Thursday, 14 February 2013

Fasansuppe キジを食す




キジのイメージって、やっぱり桃太郎さんについて鬼退治に行ったことかな。

なんか高貴な感じもするから、日本画とかのモチーフになっていたりしそう。


でも、ここいらでは、

てっぽでうってさ、にってさ、やいてさ、くってさー

が普通。

冬には欠かせない栄養価の高い食べ物です。

ドイツ語でFasan, (Phasianus colchicus)日本語だと高麗キジというらしい。きれいな名前。

ちょっと小ぶりな気がするけど、私の記憶は桃太郎の横に立ってたから大きく見えただけで、

実際に見たことはない。それとも、孔雀と勘違いしている可能性も高いな。

この辺では普通に居る。森の入り口や農道をひょこひょこ歩いているし、たまに車道にも出てくる

から危ない。森を歩いていてもぎりぎりになるまで逃げないから、こちらが気づかずに近づきすぎて、

逃げて飛んでいくときにもの凄い雄叫びを上げるからかなりビックリする。


料理の仕方は鶏肉とほぼ変わらず、時間を長く取るくらい。

って、料理の前に捌く?いや、捌くのは今回もパス。

鳥を丸ごと鍋に入れて1時間ほど煮て、取り出して身を解したら、今度は野菜と一緒に煮込む。

ハーブはお好みだけど、今回は乾燥タイムの葉をたっぷり入れたらおいしかった。風邪予防にもなるし。



仕上げにサワークリームと(ワイルドに)手でちぎったパセリを添える。

野菜は何でもあるもので。お醤油味にしたら、ちょっとけんちん汁っぽくもなる。



ちょっと分かり辛いけど、この豚骨ラーメンにも負けない油。

味も濃いので足一本で鍋いっぱいのスープが出きるくらいだけど、ここはスタミナスープで行くのが

男らしい。


でもね、やっぱり管理してあげないとこの世の中ではキジだって生きていくのが厳しいそうです。

常に、うちの庭や近くの森にも餌を撒いています。そうすると、野生と言うより飼っているみたいな

気もする今日この頃だけど、民家の近くでは狩猟は禁止されているので、私が餌付けした子たちは

私が掴まえる!(ってあかんよー。)

ノロノロしているからホントに掴まえられそうなんだけどね、ダメだそうなのでみなさんも危険を

犯さず、お肉やさんで聞いて見てください。今がシーズンなので。




貰った羽でインディアンごっこして遊ぶねん。





4 comments:

  1. キジかぁ。
    キジなんて、食べた事も見たこともないです。
    猿の横にいる以外は。。。
    スープ美味しそう!
    断食3日目のわたくしには、そのキジの肉よりも
    サワークリームに釘付けです。
    今度豚骨ラーメンを作ってみようと思って、豚骨を探してるんですが
    なかなかないですね。放し飼いの豚の骨。
    イノシシとか牛ならいくらでもあると言われるんですが。
    キジ骨油でも、濃厚なスープとかできたりするかな~?
    ちょっと頭の片隅に置いておきます。

    (コメントもしかしたら2回送ってるかもしれません。)

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    1. ああそうでした、ファステンですね。
      ごめんなさい。。そんな時に肉話で。
      ドイツで放し飼いの豚は難しそうですね。
      スペイン料理屋に聞いてみるとかどうでしょう。
      キジ出汁はどちらかというと、鴨鍋とかに近くなるのですが、
      それはそれで中華ラーメン風にしてもおいしそうです。
      でも、出汁だけ取るには、ちともったいない代物と価格でしょうか。。

      断食明けのラーメンもいいなぁ。

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  2. キジスープおいしそうですね。
    こういうの見るとやっぱりベジタリアンになれないなと・・・
    鶏でもいいから買ってきて作ってみたい!
    同じ動物でも冬って夏よりやはり脂肪分多いでしょうか?
    冬の寒さ、動物たちは相当がんばって生きてるんでしょうね
    羽根がまた美しい!



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    1. 私の知り合いで、自分もしくは知り合いが獲ったものは
      魚も肉も食べるというベジタリアンがいます。
      (はたしてそれをベジと言うかは疑問ですが。)
      確かこの時期のオスのみ狩猟可だったと思います。
      鴨もおいしいと思いますよ。ただ、飼育された鴨。
      野生の鴨は固くて食べられないと聞きました。
      ちなみに、餌をあげる人が多いのか、みなさん
      ぷくぷくしておられました。冬脂肪も。

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