この犬は犬が苦手なのでは?と当初は思っていた私たち。
徐々に他犬との触れ合いを増やしていくうちに、逆に犬が大大好きなのでは!と思うようになりました。
でも、「全ての犬が好き」というのではなく、「ある特定の犬が大好きでたまらない」という、偏った愛、執着した愛とでも言いましょうか、独特の愛情表現を示すのです。
毎週通っているプレイグループと預かりペンションで、固い友情を結んだこの犬さんは、前にも書きましたが、数か月前から新たに女友達が出来ました。
右側の灰色の犬さん、
年齢も出身地も大きさもだいたい同じロシアからの保護犬。名前(マイの本名)まで同じという偶然!
初めての出会いは、向こうはそんなに気にしていなかったのですが、マイの目の輝きは並ならぬもので、ストーキング?と気になるくらい執拗に自分アピールをしていました。
アピール(遊ぼうよ!)だけではなく、他の犬がこの犬に乗っかろうとしたり、しつこく追いかけ回したりすると、自分が盾になって彼女を守る。いつも目の端で彼女を気にして、何かあったら飛んでいく。
それが3週目になった頃から、彼女の方もマイに付き纏い、徐々に遊びを始めて、自分たちのリズムを見つけ出し、がっちりと女の友情を結束した姿は、トレーナーさんも他の飼い主さんも惚れ惚れする光景でした。
あちょー |
とりゃー |
おりゃー |
気づいたことは、二頭の遊びは追いかけごっこもプロレスもなんでもありなのですが、一定のテンション(高くもなく低くもない)が保たれているということです。
犬の遊びでよく目にするのは、ダイナミックにテンションが移り変わって、それを楽しんでいるところがあるように思うのですが、この二頭の場合は、二人の呼吸が合うこと自体が、ダイナミズムであり、重要なんだと言わせているように思います。
それと、「二人だけの世界」にハマることも特徴でしょうか。
他の犬が絡まってくると、ピタッと止めてしまいます。
その他にも、ベテランのジャーマンシェパードのメスが来たときも、一時間二頭だけで遊ぶという、かなり濃い関係を結んでいました。
人間でも、広く浅くの友達関係を作る人と、少なくても深い友情を求める人がいるのと同じような感じなのでしょうか。
ただ、別れがとっても辛いらしく、友達が来ない日は、車が来る方向を寂しそうに眺めていたり、先に帰ってしまうと、上の写真のようなうるうる目で悲しそうにしているんです。
また来週会えるからねー。
こういった犬の特徴的な行動を研究している人がいるので、次回紹介したいと思います。
マイちゃん、良い友達ができてよかったですね~。
ReplyDelete言葉が同じとか、もしかして、同じ土地の匂いがするとか?
ココの場合は、打ち解けるってとこ見たことないです。人がいないところで、犬同士の付き合いってしたことがないっているのがあるのかなぁと思ったりもします。若い時にもっと積極的に友達探してもよかったかなぁと後悔する部分もあります。
犬の特徴的な行動を研究も楽しみにしてます~。
始めはしつこくし過ぎて、心配したんですが、これがマイ独特の愛情表現だと徐々に分かってきました。愛の形って色々あるんですね~(笑)
Delete言葉が同じというのはあると思いますね。野良出身同士は、分かり合えるというか、絶対近づくな!みたいな危険信号もお互いに読み取りやすい気がします。
一番上の犬がポーランドですから、東欧の匂いっていうのもあるかも!
子犬のうちに色々な犬といい経験をさせるのが理想なんでしょうが、保護犬の場合そうもいかないですもんね。
でも、遊ばない犬、打ち解けない犬というのも居て当たり前だとも思うんです。環境や性格がそうさせたから、無理な変化は必要ないかなーと思うようにもなりました。
「ほら、折角だから、他の犬と遊びなさい!」って犬を追い立てる飼い主さんの多いこと。。。
群れで暮らし、こういう仲間付き合いする性質があるからこそ、我々と一緒に暮らせるんだなあと思います。
ReplyDelete自分ちで義弟が飼っている犬はあまり私になつかないのに、
妙に隣の犬とうまがあう私w
そうですね、仲間の作り方みたいなところを見ていると、自分も勉強になります。もうちょっと、譲ったり、離れたり、アタックしたり、大人になると少なくなって、文句ばかりが多くなる(笑)
Delete私一人だったら、うちの犬もとっくに家出していたと思います。近所の荒っぽいおじさんとか大好きなんで、、、。