Sunday, 9 June 2013
Hecht パイクートリックなしはアリか?
一週間も前の話になります。。
お馴染みの水風景
右
前
左
ドイツ各地で水災害が起きているというのに、北は申し訳ないくらいお天気続き。
日も長くなってきたので、だいたい夜の8時から出かけて10時半くらいまで釣りに出ています。
薄暗くなるまではパーチと戯れるも良し。しかし最近パーチのノリが良くない。
持ち帰りした子のお腹を覗くと納得しました。気温が上がって、蚊や噛みつく小さい虫?が大量発生
している最近の水辺を表したかの様。そのちょっと前は、小さいザリガニ。脱皮の時期かと。
そんな風に魚の食べ物観察も必要な訳で、、、それも残酷とか言われてしまうのかな。
そんなこんなで夜も更けてくると、期待が高まるあのお方。
Hecht 55cm
残念ながらこれは私のじゃない。
なぜかこの日は焦ったりしない。
割と大きめのパーチが釣れた時、見えた! 蓮の葉の下からスーッと上がってきてパクッといく
ところまで、スローモーションの様に。
もちろんそこからはテンション上がり方向なのですが、あの瞬間って意外と”無”だなと。
格好良く言えば、あの瞬間は自分が水、魚、空気、そのまわりの様々な現象と一体になる感覚。
悪く言えば、ボーッとしすぎ。
前述の方、”地獄の黙示録”のマーロン・ブランドがそんな風なこと言っていたなぁなんて思い
ながら歩いていると頭の中はもちろんドアーズ。
Hecht 60cm
そして本題の彼が!
スピナーで探る場合の”3投目の真実。
3回狂いなく同じ場所、同じ早さ。
まったく想像の話になりますが、一投目から感じた気配。二投目も慎重に。三投目に来るのが
わかった。見えたのか見えてないのかは今でも謎。たぶん水が動いていた?いや、でも見えるか?
まさに潜水艦のように音も立てずにスーッと近づいてくるのが。ここで切り替わるドイツ映画”Uボート”のテーマ。
一投目ー ふーん、なんやろ、おもしろそう。
二投目ー お、これならいける。(ここで彼は全てを計算する。どの角度で、どの速さで獲物まで辿り着けるか。)
三投目ー 実行スイッチを押す。あとは自動操作のように何の躊躇もなく計算した通りの動きを
自分にさせる。
まさにU96。(←自動の時代ではなかったから、体格と動き方と威圧感のこと)
そんな釣り方が楽しいかと言われるとちょっと悩みますが、この職人技の感覚も好き。
もしくはやったことないけど武道とか。
近くで誘われる物に喰いつく時とは違う感覚。試されている(見られている)というのと、
喰いつくときのあのやんわりとしかし敏速に吸い込ませる感覚。
それにこの魚雷型の体が水を上品にかきわけて進む姿を想像しただけでわくわくする。
11時も過ぎ、暗くなったので帰宅し、撮影会、捌いて、と庭で頭に懐中電灯という姿を近所の人に
見られた。。
*決して戦争映画好きではありません。。たまたま最近、二つともテレビでやっていたので。
でも5年に一回は見たくなるいい映画だと思います。是非ディレクターズカット判を!
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サイトフイッシング興奮しますねえ~
ReplyDeleteロウニンアジのバイトは一瞬ですが、
ものすごくスローモーションに感じるのは不思議。
食いそこねをトゥィッチングにて再バイトさせたときのヨロコビ。
雷魚はもっとゆっくりしたテンポ。
水面のウィードがゆれ、フロッグに忍び寄る怪しい影。
向こうは捕食する距離を詰める、こっちは食いやすいように誘う。こちらは向こうの攻撃を待つ立場なのに、こっちの攻撃衝動もビンビンになる不思議な感覚。
まあそういう視覚的興奮が無くても、いきなり「ズドン」ではじまるジギングもいいですが。
ちなみにBGMは最近はもっぱら脳内ラジカセですが、
開高ファンとしてワーグナーフルボリュームやりました。
大兄曰く音のユンケル皇帝液、ワルキューレの騎行あたりはむちゃくちゃききます。
ちなみに戦争映画大好きですが、なかでも潜水艦物いいですねえ~
眼下の敵、U-571、最近見た、「真夏のオリオン」も良かったです。敵を探り、裏をかくやり取りは釣りに似てる感じがしますね。
あはは、脳内ラジカセ!
Deleteこちらは魚の種類が少ないので、違いを楽しむことは
なかなか出来ませんが、その狙った魚への感覚の違い、
初心者なので何となくですが分かります!
ワーグナーか、、、
土地柄、好きな人多すぎ。学校でワーグナーナイトなるものに
強制的に参加させられ、一晩中3mくらいあるスピーカの間に
寝袋敷いて”台詞を読みながら”聴きました。
うとうとしていても起きちゃうんですよね、ワーグナー。。
何度もシンバルで頭を殴られた。
それ以来悪夢化してしまって。
昨日のBGMは羊でしたが、、