なことに関しては、こちらの州の犬は、各自で損害賠償保険に加入していますから、自己責任で参加できるという利点があります。保険に加入も、そう考えると悪くないですよね。