Wednesday, 24 July 2013

Renovierung 改装工事にマイスターの救済






今年もにわとり小屋の改装工事が始まっています。

このところの暑さの中、汗だく埃まみれでかなりヘトヘト。。

ずっと先延ばしにしていた一番嫌な作業=天井の解体はひどかった。体に悪そうな建築資材と

長年クマネズミの住処になっていたであろう痕跡がバラバラと上から降ってくるので、暑くても

マスクにホオカムリに防護メガネ、長袖長ズボンと可笑しなダイエットでもしているくらい汗が出る。


そんな中、救世主のごとく現れた大工ドイツマイスター。


Mit Hilfe eines Meisters ist die Zwischenwand innerhalb 3Std. fertig.


3時間足らずで、壁とドアが完成。

規程サイズではない廃材を利用してもらったのに、さっさと作っちゃった。

赤いギンガムチェックのシャツに赤いサスペンダーという出立で現れ、作業中ずっと口笛を吹いてる。

朝は6時半きっちりに、最初のマルノコの音が響き、私が朝食を食べ終わった9時すぎにはこの壁が

出来上がってたから、本当の朝飯前。


観察していましたが、ムダがないんです。

ノコギリと金槌を取りに行ったり探したり、ボルトが手からバラバラ落ちたり、頭の上に乗っている

メガネを探したりすることがない。

しかもこの方、休憩を取らない。

前に雇っていた助っ人は、タバコを吸って現場を眺めていた時間の方が長かったんじゃないか?


でも、ふと考えたのが、この人の下で働くの大変そう。。

ドイツ語でよく出てくるのが Pünktlichkeit  (時間厳守)。

日本人には当たり前の事かもしれないけれど、南ヨーロッパ人には理解できない制度らしい。

時間を聞いたら、”6時半を5分回ったところ”と答える方々に、6時半でええやんと突っ込みたくなる。

今回も今日中に終わらせるべき所に向けて、昼食抜きで口笛を吹き続けていましたとさ。



私の仕事場の新しいドアが届く。

Meine neue Tür


für Mädchen!

女子専用でございます。

おっぱいが落書きされてる。。。









6 comments:

  1. 待ってました、にわとり小屋の続編!
    暑い中ご苦労さまです。
    ドイツの職人さん、やる人はやりますよね。
    6時半から仕事!うちの州の職人より早いですその人。
    (私達は早起きです!が州のキャッチフレーズなの)

    早く帰りたいから、無駄がないんでしょうね。
    pünktlichkeitは制度!? 笑
    いや、ドイツでは性格ではなく、やっぱり制度だわ。

    でき上がりが楽しみです。

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    1. 州のキャッチフレーズ!!
      いやぁ私には住めそうにないところです。。

      でもなぜか、電車が常に遅れたり、大きな会社の作業員が
      平気ですっぽかしたり、というのはまた別の話なんでしょうか。
      その辺、まだまだ謎ですが、、、。
      そうなんです。性格というより、職人の世界は概要に制度化している
      気がしますね。それにうんざりしている外国人の方、多いです。

      このくそ暑いときに、寒さ対策を考えなければならないのは
      頭が痛いところ。。

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  2. 女の子の絵、落書きを確認しようと、思わずクリックして見てしまいました(笑)
    トイレの戸、ってわけじゃないんですよね。
    Pünktlichなマイスター、頼もしい!
    うちの義兄がこういうタイプ。
    大工じゃないけど、作業場とか道具とかものすごくきちんとしていて、物を借りた時に返すの、妙に緊張するんです。
    んで、確かに手伝う人、長続きしない。。。
    たぶん一人の方がストレス少ないんでしょうね。

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    1. 元小学校の女子トイレの戸なんですが、偶然男子用では
      なかったのが可笑しくて。。

      その道具の整理、私もこちらで見た効率の良さを見習いたいと
      思い、未だに習得できないのであります。
      あれは、一つ欠けるとすぐに見破られてしまう術ですよね。。

      この口笛を四六時中聞かされて、辞めて行った弟子もいるんだろうな。。
      そして、この口笛もストレス対策かも。吹いている間は何も考えないという。
      義兄さまのストレス対策ご観察下さい!

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  3. ドイツ人と意気投合すると、今でも言う人いるらしいですねえ。
    「ヘタリア抜きでやろうぜ!」もうネタ化しているんですか?
    知り合いがこう返したそうです。
    「大丈夫、混ぜてやっても。あいつら待ち合わせに絶対遅れるから」大うけだったとか…

    今いる国は守らない方です。なんせ「Jam karet」って単語あるくらいですからねえ…

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    1. こちらではネタ化し過ぎているくらい、そんな受け答えが
      幾バージョンもありますよ(笑)
      日本が出てくることはさすがにもうないですが、
      伊、仏はどうしても馬鹿にしたい対象のようで。。

      分かります。そちらの国から来られた方々は、慣れるまで
      かなり精神的に参ってしまっていましたから。。
      いや、この人たち一生慣れないかも、、と思う今日この頃。

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